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2000年度助成対象プロジェクトの概要と選考委員会推薦理由

ファイザープログラム「心とからだのヘルスケアに関する市民活動支援」
2000年度助成対象プログラムの概要と選考委員会推薦理由

(1)コミレスのための「ラウンジ南浦和」

「中央もくせい会」浦和市・与野市精神障害者家族会
・代表者: 飯塚寿美
・主な活動地域: 埼玉県浦和市、与野市

団体の活動内容紹介PDF (433KB)

[概要]

精神障害者の自立支援と生活支援を目的として、コミレス(コミュニティ・レストラント)を2~3年後に開店させようというグループである。地元企業の好意によりマンション1室とレストランの昼間利用の無償提供を受けており、調理と憩いの場としてコミレス開業への訓練と実習を行なう。レストランだけでなく、精神障害者の自立支援活動の拠点とし、将来的には地域の人々の生活支援センターも視野に入れている。

[推薦理由]

高齢者や障害者が生活していく時に、地域のなかで孤立しがちになることが多い。地域のなかで日常的に人とのコミュニケ-ションが図れる「場」の一つとしてコミュニティ・レストランが注目をあびようとしている。とりわけ、老若男女、障害の有無や種類に関係なく、街のなかのレストランとしていつまでも、誰でもが利用しながら交流を自然体のなかでおこなうことができる。精神障害者の自立と社会参加をめざした。新しい福祉の考え方を実践する活動として期待したい。

(2)中等教育を補う「コミュニティ・スクール」の実現

特定非営利活動法人リベラヒューマンサポート
・代表者: 三好悠久彦
・主な活動地域: 静岡県東部地区

団体の活動内容紹介PDF (893KB)

[概要]

教育部門と労働部門で年齢・学年・障害の枠を取り払った教育実践と就労促進を行なっているグループである。現在の中等教育では補いきれない不登校児童生徒、高校中退者、ひきこもり、障害を持つ生徒などの教育の場、またアイデンティティを確立する場としての「コミュニティ・スクール」の実現を目指している。治療的アプローチと教育的アプローチを重視し、学校・相談機関・医療関係者、福祉関係者などとのフォーラム開催、最新の心理テスト、ノーマライゼーションの実践活動などを行なう。

[推薦理由]

心理的な挫折や教師・親の不理解などを背景として長期化のみられる不登校児や障害児に対して、社会的自立、就労までを視野に入れた試みが評価できる。団体代表者の学校関係者、相談機関、医療関係者などとの幅広いネットワークは興味深い。従来の「フリースクール」から、学校教育と並行する形での前期・後期中等教育の場を設け、就労までも含め、ライフサイクルに沿ったサポートを目指す「コミュニティ・スクール」の実現には大いに期待している。

(3)川崎ホームレス保健プロジェクト「冬を生きぬき、春を呼びこめ」

川崎水曜パトロールの会
・主な活動地域: 神奈川県川崎市

団体の活動内容紹介PDF (782KB)

[概要]

川崎の野宿者(ホームレス)が健康かつ人間的な生活がおくれるように活動しているグループで、市や教育委員会への働きかけなどで実績もある。従来からの活動である「仲間の日」の野宿者による調理・配食、地域の掃除などに加え、野宿者が抱える医療問題について看護婦、栄養士、医師などと話し合う場を計画している。また、急増する野宿者への炊き出し、夜間パトロールでの毛布配布など、従来の活動の拡充を図る。

[推薦理由]

これまでも地道な活動によって医療問題に総合的に対処し、自ら保健活動に取り組むとともに行政や病院にも積極的に働きかけてきたが、今回は地域の専門家などの協力により新たな展開を図り、予防の方策も追求しようとする。ホームレスに関する4件の申請中、ヘルスケアの観点から最も重要と思われるこの申請を採択することになった。野宿者の生命と健康を守るための人権感覚にあふれた企画として推薦に値する。

(4)InfoSib(Information Service for Siblings)

インフォシブ
・代表者: 小辻史郎

団体の活動内容紹介PDF (433KB)

[概要]

精神障害者を家族に持つ人たちへ情報を提供するホームページ「インフォシブ」の立ち上げを行なう。既存の精神病関連のHPは医療従事者のものが多いことなどから、病気に対する知識・病者への接し方など家族にとって本来必要な情報を得ることが難しいという実体験がもとになっている。現在運営しているメーリングリストは匿名で参加可能で、登録者は200名に達しているが、さらにHPによる効率的な情報交換や辞書的機能を強化することによって、家族の心身の安らぎと精神障害者の健康回復を目指す。

[推薦理由]

