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2000年度アエラ掲載記事(団体活動内容)ご紹介

不登校や学習に障害を持つ子供たちそれぞれに応じた学習機会を提供する
特定非営利活動法人 リベラヒューマンサポート(静岡県東部地区)

写真:明るく学習に取り組む子供たち

年齢や障害といった枠組みを超えて、さまざまな人間と日常をともにすることで、子どもたちの心の成長を促す

「リベラヒューマンサポート」が、年齢や障害の枠を超えた教育に取り組んで13年目になる。教育相談やカウンセリングを出発点に、コミュニティスクール「リベラスコーレ」を設立。高校中退者や不登校児に再び学ぶ機会を用意し、大勢の卒業生を送り出してきた。そのほとんどが大学などへ進学し、次なるステップを踏んでいる。

現在も65名が通う「リベラスコーレ」の教室は、実にアットホームだ。小学生徒から通信制に籍を置く大学生まで、生徒の年齢は幅広く、さながら大家族といった様子。登校や高校中退といった「挫折」を経験したことが感じられないほど、彼ら・彼女らは明るい表情で学習に取り組んでいる。

写真:作業をしている様子

働くことを通じて障害者やひきこもりの人の社会復帰を後押しする「リベラインダストリア」。受注も増えている

かつて高校で教鞭をとり、心理カウンセラーの資格も持つ三好悠久彦理事長は彼らの明るさについて、このように分析する。
「精神的発達をベースに学習へアプローチすることで、子どもたちがそれぞれアイデンティティを確立していくかではないでしょうか。加えて、職員がカウンセリングマインドで、子どもを受け入れる余地がたくさんあるという点も大きいでしょうね」
では、精神的発達をベースにした学習とは、具体的にはどのようなものなのだろうか。

写真:本を囲みながら談笑する子供たち

和気あいあいとした雰囲気の教室内は家族のよう

「リベラスコーレ」に通いはじめた当初、ほとんどの子どもたちは他人に自分の気持ちや意志を伝えるという行為があまり上手ではないようだ。
「子どもたちには、まず『誰とでも話ができるようになる』、『自分の気持ちを伝えられるようになる』、『将来を自分の力で考えられるようになる』といった心の成長を促します。そのうえで、『ちょっと勉強してみようかな』と意欲が出てきたときにはじめて、具体的な学習プランを立てるんですよ。学業から離れた時期や期間も各自違うので、それぞれに応じた学習から始めていきます」

学習意欲や個性を重視しているので、中学生でも小学校の勉強がわからなければ、その時点から始めることができる。それによって時間は多少かかっても基礎学力をしっかりと身につけることが可能なのだ。通信制高校を卒業するとさらに学ぶ意欲がわいて、生徒のほとんどが進学を志す。

写真:勉強を教える様子

個人の学力に応じて学習プランを立てることで、基礎学力 がしっかりと身についていく

写真:机にむかって勉強をしている

進学を志す生徒には専用の机も用意

通信制高校4年生の美智子さんも、そんな1人だ。
「ここに通うようになって自分を見つめ直すことができたし、目標も持てました。将来は私と同じ思いをした人たの力になりたいと考えているので、心理学科に進みたいですね」
美智子さんに限らず、「リベラスコーレ」では進路は自分で決める。自分で考え抜いて決めた進路だからこそ、まっとうする。実際、進学してから挫折した卒業生はいない。

その一方で、「リベラスコーレ」では支えきれない、さまざまな障害をもつために社会復帰が難しい人たちからの相談が年々増えていたのも事実だ。そこで、障害者やひきこもりの人の自立と社会参加をサポートする労働施設「リベラインダストリア」を3年前に設立。受注も増えた現在は9名が汗を流す。将来的には「福祉工場」への発展をめざしている。
「ここにくる子たちが、自分のやりたいことは何かを理解していくなかで、学習でも仕事でも自分に合った道を見けていければいい、と考えているのです(三好理事長)

写真:三好理事長

「リベラヒューマンサポートは豊かな人間関係を築く場所だと考えています」と話す三好理事長

こういった一連の活動をより多くの人に知ってもらうために、昨年9月に機関誌「リベラリポート」を発刊。静岡県東部地区の市町村役場および学校、公的相談機関へ無料で年に6回配布している。
今後は、生活訓練ホームの設立やインターネットによる学習など、ひきこもりの人へのサポートについても強化していくとのことだ。

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