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プレスリリース2010年度 このページを印刷する

報道関係者各位
この資料は、英国ファイザー社が2010年2月16日(英国現地時間)に発表したプレスリリースを日本語に翻訳再編集し、皆さまのご参考に供するものです。
本データの詳細につきましてはhttp://www.pfizer.co.uk/をご参照ください。

英文タイトル:
EUROPEANS FUEL €10.5 BILLION ILLICIT MEDICINES MARKET
New research highlights scale of hidden fake medicines economy as
Europeans risk health and buy medicines from illicit sources

*参考ウェブサイト
英国ファイザー社提供の偽造医薬品啓発サイト
http://www.realdanger.co.uk/
2010年3月8日
ファイザー株式会社
欧州の違法医薬品市場は105億ユーロ(1兆2600億円*
* 1ユーロ 120円換算

隠された偽造医薬品の規模が調査で明らかに
違法業者からの医薬品購入と健康リスク

ロンドン、2010年2月16日−欧州の偽造医薬品市場規模は、金額ベースで年間105億ユーロ(1兆2600億円:1ユーロ120円換算)を上回るということが、過去最大級の調査で判明しました1, 2

欧州の偽造医薬品市場規模の金額ベースの測定はこれまで困難でした。しかし、この度、ファイザーが欧州14ヵ国で委託・実施した「Cracking Counterfeit Europe」という偽造医薬品調査により、偽造医薬品の巨大な闇市場経済の存在が判明しました。

欧州委員会のギュンター・フェルホイヘン副議長が欧州の国境における3,400万錠の偽造医薬品押収を発表しましたが、その数週間後には、偽造医薬品の市場規模が明らかになったというわけです3。欧州の国境で摘発された偽造医薬品の数は、2005年の56万598から2007年の408万1,056に増えました。2年で7倍に膨れ上がったことになります4,5

今回の調査では、調査対象となった14,000人の21%、つまり5人に1人(欧州の人口換算で7,700万人)が処方薬を違法な業者から購入していることがわかりました1,2。残念なことに、このような調査結果は、何千万人もの人々がインターネット経由で処方薬を買おうとしている、ということを示唆するものです。しかも、オンラインで購入した医薬品の50%から90%は偽造医薬品だと考えられています6,7

今回の調査によると、オンラインで医薬品を入手する主な理由は時間と費用の節約にあります。調査対象者の33%が「早くて便利だから」と回答しており、39%が「費用の節約」を望んでいました。

偽造医薬品には、殺鼠剤、含鉛塗料など有害な成分が含まれている可能性があります8,9。このような医薬品は、適切な資格を持たない人々によって作られることも多く6、本来の有効成分にしても、過剰や不足、あるいはまったく含まれていないこともあります10,11。その結果、こうした偽造医薬品によって健康被害が発生し、時には死に至ることもあります11

ファイザーのメディカル・ディレクターであるデビッド・ギレン博士は次のように述べています。「欧州の人々が自分の健康をリスクにさらしても非合法の医薬品に手を出し、犯罪者を儲けさせる結果となりつつあります。調査対象者の23%は、処方せん無しに処方薬を買うことにリスクが伴うとは認識していませんでした1。一方で、大半(71%)が『偽造医薬品だと思ったら買わないかもしれない』と答えています1。」

「今回の調査結果では、明らかに、社会全体に認知向上と知識普及を図る必要があるということがわかりました。多くの人に偽造医薬品の真の危険性が知られていないばかりか、購入することで犯罪者に資金提供している結果になるということに気づいていないのです。」

健康についての情報と助言をインターネットで探す人が43%以上にのぼるという現状1に照らすと、この問題は拡大の一途をたどるように思われます。「Cracking Counterfeit Europe」は、欧州における偽造医薬品の規模を明らかにし、人々が処方薬を違法な業者から買う理由を明確にするために開始された調査です。医薬品産業は、保健当局、税関、警察、業界団体などと手を組んで偽造品業者の摘発につとめていますが、今回の報告により、問題の大きな広がりと、人々が闇市場を肥やし続ける理由が明らかになりました。

安全な医薬品入手のための欧州同盟(the European Alliance for Access to Safe Medicines)のジム・トムソン議長は次のように述べています。「この調査の結果、恐るべき数の人々が適切な医療を受けずに自らの健康をリスクにさらそうとしているということが明らかになっています。処方せんなしで処方薬を買うという行為は、非常に高い確率で偽造医薬品を入手してしまうことにつながります。そんな買い物をしたがる患者さんに私が訊ねたいのは、有害反応や副作用に対し、さらには、効き目ゼロの薬に対して、どう対応するのか、ということです。」

「私からのメッセージは明白で、それは、健康でありたいなら、そして健康であり続けたいなら、医療機関で医師が、きちんと処方した処方薬のみを使用することです。」

もし入手した医薬品の出所が疑わしい場合は、主治医か保健当局に相談してください。

「Cracking Counterfeit Europe」調査について
この調査は、ファイザーの依頼に基づき、ナンウッド(Nunwood)によって実施されました。調査対象となったのは、欧州14ヵ国の男女14,000名です。調査期間は2009年10月27日から11月8日でした。

参考文献

  1. 2009年11月ナンウッド調査データ。オンライン消費者調査。参加者数14,000名。調査国は英国、ベルギー、スイス、スペイン、ノルウェー、デンマーク、スウェーデン、オーストリア、ドイツ、フランス、イタリア、オランダ、フィンランド、アイルランド(14ヵ国)
  2. ナンウッド市場人口統計2008
  3. 「インデペンデント」誌2009年12月8日号「EUで増える偽造医薬品」
    http://www.independent.co.uk/life-style/health-and-families/health-news/fake-drugs-trade-on-the-rise-eu-1835977.html
  4. 2007年度欧州連合課税関税組合報告「偽造品と著作権侵害に関する税関の活動」
    http://ec.europa.eu/taxation_customs/resources/documents/customs/customs_controls/counterfeit_piracy/statistics2007.pdf
  5. Faucherand P. 「偽造と著作権侵害問題の拡大」―税関と経済警察のための知的所有権についての標的化リスク・マネジメントの応用ワークショップにおける発表。2007年4月2-6日
    http://www.ecap-project.org/fileadmin/ecapII/pdf/en/activities/national/Vietnam/customs_apr_2007/pierre_faucherand_engl.pdf
  6. 「安全な医薬品アクセスのための欧州同盟(the European Alliance for Access to Safe Medicines)」:「偽造のスーパーハイウエイ」、2008、メディコム
  7. In-PharmaTechnologist News. Last accessed October 2009 from http://www.in-pharmatechnologist.com/Industry-Drivers/The-globaldisaster-of-fake-internet-pharmacies
  8. Solomon, S. BC 「オンライン購入したニセ薬で死んだ女性」National Review of Medicine. 2007; 4:13
  9. ファイザー社内資料
  10. WHOファクトシート:偽造医薬品 2006年11月14日改訂新版
    http://www.who.int/medicines/services/counterfeit/impact/ImpactF_S/en/
  11. WHOとIMPACTのファクトシート「偽造医薬品は毒薬!」
    http://www.gphf.org/images/downloads/impactbrochure.pdf
以上
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