精神障害者の家族に対して月例会と会報発行をおこなってきた申請者たちが、自分たちの経験をふまえて必要な情報をより容易に多くの人が得られるようにという思いからホームページをつくろうという試みで、ともすれば偏見にさらされることを恐れて引きこもりがちになってしまう精神障害者の家族が、互いに情報を交換しながら支え合うきっかけ作りになることが期待できる。

(5)精神障害者の政策決定参画を目指した日加交流

社団法人やどかりの里
・代表者: 谷中輝雄、 プロジェクト推進者: 増田一世
・主な活動地域: 埼玉県大宮市、浦和市、与野市

団体の活動内容紹介PDF (393KB)

[概要]

精神障害者の支援活動を長年にわたり展開しているグループである。精神障害者が必要とするサービスや制度の決定に参画するための方法を探るという継続的プロジェクトの第一歩である。カナダの国際会議出席と視察に向けて精神障害者と職員が事前学習会を行い、世界精神保健会議の場で発表する。また、その後には、カナダから関係者を招聘して「コンシューマーのイニシアティブ」を学び、将来的には政策提言へつなげていこうという計画もある。

[推薦理由]

やどかりの里は、精神障害者が地域の中でその人らしく生きる社会を目指した活動として、もっとも先進的で広範囲なものであるが、今回、精神保健福祉サービスをコンシューマ主導の事業に転換していくことを目指して、カナダでも特に先進的なオンタリオ州に精神障害者と専門職を派遣させ、さらにその後、カナダからも招聘するという事業であって、この組織の先進性をさらに拡大進化させる方針の一環として評価する。

(6)在日外国人に対する医療支援事業

外国人医療センター
・代表者: 村地俊二
・主な活動地域: 愛知県

団体の活動内容紹介PDF (436KB)

[概要]

地域在住の外国人の無料健康相談会や医療情報の提供などを行なうとともに、地域住民への啓発活動を行なっているグループである。電話・メールによる医療情報提供と相談、中部地域の医療機関等への通訳の派遣、医師・保健婦・看護婦・通訳などがボランティアで参加する無料健康相談会などを行なう。病院にかかりにくい外国人の病気の早期発見に役立ち、さらには外国人医療問題について他の支援団体や行政に情報を発信し、在日外国人の生活環境の改善を目指している。

[推薦理由]

言葉や医療保健の問題で、病院にかかりにくい状況にある外国人に対する医療サービスには、通訳派遣や電話相談など全国さまざまな取り組みが見られるが、在日外国人が多く存在するこの地域で、今回の医師、看護婦、通訳等の協力による無料健康相談会を実施する試みは、病気の一斉診断などより効率良く在日外国人の健康増進が図れるものと期待され評価した。

(7)チャイルドライン千葉「子ども電話」

特定非営利活動法人子ども劇場千葉県センター
・ 代表者: 武智多恵子、プロジェクト推進者:佐藤節子
・ 主な活動地域: 千葉県

団体の活動内容紹介PDF (428KB)

[概要]

アドバイスをするというよりも、話を聞くことで子どもの心を解放し自らが解決策を見出せる援助をすることを目的にヘルプラインを開設したグループである。子ども電話では、受け手の質の向上が子どもからの信頼を得ることにつながるため、電話の受け手のレベルアップを目的とした研修会を実施する。開設日を現在の週3日から5日へ拡張する。また、子どもにとって最も共感しやすい最良の受け手である高校生の養成も計画している。

[推薦理由]

社会における児童青年期は現在さまざまな点で危機にあるが、よい萌芽も見られる。親と教師に話せないような子ども側の声を聞く相手としての子ども電話も、全国のほうぼうで試みられる。この組織は、その実績の上に立って有志の高校生を訓練し相談の受け手に加える。これは、子どもの目線に下って聴く立場より一歩進んだものであり、同時に高校生の精神的・社会的成長をも促す先進的・独創的な試みであると評価する。

(8)在宅障害児療育活動の地域ネットワークの構築

地域療育研究会
・ 代表者: 村上玲子
・ 主な活動地域: 山口県宇部市

団体の活動内容紹介PDF (448KB)

[概要]

障害児・者の自立を支援するための研究、実践活動を行なうグループで、在宅障害児の家族の生活ニーズを明らかにし、障害児の発達と生活力の獲得に必要な地域の療育ネットワークの構築を目指すプロジェクトである。そのために、在宅障害児の実態の把握、地域に散在する「親の会」相互の連携を図り障害児の生活ニーズを把握、福祉施設・教育機関・ボランティアグループとの連携によって障害児に療育の場を提供しつつ、地域のネットワークについての検討を行なう。

[推薦理由]

在宅障害児の生活訓練は、これまでも各地で行われてきているが、障害児の自立した生活を確保するために社会福祉施設や医療機関だけではなく、ボランティアなど地域住民との連携のなかでおこなう試みは重要な動きとして評価することができる。どのようなネットワークが効果を持つのか、地域住民や日常的にどのように関われるシステムのために整備すべき内容を明らかにされることを期待する。

