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プレスリリース2007年度 このページを印刷する

報道関係者各位
この資料は米国ファイザー社が、6月2日(米国現地時間)に発表したプレスリリースを日本語に翻訳再編集し、皆さまのご参考に供するものです。この資料の正式言語は英語であり、その内容およびその解釈については英語が優先します。
2007年6月29日
ファイザー株式会社
非小細胞肺がん患者に対する
「SutentR」(スニチニブ)などの新データ発表
参考資料

シカゴ、6月2日 - ファイザー社は、第43回米国臨床腫瘍学会(American Society of Clinical Oncology:ASCO)において、SutentR(製品名:スーテント 一般名:リンゴ酸スニチニブ)と、現在治験中の化合物CP-751,871およびAxitinib(アキシチニブ)(AG-013736)に関するデータが、非小細胞肺がんの患者において活性を認めたと発表しました。

ファイザー社で腫瘍領域開発部門の責任者であるチャールズ・ボーム医学博士は次のように述べています。「当社は、米国において死亡率の高い非小細胞肺がんの革新的な治療薬の開発に取り組んでいます。本日発表されたデータは、がん細胞を標的とする私たちの多元的なアプローチに裏付けを与える結果となりました」。

リンゴ酸スニチニブに関するデータ
血管新生抑制および細胞増殖抑制活性を持つマルチターゲット型チロシンキナーゼ阻害剤であるスーテントの抗腫瘍活性を検討する第2相試験から、新たなデータが示されました。
この試験では、化学療法の治療歴が1-2回ある、進行・再発性非小細胞肺がん患者47名に、スーテント単剤(1日37.5mgを連続投与)を投与し、安全性および有効性を検討しました。その結果、奏功率は2.1%であり、17%の患者に病状の安定が認められました。全生存期間(中央値)は37.1週間であり、無増悪生存期間(中央値)は12.3週間でした。忍容性に問題はありませんでした。最も多い有害事象として、疲労、呼吸困難および下痢が認められました。
これらの所見は、ファイザー社が年内に開始を予定している進行性非小細胞肺がんの第3相試験における理論的根拠をさらに裏付けるものです。

CP-751,871に関するデータ
CP-751,871に関して現在進行中の第2相試験(無作為化、非比較、多施設共同試験)の中間解析についても発表が行われました。この試験では末期非小細胞肺がんの患者73名についての評価を行いました。標準治療(パクリタキセルおよびカルボプラチン)と併用したCP-751,871による治療を受けた患者の46%に奏功し、腫瘍が部分的または完全に消失しました。非小細胞肺がんの一種である非腺がん患者では、CP-751,871、パクリタキセルおよびカルボプラチンの併用治療を受けた患者の52%に奏功を認めました。パクリタキセルおよびカルボプラチンのみを投与された患者では約1/3(32%)に奏功を認めています。CP-751,871は単剤として、またパクリタキセルおよびカルボプラチンとの併用においても、高い忍容性を示しました。最も多い有害事象は、高血糖、疲労、好中球減少および神経障害でした。
CP-751,871は、がん細胞の増殖や生存に重要な特定の細胞シグナルを遮断する分子標的薬で、IGF-1R(インスリン様成長因子-1受容体)経路のシグナル伝達を標的に阻害します。

テキサス大学MDアンダーソンがんセンターの胸部および頭頚部内科腫瘍学教授のダニエル・カープ医学博士は次のように述べています。「非小細胞肺がんは治療の選択肢が限定された複雑ながんです。肺がんの進行に重要な経路を標的としたこの新規化合物について研究を行うのは非常に意義のあることです。ASCOで発表されたCP-751,871は、今後医師がそれぞれの患者に合わせたより適切な治療法の選択を助けるデータとなります」。

Axitinib(アキシチニブ)に関するデータ
経口投与可能なVEGFR 1、2、3(血管内皮増殖因子受容体1、2、3)選択的阻害剤であるアキシチニブにおいても、有望な結果が示されました。

2相試験(多施設共同、非盲検)では、進行性非小細胞肺がん患者32名(78%が化学療法既治療)においてアキシチニブの有効性と安全性を評価しました。アキシチニブは単剤で活性を示し、奏功率は9%、また全生存期間(中央値)は約15ヶ月間でした。またアキシチニブはこの患者集団において優れた忍容性も示しました。最も多い有害事象は、疲労、食欲不振、下痢および高血圧でした。
アキシチニブは、血管新生抑制剤として知られる治療法で、腫瘍血管の新生を防ぐことによって腫瘍の増殖に必要な血液や栄養の供給を阻害します。

PF-3512 676に関するデータ
(訳注:PF-3512 676は、本リリース後、6/20付で米国での非小細胞肺がんの臨床試験の中止が発表されています)

ファイザー社ではまた、Toll様受容体(Toll-Like Receptor:以下TLR)9作動に基づく新規の免疫治療薬、PF-3512 676を開発中です。ファイザー社の非小細胞肺がんに向けた研究で最も研究開発が進んでいるのがこのPF-3512 676です。ASCOにおいてデータは発表されていませんが、2本の第3相試験において、患者登録が最近完了しました。

PF-676に関するデータ
PF-676はTLR9作動薬で、サイトカインおよびケモカインカスケード、およびそれに続くT細胞活性化を誘発するために、樹状細胞を刺激します。PF-676に関する2本の第3相試験では、パクリタキセルとカルボプラチンとの併用、及びゲムシタビンとシスプラチンとの併用ですが、2005年11月に患者募集を開始し、2007年4月に登録を完了しました。これらの試験は、多国籍間、多施設共同、非盲検、2群間比較、無作為化で行われる第3相試験です。各試験の患者登録総数は約800名です。

SutentR(スーテント)(一般名:リンゴ酸スニチニブ)について
分子標的薬であるスーテントは経口投与可能な新規抗悪性腫瘍薬で、マルチターゲット型チロシンキナーゼ阻害剤とよばれ、腫瘍増殖と血管新生に関与する受容体チロシンキナーゼを選択的に阻害する低分子化合物です。

スーテントは、メシル酸イマチニブの使用に対し抵抗性及び不忍容となった消化管間質腫瘍(GIST)、および進行性腎細胞がん(RCC)の治療に対する使用が承認されています。

現在、腎細胞がんに対する有効な薬剤は限られており、また消化管間質腫瘍に対し使用されている薬剤も、治療継続とともに多くの症例でその耐性が生じてきており、治療抵抗性または不忍容を示した患者に対する有効な治療法はないと言われています。このような状況のため、今日、腎細胞がん及び消化管間質腫瘍に対する医療ニーズは非常に高く、より有用性の高い新しい治療法が待ち望まれています。

スーテントは、米国で2006年1月に承認され、現在、欧州を含む世界40ヶ国以上で承認されています。日本においては現在、承認申請中です。

スーテントに関する詳しい情報についてはwww.pfizer.comをご参照下さい。

英文プレスリリース:
http://mediaroom.pfizer.com/portal/site/pfizer/index.jsp?ndmViewId=news_view&
newsId=20070602005029


NEW DATA EVALUATING SUTENT, CP-751,871 AND AXITINIB IN PATIENTS WITH NON-SMALL CELL LUNG CANCER

Pfizer Research Presented at ASCO Focuses on Different Approaches to Cancer Treatment

以上
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