本文へジャンプ
ファイザー株式会社 Working together for a healthier world より健康な世界の実現のために
ここから本文です
現在地 : Pfizer co.jp ホーム > 報道関係の皆様:プレスリリース2018年度 > バベンチオ®(一般名:アベルマブ(遺伝子組換え))、転移性メルケル細胞がんを対象としたJAVELIN Merkel 200試験から得られた2年間のデータにおいて持続的奏効を示す

ページを印刷

バベンチオ®(一般名:アベルマブ(遺伝子組換え))、転移性メルケル細胞がんを対象とした
JAVELIN Merkel 200試験から得られた2年間のデータにおいて持続的奏効を示す
・希少で悪性度の高い皮膚がんである転移性メルケル細胞がん(mMCC)に対する
臨床的に意義のある持続的奏効、全生存期間(OS)、および無増悪生存期間(PFS)の2年間の追跡データ

報道関係各位

2018年6月27日
ファイザー株式会社
メルクセローノ株式会社

●この資料は、2018年6月4日に独・メルクおよび米・ファイザーが発表した英語版プレスリリースの翻訳で、参考資料として提供するものです。正式言語は英語であり、その内容および解釈については英語が優先します。 英語版はhttp://www.merckgroup.comまたはhttp://www.pfizer.comをご参照ください。
●JAVELIN Merkel 200試験には日本も参加しています。
●日本においてアベルマブ(製品名:バベンチオ®)は、2017年9月に製造販売承認を取得し、11月22日に発売しております。適応症は「根治切除不能なメルケル細胞癌」です。

ASCO Abstract #
Avelumab: 9507, 9537

米国・シカゴ発、2018年6月4日-独メルク(以下、メルク)と米ファイザー(以下、ファイザー)は、米国・シカゴで開催中の第54回米国臨床腫瘍学会(ASCO)の口演において、本日6月4日(月)午前10時12分~10時24分(中部夏時間)に、転移性メルケル細胞がん(以下、「転移性メルケル細胞がん」を「mMCC」と略記)に対するバベンチオ®(一般名:アベルマブ(遺伝子組換え))の多施設共同第II相非盲検試験「JAVELIN Merkel 200」の最新の有効性および安全性データを報告すると発表しました。本試験から得られた2年間の追跡データから、バベンチオを被験薬として投与し効果が認められた患者さんにおけるこれまでの解析と比較して、臨床的に意義のある持続的奏効、安定した無増悪生存期間(PFS)、および全生存期間(OS)が示されました。腫瘍組織中のPD-L1発現レベルまたはメルケル細胞ポリオーマウイルス感染の有無にかかわらず、すべての患者サブグループにわたって臨床効果が確認されました。本試験におけるバベンチオの安全性プロファイルは、長期追跡試験と変わらず、JAVELIN臨床開発プログラム全体で認められたものと一貫していました。
※広報注)すでに報告されています。

メルクのバイオファーマ・ビジネス研究開発部門のグローバル責任者であるLuciano Rossetti(M.D.)は、次のように述べています。「今回発表する有効性および安全性に関する結果は、FDA承認の根拠となったデータを裏付けるものです。ASCOで発表する他のデータに加え、この2年の解析は、私たちがメルケル細胞がん患者さんにおけるバベンチオの有用性を理解する上で、大きな前進となるものです。」

多施設共同第II相非盲検試験「JAVELIN Merkel 200」では、遠隔転移を有し、化学療法での治療中または治療後に病勢進行が認められ、組織学的にmMCCと確認された患者さんに対して、バベンチオ10mg/kgを2週間に1回、病勢進行が認められるか、忍容できない毒性が生じるまで静脈投与されました。患者さん88名を対象として、中央値29.2カ月(範囲:24.8~38.1カ月)の期間にわたり追跡調査を行い、確認された奏効率(ORR)は33%(95%信頼区間[CI]:23.3–43.8、完全奏効11.4%)で、1年目および18カ月目に報告された以前の解析と一貫していました。被験薬として投与し効果の認められた29症例中19例において奏効が持続しており、うち12例は奏効期間が2年を超えました。持続的奏効は、PFSの安定につながりました(12カ月の時点で29%、18カ月の時点で29%、24カ月の時点で26%)。OSの中央値は12.6カ月(95%CI:7.5–17.1)、2年生存率は36%(12カ月では50%、18カ月では39%)でした。最低2年間の追跡期間中、バベンチオの安全性が懸念される未知の副作用は認められず、これまでの報告と一貫していました。67症例(76.1%)で薬剤関連有害事象が発生し、うち10例(11.4%)がグレード3以下、また、20例(22.7%)が免疫関連有害事象でした。治療に関連する死亡は報告されていません1