(9)不登校児童・生徒の支援に係わるセミナー開催事業

特定非営利活動法人ブレーンヒューマニティー
・ 代表者: 能島祐介
・ 主な活動地域: 阪神地域

団体の活動内容紹介PDF (436KB)

[概要]

阪神・淡路大震災で被災した子ども達にボランティア家庭教師を派遣したり、不登校児への居場所の提供やフリースクール開設などを行なってきているグループである。不登校児の支援のために家庭学習支援ボランティアを派遣する活動の中で、学生を中心とするボランティア希望者へ研修やトレーニングを行いボランティアの精神的負担の軽減を図りつつ、コミュニケーションスキルの向上を目指す。また、不登校児の保護者への情報提供や研修、キャンプなども行なう。

[推薦理由]

不登校の子どもへの学習支援をおこなうボランテイアを養成するだけにとどまらず, 継続研修をおこなうという系統だった企画で成果が期待できる.また,この試みが確立できれば,将来的に他の地域でも応用して,同じような学習支援のボランテイアを養成・育成できる点も魅力的である。

(10)ショッピングセンターの機能を生かした福祉サービス

特定非営利活動法人自立支援センターフィフティ
・ 代表者: 立花則夫
・ 主な活動地域: 青森県下田町

団体の活動内容紹介PDF (893KB)

[概要]

重度の心身障害者と障害を持つ高齢者に、週1回ショッピングセンターの会議室で、看護婦による健康チェック、健康体操、趣味活動、買物、昼食などのサービスを提供する新しいタイプのデイセンター。 SC内散策やSC内で行われるイベントをサービスの中に組み入れることで、障害者に刺激や楽しみと共に多くの人たちと自然に交流し社会参加できる機会を提供するプロジェクト。

[推薦理由]

従来の福祉施策によるデイサービスセンターは、社会福祉施設としての機能しか有していないが、障害者や高齢者においては、多くの住民との交流が重要になっている。街の中心的な位置にあるショッピングセンターにデイサービスを提供することは、買い物や遊戯など普通の生活のなかに福祉サービスを利用することができ、物理的にも精神的にも身近なところでの福祉サービスの提供となる。新しい福祉サービスシステムの先駆けとなるものと思われる。

(11)西宮モデルによる地域メンタルケア推進プログラム

西宮心の健康協会
・ 代表者: 加古康明
・ 主な活動地域: 兵庫県西宮市

[概要]

阪神・淡路大震災後5年が経ち行政機関による被災者支援活動は概ね終了したが、西宮心の健康協会では相談事業を継続している。震災の影響が今なお残る人々へのコミュニティケアを目的として、地域における相談活動の充実を図るプロジェクト。災害復興住宅等地域での相談活動と健康診断や、従来のストレスチェックの分析と追跡調査、関連機関との検討会等を計画し、調査結果を実際の援助活動に反映させて相談活動を実施する。

[推薦理由]

阪神・淡路大震災で静かな住宅地域である西宮市は長田区に匹敵する大悲劇を受けながら注目されなかった。「忘れられること」が災害後最大危機要因だという災害専門家の指摘のごとく精神的外傷の深さは格段であり、震災5年以後の公的な「こころのケアセンター」解散後もこの市だけが市民、行政の指示下にNPO方式で事業を継続展開するのも理由がある。この試みは、災害5年後という未知の領域に光を当てる点も併せて評価する。

(12)精神障害者のための『つどい』事業の普及活動

障害を持ちながらも自立と納得のいく社会参加を目指すふれあいセンター
・ 代表者: 永山盛秀 
・ 主な活動地域: 沖縄県

[概要]

精神障害者の自立と納得いく社会参加の実現を目標とするグループで、グループホーム、作業所、福祉の店などの活動を行なっている。『つどい』とは人生を語る話し合いの場で、対人関係が苦手な精神障害者の自己表現の訓練を行なう場でもある。5年間で『つどい』は県内14ヵ所で開かれるようになっている。今後は質の向上を目指し、『那覇のつどい』を研修の場として、その参加者を県内各地の『つどい』支援のために派遣することを計画している。

[推薦理由]

精神障害者の社会参加の実現をめざし、ふれあいセンターは通院する仲間が中心になって5年にわたって運営してきた。那覇を中心に毎週「つどい」を開催して成果をあげ、県内にも普及しつつある。これらの普及活動を充実させ活発にするため、対人関係や自己表現の研修を行なうのが今回の申請である。離島など各地の身近な生活の場で、このような民間の活動を普及させることは、特に沖縄のような地理的条件の土地では大きな意味がある。

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