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プレスリリース2006年度
報道関係者各位
2006年8月1日付け(米国現地時間)で、米国ファイザー社は禁煙治療薬である「ChantixTM(チャンティックス)」を発売いたしました。

この資料は、2006年8月1日(米国現地時間)に、米国ファイザー社が公表した「ChantixTM」発売に関するプレスリリースを日本語に翻訳再編集し、皆さまのご参考に供するものです。この資料の正式言語は英語であり、その内容およびその解釈については英語が優先します。http://www.pfizer.com をご参照下さい。
2006年8月7日
ファイザー株式会社
ファイザー社の禁煙治療薬

「チャンティックスTM(一般名:バレニクリン)」米国にて発売開始
参考資料

ニューヨーク、2006年8月1日-ファイザー社は本日、同社の経口禁煙治療薬であるチャンティックスTM(一般名:バレニクリン)を全米で発売開始したと発表しました。バレニクリンは、2006年5月に禁煙治療のための薬剤としては、ほぼ10年ぶりに米食品医薬品局(FDA)によって承認された新薬です。バレニクリンを処方された患者さんは、禁煙の専門家のアドバイスをもとにファイザーが独自に開発した「GETQUITTM 支援プラン」という行動療法プログラムに無料で参加することができます。

ファイザー社のカレン・ケイトン副会長兼ヒューマンヘルス部門プレジデントは次のように述べています。「当社は、バレニクリンの開発が、喫煙者ご自身はもちろん、その家族や友人の健康を、そして社会全体を改善するための大きなステップとなることを望んでいます。禁煙は、身体的にも精神的にも極めて難しいことです。多くの喫煙者は、その困難な禁煙プロセスに自力で立ち向かっています。喫煙者が長年の喫煙習慣から抜け出し、禁煙を達成することを支援するために、当社はバレニクリンと「GETQUITTM 支援プラン」という、個人に合わせた行動療法プログラムを提供します。これらによって、喫煙者が『タバコの無い人生』という目標を達成されることが当社の願いです。」

現在、米国の成人喫煙者は4,500万人にのぼりますが、そのうちの約70%が禁煙を望んでいます。バレニクリンは、禁煙治療における大きな進歩です。禁煙を試みている喫煙者がバレニクリンを服用すると、バレニクリンはニコチンが結合するのと同じ受容体にニコチンよりも緩やかに作用します。同時に、バレニクリンを服用中に喫煙すると、バレニクリンはニコチンが受容体に作用するのを遮断することによって、喫煙によって得られる満足感を抑えます。

バレニクリンを処方された患者さんを行動療法によって支援

ニコチン依存症は克服することが極めて困難な慢性疾患です。米国国立薬物乱用研究所(The National Institute on Drug Abuse)のニコチン依存症に関する研究報告によると、1年以上の禁煙に成功する人は7%未満であり、ほとんどの喫煙者は禁煙を開始してから数日以内に喫煙を再開します。しかし、禁煙を希望する喫煙者の場合、薬物療法と行動療法を組合せることによって禁煙の成功率が上昇することが報告されています。

「GETQUITTM 支援プラン」は、患者さんがタバコを吸いたい欲求と喫煙のきっかけを自己管理できるようになることを支援する行動療法プログラムで、禁煙の専門家からのアドバイスを取り入れながら、認知療法の手法に基づいてファイザーが開発しました。バレニクリンを処方された患者さんは、無料で同支援プランをご利用いただけます。この支援プランは、患者さんの個々のニーズに合わせた行動療法プログラムで、患者さんが喫煙につながるきっかけを認識して解決するための「Habit Changer」や、患者さんが自分の禁煙達成度を毎日確認できる機能などがあります。

アリゾナ大学家庭地域医療学部教授で行動療法専門医のScott Leischow 博士は次のように述べています。「米国公衆衛生局治療ガイドライン(U.S. Public Health Service Clinical Practice Guidelines)によると、積極的に行動療法を行うことで禁煙成功率は有意に上がります。現在、米国の多くの州では、喫煙者の喫煙欲を減退させ、禁煙を奨励する目的で分煙や職場内禁煙に関する数多くの法案が可決されています。禁煙を希望する喫煙者に対して、行動療法プログラムと治療薬が身近にあることは極めて重要です。」

