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ファイザー社のIBRANCE®(一般名:Palbociclib)、FDAの迅速承認を取得
~FDAに承認された初のサイクリン依存性キナーゼ(CDK)4/6阻害薬~
~エストロゲン受容体陽性(ER+)ヒト上皮成長因子受容体2陰性(HER2-)閉経後進行乳がんを適応症とし、レトロゾールとの併用による一次治療薬として発売~

報道関係各位

2015年2月9日
ファイザー株式会社

英文タイトル:
  • Pfizer Receives U.S. FDA Accelerated Approval of IBRANCE® (palbociclib)
    - - -
    First Cyclin-Dependent Kinase 4/6 (CDK 4/6) Inhibitor Approved by the FDA
    - - -
    IBRANCE Now Available for Use in Combination with Letrozole
    as First-Line Treatment of Postmenopausal Women with Estrogen
    Receptor-Positive, Human Epidermal Growth Factor Receptor 2-Negative
    (ER+/HER2-) Metastatic Breast Cancer

米国におけるIBRANCE®承認までの経緯について

2013年4月、PALOMA-1試験の中間データに基づき、Palbociclibは米食品医薬品局(FDA)により、ER+ HER2-閉経後進行乳がんに対する一次治療薬として「Breakthrough Therapy」(ブレークスルー・セラピー。仮訳:画期的治療薬)に指定されました。
2014年8月、同試験の最終結果に基づき、ファイザー社はFDAへPalbociclibの新薬承認申請(NDA)を提出したことを発表しました。前治療歴のないER+ HER2-閉経後進行乳がんに対する治療として、レトロゾールとの併用における承認取得を目的としたものです。
2014年10月、当社は、FDAがPalbociclibのNDAを受理し、また、優先審査品目に指定したと発表しました。
2015年1月、当社は、FDAがIBRANCE(一般名:Palbociclib)に関する抗がん剤諮問委員会(ODAC)を開催しない予定であると通知したことを発表しました。処方薬ユーザーフィー法(PDUFA)に基づくFDAの審査期限は、2015年4月13日でした。

日本のPalbociclibに関する試験への参加について

日本は、今回の米国における承認のもととなったデータに含まれるPALOMA-1には参加しておりません。進行中の進行/転移性乳がんにおけるPalbociclibの2つの第III相試験PALOMA-2*、PALOMA-3**には参加しております。日本における申請時期は未定です。
*PALOMA-2試験(別名「1008試験」)=閉経後ER+ HER2-進行乳がん患者を対象に、一次治療としてPalbociclib・レトロゾールの併用とレトロゾール・プラセボの併用を比較評価する無作為化(2:1)、多施設共同、二重盲検第III相試験です。
**PALOMA-3試験(別名「1023試験」)=内分泌療法後に疾患が進行したホルモン受容体陽性(HR+)HER2-転移性乳がん患者を対象に、Palbociclib・フルベストラントの併用とフルベストラント・プラセボの併用を比較評価する無作為化(2:1)、多施設共同、二重盲検第III相試験です。

■以下の参考資料について
この資料は、米国ファイザー社が2015年2月3日(米国現地時間)に発表したプレスリリースの一部を日本語に翻訳再編集し、皆さまのご参考に供するものです。正式言語は英語であり、その内容及び解釈については英語が優先します。 http://www.pfizer.comをご参照ください。

米ニューヨーク州ニューヨーク発、2月3日 ―ファイザー社は、本日、米食品医薬品局(FDA)がIBRANCE®(一般名:Palbociclib)を迅速承認したと発表しました。適応症は、エストロゲン受容体陽性(ER+)ヒト上皮成長因子受容体2陰性(HER2-)閉経後進行乳がんに対する内分泌療法(レトロゾールと併用)をベースとした一次治療です1。この適応は、無増悪生存期間(PFS)の結果に基づき、迅速審査のもとで承認されました1。この適応での承認取得は条件付きであり、検証的試験における臨床的ベネフィットの検証が必要とされています。第III相検証試験としてPALOMA-2が進行しており、被験者の登録が完了しています。

IBRANCEは、FDAの「Breakthrough Therapy(ブレークスルー・セラピー。仮訳:画期的治療薬)」の指定ならびに優先審査プログラムのもとで審査・承認されました。

IBRANCEの新薬承認申請は、第II相試験であるPALOMA-1の最終結果に基づくものでした。PALOMA-1において、IBRANCEとレトロゾールの併用で最も多く認められた有害事象は好中球減少症でした。IBRANCEとレトロゾールの併用による重篤かつ多く認められた副作用については、このプレスリリース末尾の「IBRANCEの重要な安全性情報」をご覧ください。

