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2002年度アエラ掲載記事(団体活動内容)ご紹介

長期化、深刻化する摂食障害者の自立と成長を支える
日本アノレキシア・ブリミア協会(NABA)
摂食障害者の出会いと分かち合いのコミュニティ
(東京都)

写真:グループミーティングの様子

当事者によって運営されているNABAには仲間と出会い、分かち合える安らぎの場所がある。「言いっ放し・聞きっ放し」を基本にしたグループミーティングなどが行われている

摂食障害は一般的に「過食症」と「拒食症」とされているが、多くの場合、過食と拒食を振り子のように行ったり来たりする。NABA共同代表の鶴田桃江さんも思春期に過食症になり、そうした自分が恥ずかしくてダイエットに走った。そして「体重計の目盛りが少なくなるにつれて身も心も軽くなるようなハイな気分」になって、そのうち何も食べられなくなり、気がつくと身長167センチ、体重30キロを切るような状態だった。それでも自分は病気ではないといい張った。「私のように摂食障害は過食・拒食だけでなく、アルコールや薬物に依存したり、ひきこもって家庭内暴力に走ったり、万引きといった症状として現れたりもする」という。

摂食障害の中には、当人がそのことを隠すので親や夫が気がつかなかったり、気がついても「わがまま病」といったレッテルを貼って軽く考えられることも多い。そして極端な症状が現れてはじめて大変な病気だと大騒ぎする。だが、なぜそうなったかという「本人が心の奥底に抱えている不安感や自己否定感といった生きづらさまでは考えてくれない。家族も医者も世間も当事者の認識とは大きくずれて、周囲からの誤ったサポートや対応も数多く行われ、そして偏見にさらされ続ける」。だから過食や拒食などの症状が治まったように見えても、本質的な問題は残っていて、またぶり返す人も多い。

写真:鶴田桃江さん

障害の体験を持つ共同代表の鶴田桃江さん

本人自身も生きづらさの原因を整理できないでいる場合が多く、NABAはそうした心の病を抱えた仲間たちが、自らの経験と生きることへの希望を分かち合う場所として開放し、手紙や電話などによる相談や会報誌の発行など15年間にわたって活動を続けてきた。現在は400人ほどの会員がいる。摂食障害者には周囲の期待に応えなければいけないと思って頑張り続けた結果、ストレスやプレッシャーに耐えられなくなった「いい子」や「頑張り屋」が多い。だからNABAの本は『いいかげんに生きよう』というタイトルになっている。

NABAでは今夏から「摂食障害の自立と成長に向けて」という多方面の専門家によるセミナーを連続開催して、当事者たちのサポート活動の新しい展開に挑戦している。このセミナーを軸に摂食障害者の対応には、より多くの選択があるという「手引書」の作成を計画している。

「摂食障害者だけでなく、他の団体とも出会いと分かち合いを広げることで、私たち自身の回復や成長につなげていきたい」

というのが、鶴田さんたちの願いである。

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