ファイザーのグローバル製品開発部門の腫瘍免疫、早期開発およびトランスレーショナル・オンコロジー領域担当シニア・ヴァイス・プレジデントのChris Boshoff(M.D.、PhD.)は、次のように述べています。「これまでmMCC患者さんには化学療法の他に治療選択肢がなく、今回の結果はmMCC患者さんにとって重要なマイルストーンとなるものです。今回の発表データと、同じくASCOで発表される追加的なリアルワールドデータにより、この希少で悪性度の高い皮膚がんに対する治療選択肢としてのバベンチオに対する信頼度が高まります。」

メルクとファイザーが共同で実施しているバベンチオの臨床開発プログラムJAVELINには、7つの第III相試験を含む30以上の臨床プログラムがあり、約8,300名の患者さんが15を超える異なるがん種での評価に参加しています。

バベンチオ®(一般名:アベルマブ)は2017年、米国食品医薬品局(FDA)から成人および小児(12歳以上)のmMCCの適応症で迅速承認を取得し、さらに、白金製剤を含む化学療法後に病勢進行が認められたか、または白金製剤を含む化学療法を使用した術前または術後の補助療法から 12カ月以内に病勢進行が認められた局所進行・転移尿路上皮がんの治療薬として追加承認を得ました。これらの適応は、奏効率と奏効期間の結果に基づく優先審査のもとで承認されました。これらの適応での承認取得は条件付きであり、検証的試験において臨床的ベネフィットの検証が必要です。
※広報注)日本においては、「根治切除不能なメルケル細胞癌」の適応症で2017年9月に製造販売承認を取得し、11月22日に発売しています。

参考

【JAVELIN Merkel 200試験について】

JAVELIN Merkel 200試験は、mMCC患者さん88例を対象とした、多施設共同第Ⅱ相非盲検試験です。全体的に高齢者が多く(年齢中央値は72.5歳、範囲は33~88歳)、少なくとも1種類の化学療法歴がありました(1種類が59.1%、2種類が29.5%、3種類以上が11.4%)。バベンチオは、2週間に1回10mg/kgを静脈内投与されました。本プロトコールでは、有効性および安全性は、バベンチオの投与を少なくとも1回受けた症例を解析データとしました。既定の一次解析のカットオフ日は、最終の患者さんが被験薬の投与を開始してから6カ月後でした。試験の主要評価項目は、RECIST v1.1に従い独立評価項目レビュー委員会によって評価された、確認済みの最良総合効果でした。副次的評価項目は、バベンチオの奏効期間、期間PFS、OS、6カ月および12カ月時点におけるRECISTに基づく奏効状態、安全性および忍容性、薬物動態、および免疫原性でした。

【アベルマブについて】

アベルマブは、PD-L1と呼ばれるタンパク質を特異的に阻害するヒト型抗体です。動物モデルでは、アベルマブにより自然および獲得性の免疫作用の両者に活性化が認められています。また、アベルマブがPD-L1に結合することにより、抑制されていたT細胞を介した免疫反応による抗腫瘍作用の活性化が認められています2-4。なお、アベルマブは、薬理作用としてin vitroで抗体依存性細胞傷害(ADCC)活性を誘導することが確認されています4-6。2014年11月、メルクとファイザーは、アベルマブを共同開発し、製品化する戦略的提携の締結を発表しました。

【米国で承認されている適応症】

米国食品医薬品局(FDA)は、(i)成人および小児(12歳以上)のmMCCおよび(ii)白金製剤を含む化学療法後に病勢進行が認められたか、または白金製剤を含む化学療法を使用した術前または術後の補助療法から12カ月以内に病勢進行が認められた局所進行・転移尿路上皮がんの治療薬として、迅速承認に基づきアベルマブ(製品名:バベンチオ®)を承認しました。これらの適応での承認取得は条件付きであり、検証的試験において臨床的ベネフィットの検証が必要です。

【FDAの添付文書に基づく重要な安全性情報】

アベルマブの警告および注意事項には、免疫関連有害事象(肺臓炎、肝炎、大腸炎、内分泌障害、腎炎、腎機能障害、その他有害反応)、注入に伴う反応、胎芽・胎児毒性が含まれます。

アベルマブの投与を受けたmMCCまたは局所進行・転移尿路上皮がん患者さんに認められた主な有害事象(患者さんの 20%以上で報告)は、疲労感、筋骨格痛、下痢、悪心、注入に伴う反応、末梢性浮腫、食欲減退/食欲不振、尿路感染症、発疹でした。

メルクとファイザーの提携について

腫瘍免疫分野は両社にとって最も重要な領域です。グローバル戦略提携によって両社は強みと能力を互いに享受しあい、抗PD-L1抗体薬 アベルマブに対するさらなる有効性の探索が可能になります。同薬は当初メルクが見出し、開発してきました。この腫瘍免疫領域における両社の提携により、アベルマブの開発、製品化、さらにはファイザーの抗PD-1抗体薬の開発が進められていきます。両社はこの提携を通じ、単剤または併用療法としてのアベルマブの研究に向けて優先度の高い国際的な臨床試験プログラムの開発に注力し、がんの新たな治療法の発見に取り組んでいます。