ファイザー社のイアン・リード会長兼最高経営責任者(CEO)は次のように述べています。「私は、ファイザー社の研究所で創薬されたIBRANCEの臨床プログラムと、今日、乳がんコミュニティにお届けできるイノベーションを大変誇りに思っています。承認の根拠となった試験では、全身治療歴がないER+HER2-閉経後進行乳がんを対象にIBRANCEとレトロゾールの併用投与と、レトロゾール単剤投与を比較したところ、腫瘍増悪までの期間を約2倍延長し1、ホルモン療法や化学療法といったそれ以降の治療の必要性を遅らせることが示されました」

PALOMA-1では、進行がんに対する全身抗がん療法歴のないER+HER2-閉経後進行乳がんを対象に、IBRANCEとレトロゾールの併用がレトロゾール単剤と比較してPFSを延長し、試験の主要目的を達成しました。IBRANCEとレトロゾールの併用投与におけるPFSの中央値は20.2カ月(95% CI: 13.8、27.5)であり、レトロゾール単剤投与におけるPFSの中央値10.2カ月(95% CI: 5.7、12.6)と比較して、PFSを大きく改善しました(HR=0.488 [95% CI: 0.319、0.748])。測定可能病変を有する患者群における奏効率は、治験担当医師による評価において、IBRANCEとレトロゾールの併用がレトロゾール単剤を上回りました(それぞれ55.4%,39.4%)1。PALOMA-1はジョンソン総合がんセンターのレブロン/UCLA女性ガン研究プログラムと共同で実施され、治験総括医師はDr. Dennis Slamonでした。

ファイザー社オンコロジー事業部門の臨床開発及びメディカル・アフェアーズ担当シニア・ヴァイス・プレジデントであるDr.Mace Rothenbergは次のように述べています。「IBRANCEの承認は、ファイザー社の革新的コアと強力なアカデミアとのパートナーシップがいかに結びつき、最新のサイエンスを有意義な新薬に結実させうるかということを証明するものです。当社は、ER+HER2-閉経後進行乳がん患者さんに、レトロゾール単剤よりも大きな改善を示した一次治療薬を提供することができるようになりました1。IBRANCEは重要な科学的進歩の象徴であり、新しいクラスの抗がん剤であるCDK 4/6阻害剤の中で、初めてFDAの承認を受けた医薬品です」

Metastatic Breast Cancer Network (MBCN)のプレジデントであるShirley Mertzは次のように述べています。「進行乳がん患者さんは、進行がんに対する治療のさらなる進歩とより多くの治療選択肢を切望しています。IBRANCEの承認は大きな前進です。この重要な医薬品が、多くの患者さんに使用可能となったことに深く感謝しています」

【IBRANCE(一般名:Palbociclib)の重要な安全性情報】

  1. ※広報注)米国における承認時の安全性情報です。

好中球減少症:IBRANCEによる治療において、好中球減少症が多く報告されています。無作為化第II相試験におけるIBRANCEとレトロゾールの併用において、グレード3(57%)または4(5%)の好中球数減少が認められました。発熱性好中球減少症を引き起こす可能性があります。

IBRANCEによる治療を開始する前、各サイクルの初日、最初の2サイクルの14日目および臨床的に必要な場合、全血球数をモニタリングしてください。グレード3の好中球減少症が認められた場合は、全血球数を1週間後に再度検査することを検討してください。グレード3または4の好中球数減少症が認められた場合は、投与中断、減量、または治療サイクル開始の延期をお願いいたします。

感染症:IBRANCEとレトロゾールの併用において、レトロゾール単剤よりも高頻度で感染症が報告されています(それぞれ55%、34%)。グレード3または4の感染症は、IBRANCEとレトロゾールの併用で5%に認められ、レトロゾール単剤では認められませんでした。感染症の兆候と症状をモニタリングし、必要に応じて適切な治療を実施してください。

肺塞栓症(PE):PEはIBRANCEとレトロゾールの併用において5%に認められ、レトロゾール単剤では認められませんでした。PEの兆候と症状をモニタリングし、必要に応じて適切な治療を実施してください。

妊娠と授乳:IBRANCEを妊婦に投与した場合、その作用機序から、胎児に障害を引き起こす可能性があります。妊娠する可能性のある女性には、本剤投与中および最終投薬から少なくとも2週間の間は避妊するよう指導してください。本剤投与中に妊娠した場合もしくは妊娠が疑われる場合は、医師に相談するよう助言してください。本剤投与中は授乳を控えるよう指導をお願いいたします。乳児に重篤な有害事象が起きる可能性があります。

その他の血液毒性:ヘモグロビン減少(83% vs 40%)、白血球減少(95% vs 26%)、リンパ球減少(81% vs 35%)および血小板減少(61% vs 16%)が、IBRANCEとレトロゾールの併用において、レトロゾール単剤よりも高頻度で認められています。

