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2001年度アエラ掲載記事(団体活動内容)ご紹介

本当のことは手紙でしか書けない・・・・・・。書くことで心を解き放ち、自己を回復するレターカウンセリング
ティーンズポスト 思春期の自立と精神保健を育むピアサポート(東京都)

写真:手紙を読むカウンセラー達

寄せられた手紙の内容に応じて、北海道から沖縄にいるカウンセラーに振り分け、書いてもらった返事を1週間以内に送り届ける活動を行っているスタッフ。レターカウンセラー養成講座もあり、3か月の体験講座を経て約2年にわたる養成期間と研修期間で構成されている

東京国立郵便局私書箱11号。思春期相談室ティーンズポストの宛先である。ポストに届く手紙は月平均100通ちかく、年1000通以上に及ぶ。手紙には「死にたい」「つらい」「疲れたといった言葉とともに、十代の若者たちの不安、悩み、苦しみ、怒りが、あるものは切々と、あるものは投げやりに、あるいは捨て鉢な調子で書かれている。携帯電話やEメール全盛の時代に、なぜ若者たちは手紙を書くのだろうか。

「家族にも友だちにも言えない自分の本当の気持ちを、みんな誰かに知ってもらいたいと思っているんです。だけどそれは携帯やメールでは伝えられない。手紙だから書けることなんです」とティーンズポスト代表の八巻香織さんは語る。

写真:ミーティングレター

手紙による自助グループのネットワークづくりのために、年に4回(1月、4月、7月、10月)発行されている「ミーティングレター」

八巻さんがティーンズポストを開設して手紙によるレターカウンセリングを始めたのは1992年3月。寄せられた手紙は19人のレターカウンセラーが手分けして一週間以内に返事を書く。カウンセリングといっても特別なことをしているわけではない。「手紙を書くという行為そのものが自己カウンセリングになるんです。自分の本当の気持ちを書いていくなかで自尊心や自己を回復していくようになる」

写真:壁に貼られた相談者に向けたメッセージ

写真:八巻佳織代表

「健康な思春期をおくれないまま孤立し、成人期にまで問題を抱え込まないように、全国どこからでも支えあうことのできるピアサポートめざしたい」と語る八巻香織代表。

悩みの多くは家族の問題や対人関係(コミュニケーション)である。「親や教師や友人に対していい子であろうとして、それがものすごいストレスになって、不登校、いじめ、摂食障害、最悪の場合は自殺といったことと根のところでつながっている」と八巻さんは言う。誰のものでもない、かけがえのない自分をどうやって回復したらいいか。そのためにティーンズポストでは「大人になるための思春期講座」を主催したり、「ノット・アローン・クラブ」という女性会員制の自助グループをつくってグループミーティングやレターミーティング、タイの田舎町への自立ツアーなどの企画を行っているまた事務所内には「スタジオ悠」というフリーミーティングスペースもある「心に悩みを抱えている十代の子たちは家庭にも学校にも自分の居場所がないと感じている。それは物理的な空間というのではなく、いわば心の居場所の問題です。手紙という窓を通じて彼らの悩みに耳を傾け、彼らが安心して心を開ける場所、自己を回復する場所を、これからもさまざまなかたちで提供していきたい」と八巻さんは、全国のティーンズにメッセージを送り続けている。

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