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ファイザー株式会社 Working together for a healthier world より健康な世界の実現のために
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ファイザープログラム2017年度の活動

ファイザーでは、「心とからだのへルスケア」の視点を重視したより良い社会への寄与を目的として、公的機関のサービスや社会資源が十分に整っていない分野で活動している市民活動・市民研究を応援しています。

中堅世代における心身のケアを課題に取り組む市民活動・研究を支援

全国からの応募数は98件、選考委員による厳正な選考の結果、2017年度の助成対象プロジェクトが決定し、12月に都内で贈呈式を開催しました。

写真:贈呈式で挨拶する原田社長(左) / 助成決定書の贈呈(右) 贈呈式で挨拶する原田社長(左) / 助成決定書の贈呈(右)
写真:団体の活動内容に聞き入る参加者 団体の活動内容に聞き入る参加者
写真:贈呈式会場内の様子
贈呈式会場内の様子 画像:2017年度ファイザープログラム応募団体支援対象の分類2017年度ファイザープログラム応募団体支援対象の分類 拡大図はこちら

ファイザープログラムは、「心とからだのヘルスケア」に取り組む市民活動・市民研究を支援する助成事業です。2000年の創立以来、疾病や障がいを抱える方をはじめ、生活困窮者や公的制度の狭間で支援を必要とする方々など、従来の「ヘルスケア」の枠で捉えられないような対象者を支援し、また、最長3年間の継続制度、多くの助成プログラムでは対象とならない人件費や家賃・光熱費等をカバーするなど、先駆け的な取り組みを続けてきました。2013年からは、主に中堅世代(30歳代〜50歳代)にターゲットを絞り、公的な支援の対象となりにくい世代における、心身のケアに関する課題に取り組む市民活動・市民研究のさらなる発展を応援しています。本年度は、新規助成7件、継続助成7件を選出し、合わせて14件のプロジェクトに3,000万円を助成することとなりました。

ファイザーは、このような支援を通じて、革新的な医薬品の開発と提供だけでは十分に果たすことのできないヘルスケアの課題にも取り組み続け、より健康な世界の実現のために貢献していきたいと考えています。

2017年度助成対象プロジェクトはこちら

ファイザープログラム2017年度新規助成
ひきこもり状態にある中堅世代への農業を通じた心とからだの健康自立支援事業

一般社団法人 SAVE TAKATA 《岩手県》

写真:理事 松本玄太さん 理事 松本玄太さん 写真:収穫したりんご(左) / りんご収穫の様子(右) 収穫したりんご(左) / りんご収穫の様子(右)

「SAVE TAKATA」は、2011年3月、東日本を襲った大震災の翌日、代表となる佐々木信秋さんをはじめ、当時、首都圏に在住していた陸前高田市出身者が、現地の状況の把握と、情報発信のためにホームページなどを立ち上げることから活動を開始しました。以後、物資支援のマッチングから避難所の運営、イベント運営のサポートなど、被災地で必要とされた、ありとあらゆることに取り組みました。震災復興支援からスタートし、時間の流れとともに支援のフェーズも変遷するなかで、団体の活動は「農業」「IT事業」「教育」につながる若者事業の三本柱に集約されてきました。

農業の中心であるりんごとの出会いは2013年の秋、農家から出荷に適さない品物を買い取って、ジュースやジャムなどに加工して販売する事業から始まりました。「近隣の農家と関わるうちに、りんご作りの担い手不足や生産量の減少といった、りんご農家が直面している問題を知ることになりました」と、理事である松本玄太さん。「加工食品を作っても、元々のりんごがなくなっては意味がない。歴史ある『米崎りんご』を作り続け広めるためには、担い手の育成が必要だ」と気づき、SAVE TAKATAはりんご作りに取り組むようになりました。

時を同じくして東京の就労支援団体から、自立支援プログラムの一環として農業体験合宿の受け入れ要請がありました。当初は人手不足の農村部の担い手として、地域の外からひきこもりの若い方々を招き入れ農作業を行っていました。2015年に生活困窮者自立支援制度が始まると市の社会福祉協議会から、同地区におけるひきこもり対策への相談が寄せられるようになりました。その中で見えてきたのは、震災で職を失い、新しい仕事を探すものの一時的なものばかりで安定した仕事が得られず、結果として閉鎖予定の仮設住宅でひきこもり状態になり次のステップに進めなくて困窮する、被災地ならではの中堅世代の姿でした。

