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ファイザー社、PALOMA-1試験の肯定的な主要結果を発表
進行乳がん女性患者におけるPalbociclibとレトロゾールの併用を評価
~CDK4/6阻害剤のファースト・イン・クラス候補として臨床的ベネフィットを示す~

報道関係各位

2014年2月6日
ファイザー株式会社

英文タイトル:
  • Pfizer Announces Positive Top-Line Results From PALOMA-1
    Evaluating Palbociclib Plus Letrozole in Women with Advanced Breast Cancer
    - - - -
    Clinical Benefit Demonstrated For Potential First-in-Class CDK 4 and 6 Inhibitor

■この参考資料について
この資料は、米国ファイザー社が2014年2月3日(米国現地時間)に発表したプレスリリースを日本語に翻訳再編集し、皆さまのご参考に供するものです。正式言語は英語であり、その内容及び解釈については英語が優先します。 http://www.pfizer.com をご参照ください。

■日本のPalbociclibに関する試験への参加について
日本は、今回試験結果が発表されたPALOMA-1には参加しておりません。進行中のPALOMA-2、PALOMA-3には参加しております。医師主導治験であるPENELOPE-Bへの参加は未定です。
なお、日本では別途第1相試験が進行中です。

米ニューヨーク州ニューヨーク発、2014年2月3日 ― ファイザー社は、本日、Palbociclibの無作為化第2相試験(PALOMA-1)で、主要評価項目を達成したと発表しました。本試験は、ER(エストロゲン受容体)陽性HER2(ヒト上皮増殖因子受容体2)陰性の局所進行または新たに診断された転移性の閉経後乳がん女性患者さんを対象とした試験で、Palbociclibとレトロゾールの併用は、レトロゾール単剤と比較して、統計学的に有意で、かつ臨床的に意義のある無増悪生存期間(PFS)の改善を示しました。

ファイザー社オンコロジー事業部門の臨床開発及びメディカル・アフェアーズ担当シニア・ヴァイス・プレジデント兼チーフ・メディカル・オフィサーMace Rothenbergは次のように述べています。「今回発表した最終データは、ER陽性HER2陰性の閉経後進行乳がん女性患者さんの標準治療をPalbociclibが変革する可能性を示唆するものであり、喜ばしい成果です。このタイプの乳がんは、進行乳がんの約60%を占めており、この結果は、乳がんを患っている多くの女性患者さんを勇気付けるものであると考えます。当社の目標は、医療ニーズの高い新薬を患者さんにお届けすることですが、今回の結果を元に、米国食品医薬品局(FDA)など関係規制当局と今後の方針について協議する予定です」

Palbociclib群で認められた有害事象は、併用投与でこれまでに知られている有害事象プロファイルと一致していました。PALOMA-1で得られた有効性と安全性に関する詳細なデータは、4月5日から9日まで米サンディエゴで開催される2014年度米国癌学会(AACR)で発表する予定です。

Palbociclibは、2013年4月に、FDAにより、進行または転移性のER陽性HER2陰性乳がんの一次治療薬として「Breakthrough Therapy」(ブレークスルー・セラピー。仮訳:画期的治療薬)に指定されました*。この指定は、PALOMA-1の中間データ**に基づくものでした。現在、この患者集団を対象とした国際共同第3相無作為化試験(PALOMA-2)を実施しており、被験者の組み入れが進行中です。
*)詳細は、下記プレスリリース(翻訳版)をご参照ください(2013年4月16日付)。ファイザー社で画期的治療薬に指定されたのは、Palbociclibが初めてです。
米FDA、乳がんを対象としたファイザー社の開発品目Palbociclib (PD-0332991)を 「画期的治療薬」に指定
https://www.pfizer.co.jp/pfizer/company/press/2013/2013_04_16.html#

**)「Palbociclibとレトロゾールの併用による治療を受けた女性は、レトロゾール単独による治療を受けた女性に比べ、無増悪生存期間の中央値が統計的に有意に改善(26.1ヶ月対7.5ヶ月)しました」
(上記プレスリリースから引用)

※上記注釈2点は原文にはなし。

【PALOMA-1について】

PALOMA-1(別名「1003試験」)は、PalbociclibのPFSを評価することを目的としてデザインされた第2相試験です。この試験では、ER陽性HER2陰性の閉経後進行乳がん患者さんにおいて、Palbociclib(125mg1日1回、4週間のうち3週間投与を1サイクルとして投与を繰り返す)とレトロゾールの併用を、レトロゾール単剤(1日1回2.5mgを連続投与)と比較しました。PFSは、無作為化から疾患進行または死因を問わない死亡までの期間のことです。本試験は、Jonssonがんセンターの「Revlon/UCLA婦人科がん研究プログラム」と共同で実施された多施設共同試験で、全世界から101施設が参加しています。

【ER陽性HER2陰性乳がんにおけるPalbociclib開発プログラムについて】

ファイザー社は、様々な病期や治療ラインでのER陽性HER2陰性乳がんにおける強固なPalbociclib開発プログラムを構築するため、治験医師や国際的な乳がんの専門家と緊密に協働しています。

