本文へジャンプ
ファイザー株式会社
ここから本文です
現在地 : Pfizer co.jp ホーム > 社会貢献活動 > 市民活動への助成 > 過去の選考結果 > 2002年度アエラ掲載記事(団体活動内容)ご紹介

2002年度アエラ掲載記事(団体活動内容)ご紹介

精神障害者と商店街が共存共栄する居心地のいいオープンスペース
特定非営利活動法人 SAN Net青森
商店街で活動する精神障害者のピアサポート支援事業
(青森県)

写真:お店の様子

協力者の越谷秀明さんが経営する軽運送業の一部を請負い、お買物宅配の集荷作業をしている若者たち。2人一組になって、商店街を車で回っていく

精神障害者のためのオープンスペース「SAN Net青森」は、青森市の中心商店街である新町商店街の一角にある。20坪くらいの部屋では、10人ほどの若者たちがそれぞれ思い思いに過ごしている。大きな声で語り合っている者、寝ている者。かと思うと、遅めの昼食をとっている者もいる。「ここに来るのは20代から40代、30代が中心。彼らは自ら持つ病気によって、自分は社会の中で必要とされていない人間、いてもいなくてもいい存在なんだと思い詰めてしまうことが多い。ここに来ることで『独りぼっちじゃない、仲間がいる』と実感し、自信を取り戻していくことができればと思いました。そのためには素直に自分を出せる自由な場所が必要でした」

写真:根本あや子さんと根本俊雄さん

代表の根本あや子さん(左)とご主人で事務局長を務める根本俊雄さん

と、代表の根本あや子さんは振り返る。もともと横浜の福祉事務所などのケースワーカーとして働いていたが、4年前、根本さんと同じように精神保健の領域で活動したいと思っていたご主人と30年ぶりに故郷の青森に帰る。職もツテもない状況の中で精神障害者のための拠点づくりを目指していた。運よく空き店舗を借りることができ、99年6月に当事者も含めて10人でスタート。やがて「福祉対応型商店街」として街の活性化をすすめていた新町商店街との協力関係も徐々に生まれていく。割り箸リサイクルを手はじめに、買い物アンケート調査、お買い物宅配の一部請負などの作業をSAN Netの若者たちが分担。祭などのイベントにも参加することで商店街や市民との結びつきも深まり、障害者への理解を促す活動につなげていった。

写真:事務所の様子

事務所を兼ねたオープンスペース。「作業所とかいろいろ回ってみたけど、ここまで明るくて、みんながいろいろ喋れるところは初めて」と語る当事者たち

「作業所などでは一律に決められた中で訓練されるプログラムもあるが、病気の人たちのペースや個性が十分に尊重されたものではなく、社会との接点もあまりない。もっと直接社会の中で仕事をやってみて、何ができなくてどこが悪いのかを理解し、長時間働けないなら自分たちが働ける方法を、みんなで考えればいいと思う。宅配の請負では、わずかながら労働に対する対価が得られる。病気を抱えていても普通に生きていけることを確認しあえる場として維持していきたい」と語る根本さんの周りでは、若者たちの元気な声が響いている。

このページの先頭へ

このページの先頭へ

ここから下部共通部分です
ファイザー
Copyright© Pfizer Japan Inc. All rights reserved.
上部共通ナビゲーションに戻る