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2002年度アエラ掲載記事(団体活動内容)ご紹介

知的障害者と支援者が共に学ぶ「性のワークショップ」
特定非営利活動法人 エンパワメント・プランニング協会
知的障害者の性のワークショップ事業
(大阪府)

写真:講義の様子

見たり触ったりできる布製の巨大な性器模型やイラストなど、いろいろな教材を使っての講義。浮き袋でつくった産道をくぐり、生まれた時のことを体験する当事者。

「知的障害者というのは、他の障害者以上に支援者を含めたまわりの人たちや地域環境によって、生活や生き方が大きく左右されてしまいます。性の問題でも同じです」

とエンパワメント・プランニング協会(以下EPO)代表の野嶋スマ子さんは言う。

EPOは、障害の当事者や支援者、通所授産施設の現場責任者などとともに、障害者に関してライフワーク的に取り組んでいる大学教授などの研究者が集まる個人会員組織。当事者や、当事者との関係、役割のなかで起こる支援者の迷いや悩みを共に考えながら、当事者や支援者のエンパワーメント(力づけ)を目指す。現場サイドで起こっているさまざまな問題を提起し、地域の施設や支援者らに呼びかけて、「支援との関係性」をテーマとするセミナーや講演企画などの活動を展開している。

写真:講義の様子

当事者と支援者を一緒にした「性交」についての講義。真剣そのものの当事者に対して、どことなく遠慮がちな支援者たち

「知的障害者の性については多くの問題をかかえながら、なおざりにされてきたテーマです。親や施設職員はいつまでも子ども扱いにしたり、性衝動のみを心配して適切な指導や助言ができない。その結果、当事者は思春期を迎えても抑圧される。同意なしで中絶手術を受けさせられたり、結婚を禁止されたりもする。性のワークショップは、そんな偏見を取り除き、当事者自身の考えや行動を支援者にゆだねるのではなく、自らが決定し表現できるようにすること。また、その支援のあり方を学ぶことを目的に企画しました」

今回は、月1回ペースで行われる8回連続講座。夏と最終回には1泊2日の合宿もある。当事者8人、施設の職員などの支援者10人が参加。それぞれ20、30代が中心だ。最初は歌やゲームで性にどのくらいの関心や知識を持っているかを調べる。2回目以降はからだの名称や仕組み、男女の違いやセックス、恋人や結婚など段階的に楽しみながら学んでいく。

写真:野嶋スマ子さん

EPO代表の
野嶋スマ子さん

ワークショップの講師として依頼されたハートブレイク代表の黒瀬久美子さんは、「養護学校などで8年前からこのような講習会を行ってきました。今回も緊張しているのは職員のほうです。寝た子を起こすなという感覚で、この先何かあったらどうしよう、親から苦情が来たらどう対処したらいいかわからない、といった不安を持っています。日常、現場で困っている問題なので、たくさん集まってほしい」と、ますますこうしたワークショップの必要性を感じている。

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