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プレスリリース2007年度 このページを印刷する

報道関係者各位
 
2007年6月20日
ファイザー株式会社
「SutentR」(スニチニブ)単剤療法が
全ての進行性腎がんの無増悪生存期間を延長
進行性肝がんにおいても有望な抗腫瘍活性を認める
シカゴ、6月3日-ファイザー社は本日、進行性腎細胞がんのファーストライン治療を検討する第相試験において、SutentR(製品名:スーテント 一般名:リンゴ酸スニチニブ)の経口単剤療法に関する新データを発表しました。これによると、生存予後が最も悪い患者を含む全ての予後リスク因子グループにわたり、インターフェロン(IFN-)との比較において、スーテントによる無憎悪生存期間の延長が認められました。

同データは、肝がんなど数種類の腫瘍において実施された第相試験の結果とともに、第43回米国臨床腫瘍学会(American Society of Clinical Oncology:ASCO)で発表されました。

進行性腎細胞がんは、発症は稀ですが難治性で重篤な腎臓がんのひとつです。米国の腎臓がん患者は20万人以上で、約12,890人が腎臓がんにより年内に死亡すると予測されています。

スローン・ケタリング記念がんセンターの担当医でスーテントの第相試験の主任治験医師であるロバート・モッツアー医学博士は次のように述べています。「スーテントは進行性腎臓がんの治療に新しい展望をもたらします。検討を行った全ての患者グループにおいて無増悪生存期間の延長が認められ、膨大な数のエビデンスが進行性腎臓がん治療におけるスーテントの有効性ならびに安全性を立証しています」。

スーテントはマルチターゲット型チロシンキナーゼ阻害剤とよばれる分子標的薬で、腫瘍の成長に必要な酸素や栄養を供給する血管新生を抑制し、細胞増殖を抑制します。未治療の進行性腎細胞がん患者750名を対象とした無作為化第相試験の最新解析は、以下のような結果を示しています。

スローン・ケタリング記念がんセンターの各予後リスク因子グループにおいて、スーテントまたはIFN-によって延長した無増悪生存期間(スーテント対 IFN-)。
・低リスク(リスク因子、0): 14.5ヶ月 対 7.9ヶ月
・中リスク(リスク因子、1-2): 10.6ヶ月 対 3.8ヶ月
・高リスク(リスク因子、3以上): 3.7ヶ月 対 1.2ヶ月
スーテントによる無増悪生存期間はIFN-の2倍を超えました(11ヶ月対5.1ヶ月)。
IFN-との比較において、スーテントによる奏効率は、治験医師の評価(46%対12%)および第三者による中央判定(independent central review)(39%対8%)の双方で有意に改善し、腫瘍サイズにおいても測定可能な効果をもたらしました。

さらに、2,000人を超える腎細胞がん患者を対象とした、現在進行中のスーテント単剤療法の多施設共同、非盲検、拡大評価試験によるデータも、ASCOにおいて発表されました。これらのデータには、脳転移、非淡明細胞型腎臓がん、および米国東海岸癌臨床試験グループ(Eastern Cooperative Oncology Group:ECOG)評価が2以上といった、治療が困難な患者が含まれており、スーテントの安全性を立証しています。

サイトカイン抵抗性進行性腎臓がん患者を対象とした2件の単群第相試験の併合解析結果も本日発表されました。スーテント経口単剤療法を受けたサイトカイン抵抗性腎臓がん患者168人を対象とした試験のデータでは、奏効率45%、無増悪生存期間8.4ヶ月間(中央値)、および全生存期間19.9ヶ月間(中央値)が示されました。患者の47%は2年フォローアップ時点においても生存が認められました。

ファイザー社ではさらなる進行性腎臓がんにおけるスーテントの可能性を探求しており、現在、がん再発リスクを持つ患者において、手術直後の補助療法における第相試験2件を治験中です。

ファイザー社腫瘍領域開発部門の責任者であるチャールズ・ボーム医学博士は次のように述べています。「スーテントが単剤治療としても、また他剤との併用においても有効な結果を示し続けていることは、今後のさまざまながん治療において、スーテントが果たす役割に期待を抱かせるものです。このエビデンスに基づき、ファイザー社は、乳がん、肝がん、結腸直腸がん、肺がんなど、最も蔓延し治療が困難な種類のがんを対象とした第相臨床試験を通じて、スーテントの潜在的有用性を探求します」。


進行肝がんにおける第相試験
がんと共に生きる人々のための新たな治療の選択肢を探求するファイザー社の取組みの一環として、進行性肝がん、肝細胞がんなど他の種類の腫瘍においても、スーテントに関する臨床試験が実施されています。進行性肝がん、肝細胞がんは、毎年約100万症例が報告される、世界的に最も有病率の高いがんの一種です。

進行性肝がん患者37名を評価した非盲検第相試験による肯定的なデータも、今週ASCOにおいて発表されました。所見ではスーテント単剤療法による抗腫瘍活性が示されています。腫瘍密度または腫瘍サイズの減少が、スーテント治療を受けた患者の68%に認められました。さらに、血流量および腫瘍に達する血液量ともに平均39%減少しました。このような結果を得て、ファイザー社は進行性肝がんを対象に第相試験を開始する予定です。

スーテントR(Sutent)(一般名:リンゴ酸スニチニブ)について
分子標的薬であるスーテントは経口投与可能な新規抗悪性腫瘍薬で、マルチターゲット型チロシンキナーゼ阻害剤とよばれ、腫瘍増殖と血管新生に関与する受容体チロシンキナーゼを選択的に阻害する低分子化合物です。

スーテントは進行性腎細胞がん(RCC)およびメシル酸イマチニブの使用に際して疾患進行や不耐性が生じた消化管間質腫瘍(GIST)の治療に対する使用が承認されています。

現在、腎細胞がんに対する有効な薬剤は限られており、また消化管間質腫瘍に対し使用されている薬剤も、治療継続とともに多くの症例でその耐性が生じてきており、治療抵抗性または不忍容を示した患者に対する有効な治療法はないと言われています。このような状況のため、今日、腎細胞がん及び消化管間質腫瘍に対する医療ニーズは非常に高く、より有用性の高い新しい治療法が待ち望まれています。

スニチニブは米国で2006年1月に承認され、現在、欧州を含む世界40ヶ国以上で承認されています。日本においては現在、承認申請中です。

スーテントに関する詳しい情報についてはwww.pfizer.comをご参照下さい。

英文プレスリリース:
http://mediaroom.pfizer.com/portal/site/pfizer/index.jsp?ndmViewId=
news_view&newsId=20070603005057

SINGLE-AGENT SUTENT PROLONGED PROGRESSION-FREE SURVIVAL ACROSS ALL ADVANCED KIDNEY CANCER PATIENT RISK GROUPS, INCLUDING THOSE WITH POOREST PROGNOSES, DATA SHOW

Promising Anti-Tumor Activity Also Seen in Advanced Liver Cancer
以上
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