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ファイザー社、抗4-1BB抗体utomilumabとチェックポイント阻害剤の
併用療法に関する第Ⅰb相試験のデータを発表
~有望な安全性データと新たな腫瘍免疫剤同士の併用療法の可能性がASCOで口頭発表~

報道関係各位

2016年6月15日
ファイザー株式会社

英文タイトル:
  • Pfizer Presents Data from Phase 1b Trial Investigating Utomilumab (a 4-1BB agonist)
    in Combination with a Checkpoint Inhibitor

    -Oral ASCO Presentation Shows Encouraging Safety Data and
    Increased Support for Novel Immunotherapy Combinations

■以下の参考資料について
この資料は、米国ファイザー社が2016年6月4日(米国現地時間)に発表したプレスリリースの一部を日本語に翻訳再編集し、皆さまのご参考に供するものです。正式言語は英語であり、その内容及び解釈については英語が優先します。 http://www.pfizer.com をご参照ください。

米ニューヨーク州ニューヨーク発、2016年6月4日 - ファイザー社は、本日、開発中の腫瘍免疫剤utomilumab(PF-05082566の一般名として申請中)の第Ⅰb相試験の結果を発表しました。Utomilumabは抗4-1BB(別名CD-137)アゴニスト完全ヒト抗体で、進行固形がんの患者さんを対象に、PD-1阻害剤pembrolizumabと併用投与されました。抗4-1BB抗体とチェックポイント阻害剤の併用試験としては初の報告で、得られた有望な安全性データは、シカゴで開催中の第52回米国臨床腫瘍学会(ASCO)において、本日、口頭発表されました。

South Texas Accelerated Research Therapeutics (START) San Antonio臨床研究ディレクターAnthony W. Tolcher, M.Dは次のように述べています。「早期データではありますが、utomilumabとpembrolizumabの併用療法は、有望な安全性プロファイルを持ち、また、多岐の固形がんにわたり抗腫瘍活性を認める可能性を示唆しています。この結果により、utomilumabとチェックポイント阻害剤を併用して抗腫瘍活性を確認するためのさらなる試験が行われると確信しています」

この試験に登録された患者さん23名のうち、6例において完全奏効または部分奏効が認められました。このうち過半数の患者さん(6例中4例)は、少なくとも6か月以上効果が持続しました。うち2例は、データ・カットオフ時点で1年近く効果が持続しています。併用療法に関連する有害事象は一般的に軽度で、utomilumabの増量に伴って増加する傾向は示さず、また、用量制限毒性は認められていません。

ファイザー社オンコロジー事業部門の早期開発・トランスレーショナルおよび腫瘍免疫領域担当ヴァイス・プレジデントChris Boshoffは次のように述べています。「免疫系内の異なる経路に作用する薬剤を併用することで、より多くの患者さんに腫瘍免疫療法の恩恵がもたらされることになります。私たちはutomilumabの数々の併用療法を探索しており、難治性がんに対して免疫系に働きかけるutomilumabの可能性をより深く解明できればと考えています」

当社は、血液がんおよび固形がんの両方を対象に、utomilumabの複数の試験を計画中または実施中で、複数の腫瘍に対する単剤療法、リンパ腫に対するリツキシマブとの併用療法を進めています1。また、様々な固形がんと血液がんにおいて他の免疫療法剤(例えば、抗OX40抗体[PF-04518600]、抗CCR4抗体[mogamulizumab]、および独メルク社と共同開発中の完全ヒト型抗PD-L1 IgG1モノクローナル抗体avelumab)との併用療法も進めています2,3,4。日本の協和発酵キリン株式会社との共同開発で、mogamulizumab/utomilumab併用療法が進行中です3

【本試験について】

本第Ⅰb相用量漸増試験では、進行固形がん(非小細胞肺がん、腎細胞がん、頭頸部がん、すい臓がん、甲状腺がん、小細胞肺がん、大腸がん、肉腫、胸腺腫、およびメラノーマ)の患者さん23名を対象に、utomilumabとpembrolizumabを併用した場合の、全般的な安全性、薬物動態、薬力学、および抗腫瘍活性が評価されました。主要評価項目は、最大耐量と第Ⅱ相試験以降で用いる推奨用量の決定です。utomilumab (0.45~5.0 mg/kg)とpembrolizumab (2 mg/kg)は、21日を1サイクルとし、1サイクルの初日に静脈内投与されました。すべての用量範囲にわたって投与サイクル数は2~19で、5例が治療を継続しています(最大32サイクル)。

6例の奏効が認められ、小細胞肺がん1例、腎細胞がん1例の計2例は完全奏効でした。部分奏効は、腎細胞がん、非小細胞肺がん、頭頸部がん、甲状腺がんの各1例にて認められました。最も多く認められた有害事象は、発疹、疲労感、かゆみ、発熱、食欲低下、および悪心で、グレード3または4の重篤な有害事象は認められませんでした。治療関連毒性により試験を中止した症例はありません。

【Utomilumabについて】

Utomilumab (PF-05082566)は、4-1BB(別名CD137)と選択的に結合する完全ヒトモノクローナル抗体(mAb)です。4-1BBは、がんと闘う多くのT細胞表面に発現するたんぱく質受容体で、4-1BBアゴニストがCD137と結合すると、T細胞が刺激されて増加することが観察されており、そのため、がん細胞を攻撃して死滅させる免疫反応が加速されると考えられています。前臨床試験においてutomilumabは、T細胞が仲介する免疫反応を強化することで抗腫瘍活性を示しました5,6,7。Utomilumabとチェックポイント阻害剤との併用療法試験が進行しており、チェックポイント阻害剤は別のシグナル経路に作用し、自己免疫システムを制御するがん細胞からのシグナル伝達を遮断することで効果を発揮すると考えられています。このシグナル伝達を遮断することにより、自己免疫システムががん細胞を攻撃するとみられています。

<注釈>
  1. 1. A Study of PF-05082566 As A Single Agent And In Combination With Rituximab. Available at https://clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT01307267?term=PF-05082566&rank=3. Accessed April 25, 2016.
  2. 2. A Study of Avelumab In Combination With Other Cancer Immunotherapies In Advanced Malignancies (JAVELIN Medley). Available at https://clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT02554812?term=PF-05082566&rank=4. Accessed April 25, 2016.
  3. 3. A Study of PF-05082566 In Combination With Mogamulizumab In Patients With Advanced Solid Tumors. Available at https://clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT02444793?term=PF-05082566&rank=1. Accessed April 25, 2016.
  4. 4. A Study of 4-1BB Agonist PF-05082566 Plus PD-1 Inhibitor MK-3475 In Patients With Solid Tumors (B1641003/KEYNOTE-0036). Available at https://clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT02179918?term=PF-05082566&rank=2 Accessed April 25, 2016.
  5. 5. Fisher TS, Kamperschroer C, Oliphant T, et al. Targeting of 4-1BB by monoclonal antibody PF-05082566 enhances T-cell function and promotes anti-tumor activity [published online ahead of print March 11, 2012]. Cancer Immunol Immunother. doi:10.1007/s00262-012-1237-1.
  6. 6. Westwood JA, Hunnam TC, Pegram HJ, et al. Routes of delivery for CpG and anti-CD137 for the treatment of orthotopic kidney tumors in mice. PLoS ONE. 2014; 9(5):1-10.
  7. 7. West H. Immune checkpoint inhibitors. JAMA Oncol. 2015;1(1):115. doi:10.1001/jamaoncol.2015.0137. Available at http://oncology.jamanetwork.com/article.aspx?articleid=2174768. Accessed April 25, 2016.

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