メルクについて

Merck(メルク)はヘルスケア、ライフサイエンス、パフォーマンスマテリアルズの分野における世界有数のサイエンスとテクノロジーの企業です。がんや多発性硬化症のためのバイオ医薬品を用いた治療法から、科学研究と生産に関する最先端システム、スマートフォンや液晶テレビ向けの液晶材料にいたるまで、約53,000人の従業員が人々の暮らしをより良くする技術の一層の進歩を目指しています。2017年は66カ国で153億ユーロの売上高を計上しました。
メルクは1668年に創業された世界で最も歴史の長い医薬・化学品会社で、創業家が今でも、上場企業が率いるグループの株式の過半数を所有しています。メルクの名称およびブランドのグローバルな権利は、メルクが保有しています。唯一の例外は米国とカナダで、両国ではEMDセローノ、ミリポアシグマ、EMDパフォーマンスマテリアルズとして事業を行っています。

メルクセローノ株式会社について

メルクセローノ株式会社は、「メルク・ヘルスケア ビジネス」(本社:ドイツ・ダルムシュタット)における、バイオ医薬品事業部門の日本法人です。2007年10月1日に発足し、がん、腫瘍免疫および不妊治療領域を重点領域としています。
メルクセローノ株式会社の詳細についてはwww.merckserono.co.jpをご覧ください。

ファイザーオンコロジーについて

ファイザーオンコロジーは、がんとともに生きる患者さんに意義のある影響をもたらす革新的な治療薬を追求しています。オンコロジー領域におけるリーダーとして、画期的かつアクセス可能な治療薬を迅速にお届けし、がん患者さんの生活に変革をもたらすべく取り組んでいます。業界屈指の、生物学的製剤、低分子、免疫療法からなる豊富な開発パイプラインを有し、優れた革新的医薬品を探索し、多様ながんに臨床応用することに注力して研究を進めています。オンコロジー領域において重要なことは、医薬品の製造だけでなく、緊密なパートナーシップにより患者さんの生活改善を目指すこと。学会、研究者、共同研究グループ、政府、提携先などと協力しながら、革新的医薬品によるがんの治癒、あるいは、コントロールにまい進していきます。詳しくはwww.pfizer.comをご覧ください。

ファイザーについて:より健康な世界の実現のために

ファイザーはサイエンスとグローバルなリソースを活用し、皆様が健康で長生きし、生活を大きく改善するための治療薬をお届けしています。私たちは、ヘルスケア製品の探索・開発・製造におけるクオリティ・安全性・価値の基準設定をリードしていくことを目指しています。当社のグローバルなポートフォリオには、医薬品とワクチンに加え、世界的に著名なコンシューマー・ヘルスケア製品が含まれています。ファイザーの社員は先進国および新興市場で、今、この時代に最も恐れられている疾患の予防・治療・治癒に役立つ製品を通じて健康に貢献しています。卓越した革新的医薬品企業の責務として、優れた医薬品を誰もが容易に入手できるように、ファイザーは世界中の医療従事者、政府、地域社会と協力しています。私たちに信頼を寄せてくださる皆様のため、150年以上にわたり前進を続けてきました。詳細は当社のウエブサイト(www.pfizer.com)をご覧ください。また、ファイザー株式会社(日本法人)の取り組みは、下記ホームページよりご覧いただけます。 www.pfizer.co.jp

<出典>

  1. 1. Nghiem P. Two-year efficacy and safety update from JAVELIN Merkel 200 part A: a phase 2 study of avelumab in metastatic Merkel cell carcinoma progressed on chemotherapy. Abstract 9507. To be presented at ASCO 2018, June 1-4, 2018. Chicago, IL.
  2. 2. Dolan DE, Gupta S. PD-1 pathway inhibitors: changing the landscape of cancer immunotherapy. Cancer Control 2014;21(3):231–7.
  3. 3. Dahan R, Sega E, Engelhardt J, et al. FcγRs modulate the anti-tumor activity of antibodies targeting the PD-1/PD-L1 axis. Cancer Cell 2015;28(3):285–95.
  4. 4. Boyerinas B, Jochems C, Fantini M, et al. Antibody-dependent cellular cytotoxicity activity of a novel anti-PD-L1 antibody avelumab (MSB0010718C) on human tumor cells. Cancer Immunol Res 2015;3(10):1148-57.
  5. 5. Kohrt HE, Houot R, Marabelle A, et al. Combination strategies to enhance antitumor ADCC. Immunotherapy 2012;4(5):511–27.
  6. 6. Hamilton G, Rath B. Avelumab: combining immune checkpoint inhibition and antibody-dependent cytotoxicity. Expert Opin Biol Ther 2017;17(4):515–23.

このページの先頭へ

ここから下部共通部分です
ファイザー株式会社
Copyright© Pfizer Japan Inc. All rights reserved.
上部共通ナビゲーションに戻る