禁煙のベネフィットとバレニクリンの保険適用範囲

米国において、喫煙は種々の疾患や早期死亡の主要な原因であり、これは禁煙によって予防することができます。また、喫煙による経済的損失も大きく、喫煙者は1年間に平均700ドルをタバコに費やし、米国肺協会(American Lung Association)によると、米国における喫煙による経済的損失は年間約1,670億米ドルに上ります。

しかし現在、多くの喫煙者は禁煙治療に対する保険給付を受けられる状況にありません。米国疾病管理センター(Centers for Disease Control:CDC)によると、65歳未満の米国人の66%が雇用主を通じて健康保険に加入しているにもかかわらず、禁煙治療を保険適用としている雇用主はわずか24%にすぎません。先月CDCは、「Save Lives, Save Money: Make Your Business Smoke-Free(命を守り、お金を節約しましょう:あなたのビジネスを禁煙に)」と名付けた新しい指針を発表しました。 これは、雇用主に対して特にHMO注1を見直し、禁煙治療が保険給付の対象であるかどうかを確認し、対象ではない場合は保険適用とするよう推奨しています。

処方薬を給付対象としている保険に加入している患者さんは、保険会社や雇用主にバレニクリンがご加入の保険の対象となっているかどうかをご確認ください。ファイザーは、第三者支払者と協力して、バレニクリンが保険給付の対象となるよう働きかけています。バレニクリンの価格は、各小売薬局によって異なります。

処方薬を給付対象としている保険に加入していない患者さんは、Pfizer Helpful Answersを通じてバレニクリンをご使用いただける場合があります。Pfizer Helpful Answers は、処方薬を給付対象としている保険に加入していない方々に、多くのファイザー製品を安価でご使用いただくためのプログラムで、年齢や収入に関係なくどなたでもご利用になれます。限られた収入の方々にはファイザーの医薬品を無料でご使用いただける可能性もあります。詳細は、www.PfizerHelpfulAnswers.comをご覧ください。

臨床試験で明らかにされたバレニクリンの有効性

同一デザインの2つの臨床試験において、バレニクリン(1mg、1日2回)を12週間服用した患者群の禁煙率が44%であったのに対して、ブプロピオンSR注2(150mg、1日2回)を服用した患者群では約30%、プラセボ群で約18%でした。また、別の試験において、バレニクリンを12週間服用した後に禁煙していた患者さんがバレニクリンまたはプラセボをさらに12週間服用したところ、24週間後にはバレニクリンを服用した患者さんの70.5%が禁煙を継続していたのに対して、プラセボを服用した患者さんの禁煙率は50%でした。

バレニクリンの用法・用量に関する情報

バレニクリンの推奨用量は1mg、1日2回で、最初の1週間に用量を漸増します。バレニクリンは利用しやすい包装を採用しており、1ヵ月分のパッケージには1週間分の薬剤が4包入っています。

安全性情報

バレニクリンの効能・効果は、成人喫煙者に対する禁煙治療薬です。

臨床試験におけるバレニクリンの主な副作用(10%超)は、吐き気、頭痛、不眠症、および夢の変調でした。

吐き気はバレニクリン(1mg、1日2回)を服用した患者さんの約30%に発現し、約3%の患者さんが12週間の服用期間中に吐き気が原因で治療を中止しました。吐き気は全般的に軽度または中等度であり、多くの場合一過性でしたが、一部の患者さんでは服用期間を通じて発現しました。

重度の腎機能障害を有する患者さんの場合、バレニクリンの用量を調節することを推奨します。バレニクリンの副作用により患者さんの忍容性に問題がある場合は、一時的あるいは継続的に低い用量を用いることもあります。

ファイザーは、2005年11月に欧州における禁煙治療薬としてのバレニクリンの販売承認申請書を提出しました。日本では本年6月に製造販売承認申請を行いました。

バレニクリンに関する詳細はwww.chantix.comをご覧ください。

注1 HMO:Health maintenance organizations の略。米国の代替供給制度の一つ。医療供給設備と医師、それに保険者の機能を一本化した組織のこと。加入者は、毎月定額の会費を払い病気やけがをした場合、指定の医師または医療機関で治療を行なう。
大阪医薬品協会 教育研修委員会『Medical Representatives用語集』(大阪医薬品協会、2003年2月)
注2 ブプロピオンSR(bupropion SR):製品名 ザイバン(Zyban)、日本国内では未承認

以上
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