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プレスリリース2006年度
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報道関係者各位
2006年2月20日
ファイザー株式会社
ファイザー会長兼CEOハンク・マッキンネルの著書
日本語版が発売
-「ファイザーCEOが語る 未来との約束」-
ご参考
この度、ファイザー社会長兼CEOハンク・マッキンネルの著書「ファイザーCEOが語る 未来との約束」(原題:‘A Call to Action’)が2月20日にダイヤモンド社から出版される運びとなりましたのでお知らせいたします。
本書は、昨年の5月に米国で発行された著作の日本語訳であり、現在ファイザー社の会長兼CEOを務めるマッキンネルが、30年に渡る製薬業界での経験をふまえつつ、これからの世代に安心できる世界を引き継いでいくための、あるべきヘルスケア制度について語ったものです。マッキンネルは本書を通して、「次の世代に恥じないヘルスケアシステムを残すために、私たちは行動を起こさなければならない」と読者に訴えかけ、個人、企業、社会全体のそれぞれのレベルで考えなければならない課題を提示するとともに、とるべき具体的アクションを「10の提言」として提唱しています。
本書の中でマッキンネルは、米国を始めどの国においても現在真の「ヘルスケア」制度は存在せず、病気にかかってから診断、治療、管理する「シックケア」の制度しか存在していないと指摘しています。その上で、現在の制度の危機を解決するには、医療へのアクセスを制限したり、医療費をやみくもに抑制することではなく、「健康を守ることへの投資」こそが必要であるとして、予防、教育や早期診断・早期治療の重要性を繰り返し語っています。日本でも、医療や保険制度について様々な議論が交わされている中、ヘルスケア業界の関係者のみならず、多くの方々に読んでいただきたい一冊です。
著者 ハンク・マッキンネル略歴
ファイザー社会長兼CEO、ビジネス・ラウンドテーブル議長
1971年にファイザージャパンに入社。その後、ファイザーイラン及びアフガニスタンのカントリーマネジャー、アジア地区担当プレジデントなど世界各地の拠点でポストを歴任。ファイザー社のプレジデント兼最高執行責任者(COO)、エグゼクティブ・ヴァイス・プレジデント、最高財務責任者(CFO)、医療用医薬品部門のプレジデントなどを経て、2001年に会長兼CEOに就任。
ブリティッシュコロンビア大学で経営学学士号取得。
スタンフォード大学院にて経営学修士号(MBA)および博士号取得。
1943年2月23日生まれ。
添付資料
『ファイザーCEOが語る 未来との約束』 要旨
本書の中で、現ファイザー社 会長兼CEOを務めるハンク・マッキンネルは、30年以上に渡る自らの製薬業界での経験を振り返りながら、誰もが利用できる効率のよい包括的なヘルスケア・システムをどうすれば手に入れることができるかについて提言しています。
本書は大きく分けて3つの部から構成されています。第一部では現在の米国の陥っている医療制度の危機について述べています。現在、米国を始めとする世界中では、真の「ヘルスケア・システム」ではなく、病気を診断し、治療し、管理する「シックケア」のシステムしか存在していません。「ヘルスケア」を語る時、実際には「ヘルス(健康)」のケアではなく、「シック(疾病)」のケアについて論議しているのです。米国では毎年2兆ドル近くがこの「シックケア」に投じられているにもかかわらず、制度を利用できない人が数千万人にのぼっています。医療費の抑制にこだわりすぎていること、医療を受ける患者の側ではなく医療の提供者側が制度の中心となっていること、そして病気の急性期に治療を提供することが制度の主目的とみなされていることが、現行制度の3つの大きな間違いであるとマッキンネルは指摘しています。
第二部では、米国の製薬業界についてとりあげています。米国では自由薬価制度をとっており相対的に処方薬の値段が諸外国に比べ高いこともあって、一般的に日本とくらべて製薬業界への風当りや批判は大きいのが実情です。ここでは、なぜ処方薬が高いのか、なぜ製薬会社が広告に資金を投じるのかなど、折に触れ呈される疑問について解説するとともに、健康を実現するためのシステムについて提言しています。例えば、米国では日本のような国民皆保険の制度は存在しませんが、消費者自身が考えて自ら選択できるような新しい医療保険の方式の導入を提言しています。マッキンネルが導入を提唱しているのは、「医療貯蓄口座(HSA)」と呼ばれる方式で、非課税の医療費専用口座(HSA)に貯蓄を積み立てておき、医療を受けることが必要になった場合は、医療費を保険ではなく個人の貯蓄で賄うというものです。自らの貯蓄で払うため、どの医者にかかりどのような医療を受けるかについて個人が選択する事になります。これによって無駄な使いすぎを防ぎ、市場原理に適った効率のよい医療の選択につながり、結局は医療費の増加と医療の質の低下になると語っています。
