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2001年度アエラ掲載記事(団体活動内容)ご紹介

自分たちでつくる「給食」から、さまざまなことを学ぶフリースクール
神戸フリースクール 不登校の子供たちの健康と体力づくりを考える(兵庫県)

写真:仲間と食事や食事の用意を楽しむ子供たち

仲間たちと一緒に楽しくご飯を食べることで、連帯感も深まる。この日のメニューは「ちらし寿司」と「玉ねぎの味噌汁」(写真上)食事の支度も子供たちが行う。家庭でレシピを仕入れて腕をふるう子も(写真下)

輸入雑貨屋と見まがうような、カラフルな軒先。その2階の広間では、子供たちがそれぞれ好きなように過ごしている。スタッフと勉強をしている子、対照的にゲームにいそしむ子。かと思えば、静かに本を読んでいる子もいるこの自由な雰囲気に、子供たちも当初は戸惑うというが、主宰者の田辺克之さんは「自由でいいんや」と微笑む。

もともと明石市で私塾を開いていたが、生徒の一人が不登校になったことを機に、90年にフリースクールを開設。阪神淡路大震災で建物が倒壊、存続が危ぶまれたが多くの人の支えで97年に現在の場所に移転、再開した。商店街近くの下町ならではの人情味あふれる環境で、15人ほどの中・高校生がそれぞれのびのびと過ごす。そんな開放的な雰囲気がかえって彼らの自主性を促し、学習にも意欲的になるという。
「たとえば、パソコンをやろうとしてマニュアルを読むのだけど、横文字が多くてよくわからん。ならば英語を勉強してみようか、という具合に、学校を嫌った子供たちが自分の興味に従って学習に取り組むようになるんです」

写真:田辺克之さん

「失敗から学ぶことは数多いのに、子供の失敗する権利を大人が奪っている」と、田辺克之さん。自主性の尊重を信条とする

自分なりの学び方を実践していく中で、自分で考え、意見を述べて行動するようになる―つまり生きる力を、子供たちは自然と身につけていく。

昨年から始めた週2回の「給食」も、彼らの成長を大きく促すこととなった。

あまり豊かではない家庭ゆえに昼食を抜く子供や、コンビニ食中心の子が増えたことが実施のきっかけ。だが、1食につき一人あたり2~300円のコストで栄養を考えた食事を出すのはなかなか大変。しかし、献立プランから食材の仕入れ、調理まで任せることで彼らは自ずと生活力を身につけ、うまくやりくりしている。
「親から出された食事をただ食べていた子らが、あそこの店は大根安いでなんていうようになった(笑)。地域の商店街の人たちとふれあう機会もより増えたことで人と接することにも慣れて、少しずつ逞しくなってますよ」

写真:遊ぶこともたち

隣の空き地でバスケットボール。体を動かすことの楽しさを改めて知る

栄養面とともに、家の中にいることが多くなりがちな不登校児たちの体力面をフォローしているのも特徴だ。隣の空き地にバスケットボールのリングを設置したほか、市の公共施設を借りてさまざまなスポーツを楽しんでいる。

仲間と「同じ釜の飯」を食べ、太陽の下で思いっきり体を動かす。学校では輝くことがなかった彼らの瞳には、紛れもなく 力 が宿っている。

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