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2001年度アエラ掲載記事(団体活動内容)ご紹介

健康相談会や生活習慣実態調査を行い医学的見地からホームレス者を支援する
北海道のホームレス者の健康支援を行う医師医学生の会
札幌市ホームレス者の健康支援と実態調査(北海道)

写真:さまざまなデータ

ホームレス者に対するイメージと実像のギャップは、思った以上に深い。調査によって得られたさまざまなデータがそれを物語る

「医学的にどうこう、といった理屈を超え、自分たちができることを通じて誰もが健康で幸せになれる社会づくりの手助けがしたかったのです」

北海道大学大学院医学研究科の講師である小橋元さんが「北海道のホームレス者の健康支援を行う医師・医学生の会」を立ち上げたのは、このような思いからだった。

平成11年の夏ごろから、札幌でホームレス者が急増。北海道大学教育学部のサークル「北海道の労働と福祉を考える会」が、2~3か月に1度の割合で炊き出しなどの生活支援を始めた。これに関心をもった何人かの医師・医学生たちも、何か支援ができないだろうかと考え、炊き出し会場の横で健康相談会を実施。問診や相談、血圧測定、尿検査などを行い、ホームレス者の健康に関する現状を見極めて、状態の向上に努めている。

医学的見地からの支援の強みは、重病人が見つかった場合に入院や生活保護申請などをスムーズに行えたこと。
医師の診断という客観性は、極めて強い説得力を持つ。

写真:相談会の風景

健康相談会の様子。2~3か月に1度、札幌市民会館の一室を借りて実施している

「市販の検査試薬で調べても、血糖値がかなり高いことが推定される人がいました。尿糖値データとともに『この人は糖尿病の疑いが強い』という手紙を添えたことで、比較的早く入院することができたのです」

健康相談会の回数を重ねてくるにつれ、小橋さんたちは興味深いことに気がついた。高血圧や糖尿病といった生活習慣病を患っているホームレス者が多いのである。この結果と健康状態との関連を明らかにするために彼らの生活習慣の実態も調査。同時に、一般市民へのホームレス者に対する意識調査も実施。そのデータをまとめ、イメージと実像のギャップを浮き彫りにした。

「糖尿病はぜいたく病などと言われ、一般市民への意識調査でも『ホームレス者がもっともかかりづらいであろう』というイメージを抱いていることがわかりました。しかし、十分でない栄養摂取、不規則な生活、精神的・身体的ストレスなど、ホームレス者が生活習慣病を患う理由は医学的にも十分あります。こういった実像をふまえた対応をしていこうと考えています」

具体的には、札幌市中央区民台帳から約1000人を抽出、ホームレス者への認識と受容度を調査。得られたデータをもとに、保健所などの行政機関との連携も含めて、今後の取り組みの方向性を探っていくという。

また、こういった活動に対する医療従事者の関わり方についても、今後活動に携わる医学生・看護学生を他地域の支援団体に派遣して情報交換をしながら模索していく計画である。

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