有害事象:第II相試験において、IBRANCEとレトロゾールの併用とレトロゾール単剤で認められた全グレードの有害事象(≥10%)は、好中球減少症(75% vs 5%)、白血球減少症(43% vs 3%)、疲労(41% vs 23%)、貧血(35% vs 7%)、上気道感染(31% vs 18%)、悪心(25% vs 13%)、口内炎(25% vs 7%)、脱毛(22% vs 3%)、下痢(21% vs 10%)、血小板減少症(17% vs 1%)、食欲不振(16% vs 7%)、嘔吐(15% vs 4%)、無力症(13% vs 4%)、末梢神経障害(13% vs 5%)、および鼻血(11% vs 1%)などでした。

IBRANCEとレトロゾールの併用において、レトロゾール単剤よりも高頻度で認められたグレード3または4の有害事象(≥10%)は、好中球減少症(54% vs 1%)、白血球減少症(19% vs 0%)などです。IBRANCEの投与を受けた患者さんにおいて最も多く報告された重篤な有害事象は、肺塞栓症(4%)および下痢(2%)でした。

用法・用量:IBRANCEの推奨用量は1日1回125mg経口投与、28日間を1サイクルとし、その後7日間休薬します。食後にレトロゾール2.5 mg(1日1回連続投与)と併用投与してください。
毎日ほぼ同じ時間に服薬するよう患者さんに指示してください。

カプセルは丸ごと飲み込んでください。破損している場合や割れている場合は飲まないでください。吐き出したり飲み忘れたりした場合は、その日は追加で飲まないでください。翌日、処方に従って決まった時間に服用してください。

有害事象によっては、その対処のために投与の一時中断、投与延期、減量あるいは投与中止が必要になる可能性があります。IBRANCEの用量調整が推奨されますが、安全性と忍容性は主治医が患者さんごとに個別に判断してください。

物相互作用:強力なCYP3A阻害剤との併用は避けてください。強力なCYP3A阻害剤を投与しなければならない場合は、IBRANCEの用量を75 mg/日に減量してください。強力なCYP3A阻害剤を中止する場合は、IBRANCEの用量を(強力なCYP3A阻害剤の3-5半減期後に)強力なCYP3A阻害剤併用開始前の用量まで増量してください。グレープフルーツまたはグレープフルーツジュースはIBRANCEの血中濃度を上げる可能性がありますので、避けるようにしてください。

強力な、および中等度のCYP3A誘導剤との併用を避けてください。治療域の狭いCYP3Aの基質薬剤は、IBRANCEによって曝露量が増える可能性がありますので、用量を減らす必要があります。

肝障害および腎障害:中等度から重度の肝障害または重度の腎障害(CrCl <30 mL/min)患者を対象とした試験は実施していません。

【IBRANCEについて】

IBRANCEは、サイクリン依存性キナーゼ(CDK)4/6の経口阻害薬です1。CDK4/6は、細胞周期の調節に主要な役割を果たしており、細胞増殖を引き起こします2,3。IBRANCEは、米国において、ER+HER2-閉経後進行乳がんの一次治療(レトロゾールとの併用)を適応症としています1

ER+HER2-閉経後進行乳がんを対象としたIBRANCEの有効性は、無増悪生存期間を評価した試験の結果に基づいています1。この適応での承認取得は条件付きであり、検証的試験における臨床的ベネフィットの検証が必要とされています。
IBRANCEは、米国外の市場においては、いかなる適応においても承認されていません。

<脚注>
  1. 1. IBRANCE® (palbociclib) Prescribing Information. New York. NY: Pfizer Inc: 2015.
  2. 2. Weinberg RA. pRb and Control of the Cell Cycle Clock. In: Weinberg RA, ed. The Biology of Cancer. 2nd ed. New York, NY: Garland Science; 2014:275-329.
  3. 3. Sotillo E, Grana X. Escape from Cellular Quiescence. In: Enders GH, ed. Cell Cycle Deregulation in Cancer. New York, NY: Humana Press; 2010:3-22.

ファイザーオンコロジーについて

ファイザーオンコロジーは世界のがん患者さんに希望の光をもたらすため、革新的な治療選択肢の発見、研究、開発に注力しています。当社の強力なパイプラインは業界で最も堅固なものであり、科学的な発見の中でも最もよい物を探し出し、多様ながん患者さんのために臨床応用することに的を絞った研究を進めています。当社は生物製剤と小分子を臨床開発するとともに、100以上の臨床試験を実施中です。学術機関、個人研究者、共同研究グループ、政府、技術提携先などと協力しながら、ファイザーオンコロジーは画期的な医薬品によるがんの治癒、あるいは、コントロールに真剣に取り組んでいます。適切な医薬品を適切な患者さんに適切なタイミングで届けることがファイザーオンコロジーの使命です。詳しい情報は www.pfizer.com をご覧ください。

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