「この方々が一歩前に踏み出すことができれば、これまでの社会での多くの経験が生かせるのではないか」SAVE TAKATAは、当団体の活動案内が載ったダイレクトメールを陸前高田市の全戸に配布しました。反響は徐々に表れ、これまでに当事者やその家族などから10件以上の問い合わせがありました。「私たちの畑だけでなく、近隣のりんご農家へ手伝いに出向くことで、地域との良好な関係を育むことができました。今後はファイザープログラムの助成を活かし、りんご作りを通じて、地域が抱える課題が解決され、困窮者が自立していく環境を作っていきたいですね」と語る松本さん。りんご作りによって、地域のひきこもりの中堅世代が外に出るきっかけとなり、りんご農家の方々など地域住民ともつながっていく。SAVE TAKATAはりんご作りを通じて、自立支援のサポートと地域産業の発展の両立をめざし、活動を続けていきます。

ファイザープログラム2017年度継続助成
デートDVの実態から中堅世代の生きづらさと適切な支援方法を明らかにするための研究

認定特定非営利活動法人 エンパワメントかながわ《神奈川県》

写真:理事長 阿部真紀さん理事長 阿部真紀さん 写真:小冊子「デートDV白書」小冊子「デートDV白書」 写真:活動のシンボル スプリンググリーンリボン活動のシンボル スプリンググリーンリボン

子どもへの暴力の防止について取り組むため2004年に設立された「エンパワメントかながわ」。理事長の阿部真紀さんは、恋人間の暴力である「デートDV」について問題意識を持つようになりました。「恋人間の暴力について当時はあまり問題視されてきませんでしたが、団体を設立する半年前にメディアがデートDVについて取り上げたことで、その実態が少しずつ明らかにされてきました」と阿部さんは当時を振り返ります。

問題の事象に「デートDV」という名前がついたことをきっかけとして問題の啓発を進めることができれば、世の中の理解が深まり多くの問題を解決することができるとの思いで、さまざまな取り組みをスタートさせました。そのひとつとして、デートDVを演じる寸劇やワークショップなどを交え、その予防について訴えるプログラムを開発し、教育現場において実践しました。プログラムでは「人はそれぞれが対等の関係、お互いを大事にしあうこと」をテーマとしました。
啓発活動の成果が上がる一方で見えてきたのは、高校生の間で既にデートDVが起きているという現実でした。その実態を目にして、リーフレットの作成など普及活動を更に推進すると同時に「予防だけでは足りない。相談体制をつくって両輪として防止対策を推進しよう」と、新たな方向性を模索しました。その結果2011年、『デートDV110番』の電話相談を開設しました。ポスターや専用サイトなど様々な方法で告知しフリーダイヤルにしたところ、多くの相談が寄せられるようになりました。

当初は未成年者からの相談が多いと想定していましたが、思いもよらず、中堅世代からも多くの相談が寄せられるようになりました。これらの相談により、暴力や経済的困窮、大きな心因的負担、過去に受けた家族からの虐待など、中堅世代の被害者の置かれている状況の深刻さが浮き彫りになりました。この現状を発信するとともに、中堅世代におけるデートDVの被害もなくしていきたいと考え、2015年度のファイザープログラムに応募。助成の初年度には、これまでの電話相談の記録を分析して「デートDV白書」という小冊子を作成しました。

助成2年目にあたり阿部さんは、これまでに蓄積された相談内容の分析をさらに進めるとともに、電話対応時に活用している記録シートを改訂することで、相談員のアセスメント力の向上などに取り組むことにしています。「最近では中堅世代の男性被害者からの深刻な相談も増えています。寄せられる相談への対応スキルを上げることで、より適切な支援につなげられるように、スタッフと力を合わせて取り組んでいきたいと思います」と、助成2年目にかける思いを語りました。

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