当社は、Palbociclibについて、進行/転移性乳がんを対象とした2つの第3相試験を開始しています。PALOMA-2(別名「1008試験」)は、ER陽性HER2陰性の閉経後進行乳がんの一次治療として、Palbociclibとレトロゾールの併用を、レトロゾールとプラセボの併用と比較検討する無作為化(2:1で割付け)・多施設共同・二重盲検・第3相試験です1。PALOMA-3(別名「1023試験」)は、内分泌療法後に進行したHR(ホルモン受容体)陽性、HER2陰性の転移性乳がんにおいて、Palbociclibとフルベストラントの併用を、フルベストラントとプラセボの併用と比較検討する無作為化(2:1で割付け)・多施設共同・二重盲検・第3相試験です2

さらに、進行/転移性乳がんおよび初期乳がんにおいて、Palbociclibの医師主導治験を現在実施しており、被験者の組み入れが進行中です。それらの試験の一つであるPENELOPE-Bは、術前化学療法と手術を受けた後に、再発リスクの増大が示唆されるHR陽性HER2正常(別名「HER2陰性」)の初期乳がん患者さんを対象に、Palbociclibと標準的な内分泌療法薬の併用を、プラセボと標準的な内分泌療法薬の併用と比較検討する無作為化(1:1で割付け)・二重盲検・プラセボ対照・第3相試験です3。この国際試験は、German・Breast・Group(GBG)主導で行われています。

これら進行中のPalbociclib臨床試験についての詳しい情報は、次のウェブサイトで入手できます。
www.clinicaltrials.gov.

【Palbociclibについて】

Palbociclibは開発中の経口分子標的薬であり、サイクリン依存性キナーゼ(CDK) 4および6を選択的に阻害して、細胞周期を調節するとともに腫瘍細胞の増殖を抑制します4

細胞周期の調節の欠損はがんの特徴であり、多くのがんにおいてCDK4/6が過剰に活性化され、細胞増殖が制御できなくなっています5,6。CDK4/6は、細胞周期の調節に主要な役割を演じており、細胞を成長フェーズ(G1期)からDNA複製が行われるフェーズ(S期)へ移行させる誘因となります7,8。CDK4/6はER陽性乳がんにおいて高頻度に活性化されており、ERシグナルの下流に位置する主要な標的です9,10。非臨床データから、CDK4/6とERシグナルの両方を阻害することにより、G1期にあるER陽性乳がん細胞株の増殖を相乗的に抑制することが示唆されています。
Palbociclibは開発中の化合物であり、いずれの国においても製造販売承認を取得していません。

<脚注>
  1. Clinicaltrials.gov. A Study of PD-0332991 + Letrozole vs. Letrozole For 1st Line Treatment Of Postmenopausal Women With ER+/HER2- Advanced Breast Cancer. Available at:http://clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT01740427?term=0332991+and+pfizer&rank=2. Accessed April 22, 2013.
  2. Clinicaltrials.gov. Palbociclib Combined With Fulvestrant In Hormone Receptor+ HER2-Negative Metastatic Breast Cancer After Endocrine Failure (PALOMA-3). Available at: http://clinicaltrials.gov/show/NCT01942135. Accessed November 25, 2013
  3. Clinicaltrials.gov. A Study of Palbociclib in Addition to Standard Endocrine Treatment in Hormone Receptor Positive Her2 Normal Patients With Residual Disease After Neoadjuvant Chemotherapy and Surgery (PENELOPE-B). Available at: http://clinicaltrials.gov/show/NCT01864746. Accessed November 26, 2013
  4. Clinicaltrials.gov. Study of Letrozole with or without PD 0332991 for the first-line treatment of hormone-receptor positive advanced breast cancer. Available here: http://www.clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT00721409?term=PD+0332991&rank=10. Accessed March 28, 2013.
  5. Shapiro GI. Cyclin-dependent kinase pathways as targets for cancer treatment. J Clin Oncol. 2006;24(11):1770-1783.
  6. Weinberg RA. The Biology of Cancer. New York, NY. Garland Science; 2013.
  7. Hirama T and H. Phillip Koeffler. Role of the Cyclin-Dependent Kinase Inhibitors in the Development of Cancer. Blood. 1995; 86: 841-854.
  8. Fry D et al. Specific Inhibition of cyclin-dependent kinase 4/6 by PD 0332991 and associated antitumor activity in human tumor xenografts. Molecular Cancer Therapeutics. 2004; 3: 1427-1437.
  9. Finn RS et al. PD 0332991, a selective cyclin D kinase 4/6 inhibitor, preferentially inhibits proliferation of luminal estrogen receptor-positive human breast cancer cell lines in vitro. Breast Cancer Res. 2009;11(5):R77.
  10. Lamb R, Lehn S, Rogerson L, Clarke RB, Landberg G. Cell cycle regulators cyclin D1 and CDK4/6 have estrogen receptor-dependent divergent functions in breast cancer migration and stem cell-like activity. Cell Cycle. 2013;12(15):2384-2394.

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ファイザーオンコロジーは世界のがん患者さんに希望の光をもたらすため、革新的な治療選択肢の発見、研究、開発に注力しています。当社の強力なパイプラインは業界で最も堅固なものであり、科学的な発見の中でも最もよい物を探し出し、多様ながん患者さんのために臨床応用することに的を絞った研究を進めています。当社は生物製剤と小分子を臨床開発するとともに、100以上の臨床試験を実施中です。学術機関、個人研究者、共同研究グループ、政府、技術提携先などと協力しながら、ファイザーオンコロジーは画期的な医薬品によるがんの治癒、あるいは、コントロールに真剣に取り組んでいます。適切な医薬品を適切な患者さんに適切なタイミングで届けることがファイザーオンコロジーの使命です。詳しい情報は www.pfizer.com で入手できます。

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