第三部では、これまで述べてきた考えの総括として、実際に私たちがどのようなアクションを今とるべきか、下記10の提言を行い、それぞれについて解説しています。
(1)
自分の健康には自分で責任を持つ
(2)
被用者医療保険プランを改革する
(3)
医療過誤賠償責任制度に代わる医療専門裁判所を設置する
(4)
消費者向け広告(DTC広告)を改善する
(5)
保健医療貯蓄口座(HSA)を導入する
(6)
貿易協定を活用して「タダ乗り」を防ぐ
(7)
イノベーション奨励策を講じる
(8)
電子カルテを定着させる
(9)
企業市民活動を促進する
(10)
世界保健部隊を創設する
マッキンネルは、本書全体を通じて、現在の医療制度の危機を解決するのは医療へのアクセスの制限や医療費の抑制ではなく、「健康への投資」だと繰り返し述べています。つまり、病気になってから治すことにコストを投じるのではなく、どうすれば健康を守り病気を予防できるかに投資すべきという考えです。予防は健康増進に役立つのみならず、疾病からくる社会的・精神的な苦痛も回避することができ、また病気の治療にかかるコストの軽減にもつながるからです。予防、教育、早期診断・早期治療をより重視し、優れた医師や最新の治療と薬でサポートすることで、健康で元気に、そして安心して過ごせる社会の実現に近づくことができるのです。
改革の実行には多くの課題がありますが、負担を恐れず行動することなくしては何も変わりません。マッキンネルは、「わたしはこの本を新米おじいちゃんの視点で、孫たちのためにより健康な世界を残したいという思いを込めて書き綴ってきた。孫たちのためにどんな未来を築いてやれるのか、みんなで考えようではないか。何百万もの小さな子供たちは、私たちに頼っている。彼らを失望させてはならない」と締めくくっています。
● 「未来との約束」目次
第
部 医療制度の危機
第1章 誰のための医療制度か
カナダ、アメリカ、日本-太平洋を巡って
六つの国での経験
対立から、解決に向けた協調へ
第2章 健康とは何か
定義するのは難しい
健康とは身体的なものに限らない
治療から予防へ
第3章 医療費が増える理由
請求書を押しつけられているのは誰か
医療の管理は、医療費の管理
ファイザーの医療保険プラン改革
今日の医療制度はもはや時代遅れ
第
部 ヘルスケア業界の課題
第4章 処方薬はなぜこんなに高いのか
薬は本当に高いのか
研究開発費を上乗せしているのか
医者の育成にもお金はかかる
ブランド薬とジェネリック
第5章 製薬業界の広告は多すぎるか
DTC広告のメリットとデメリット
批判に対する答え
第6章 アメリカではなぜ薬が高いのか
「タダ乗り」は本当に「タダ」か
薬価統制とイノベーションの関係
輸入をすれば万事解決か
第7章 ヘルスケア業界に競争を
医療業界の自由競争
ゼロサム・ゲームは不毛である
価値を競う「プラスサム競争」に移行せよ
競争による真のメリット
第8章 治療から予防へ発想を転換する
なぜ病気保険と呼ばないのか
現状はあまりに不平等
皆保険の財源は本当にないのか
予防/ウェルネス投資の経済効果
新しいシステムを支える五つの
フロリダ・プロジェクト
第9章 消費者に裁量を
消費者自身が考え、選択する
新しいサービスが生まれやすくなる
高額医療保険はセーフティネットとなる
HSA方式は消費者にとって得か損か
患者と医師との信頼関係を取り戻す
第10章 イノベーションを妨げるもの
増える脅威、減る資源
ワクチンの未来が閉ざされている
研究開発は使命である
第11章 情報技術を活用する
「あってはならないこと」には払わない
意思決定のコントロールではなくサポートを
第
部 次世代に向けた改革
第12章 感染症への挑戦
感染症研究所の設立
社会的投資の意義
HIV/エイズに立ち向かう
二つのパートナーシップ・プログラム
ウガンダの奇跡
プログラム実施の条件
思いがけない副産物
実践にこそ意味がある
第13章 いまこそ行動のとき
10の提言
(1)
自分の健康には自分で責任を持つ
(2)
被用者医療保険プランを改革する
(3)
医療過誤賠償責任制度に代わる医療専門裁判所を設置する
(4)
消費者向け広告(DTC広告)を改善する
(5)
保健医療貯蓄口座(HSA)を導入する
(6)
貿易協定を活用して「タダ乗り」を防ぐ
(7)
イノベーション奨励策を講じる
(8)
電子カルテを定着させる
(9)
企業市民活動を促進する
(10)
世界保健部隊を創設する
第14章 未来との約束
健康づくりが奨励される社会へ
根本から考え、腰をすえて取り組む
もはや先送りにはできない
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米国本社プレスリリース
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