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2002年度アエラ掲載記事(団体活動内容)ご紹介

医療相談活動を通して野宿生活者の生活基盤づくりをめざす
新宿連絡医療班
プライマリヘルスケア・アプローチによる路上死のない街へ
(東京都)

写真:医療相談会の様子

新宿中央公園での医療相談会。炊き出しに集まってきた野宿生活者に呼びかけたり、チラシ(路上新聞)を配布して、常時知らせている。

「ここ数年、昨日までサラリーマンをやっていた人がリストラされて野宿を余儀なくされるケースが目立ちます。職種もいろいろで、とても深刻」

東京・新宿地域を中心に野宿生活者の医療相談や福祉活動を行っている「新宿連絡会」。連絡会の設立にも参画し、コーディネーターを担当する稲葉剛さんである。会の発足は、1994年の2月に新宿駅西口地下広場で行われた野宿者の追い出しがきっかけ。やり方のあまりのひどさに、稲葉さんら支援メンバーや当事者たちが集まった。ただ追い出すのではなく、野宿から抜け出すための対策整備を行政(東京都と新宿区)に求めていくことを目的に、8月に結成された合同組織。それ以降、行政への要求活動をすすめる一方、「仲間の命は仲間の力で」との思いをもとに、野宿の当事者たちとパトロール(夜回り)や炊き出しを行ってきた96年3月には、医師や看護師などの医療関係者で組織する医療班を立ち上げる。

写真:大脇医師、稲葉さん、上釜さん、金沢さん

連絡会・医療班の主なメンバー。前列右から時計回りに大脇医師、稲葉さん、上釜さん、金沢さん

「半数以上の方が体調不良を訴えている。厳しい生活環境の中では重症化する可能性もある。誰にも看取られずに路上で餓死する人もいます」

と、医療班に同年9月から参加した大脇甲哉医師。毎月第2日曜日に戸山公園と新宿中央公園で医療相談会、第4日曜日にはパトロールに帯同して医療パトロールを実施。相談会で出会えない人たちへの情報提供と健康相談を行っている。問診をして市販薬を提供したり、医療機関への受診が必要な人には医師が紹介状を作成する。その翌日には紹介状を持って福祉事務所に行く野宿者の受診手続と、医療費を生活保護扱いにしてもらう申請手続の手伝いを稲葉さんらメンバーが行う。救急搬送が必要な重症者には救急車に添乗し、入院の確認やお見舞い、通院や退院後の生活保護申請や居宅の確保など、心身のケアに努めている。

写真:相談会の準備

医療相談会の支援に集まった学生や社会人のボランティアに、医療相談会のすすめ方について説明をする大脇医師と稲葉さん

「路上から入院したということは、その人はすでに生活保護の利用者なんですね。しかし、生活保護が実施されているのに、なんの説明もなく、利用の仕方がわからないまま退院して、打ち切られてしまう。結果として、また路上生活に戻ってしまう。生活保護が廃止されないように、我々も更に病院や福祉との連携をとっていきたい」と語る大脇さんらの活動は、路上生活者たちの生活基盤確立への突破口になるかもしれない。

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