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現在地 : Pfizer co.jp ホーム > 報道関係の皆様:プレスリリース2018年度 >タファミジスの第Ⅲ相トランスサイレチン型心アミロイドーシス(ATTR-ACT)試験の新たなサブグループ解析、2018年米国心不全学会(HFSA)年次学術会議で発表

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タファミジスの第Ⅲ相トランスサイレチン型心アミロイドーシス(ATTR-ACT)試験の
新たなサブグループ解析、2018年米国心不全学会(HFSA)年次学術会議で発表
~感度分析と事後解析の結果が第22回米国心不全学会(HFSA)年次学術会議の最新臨床試験セッションで発表される~
~新たな全死亡解析結果から、すべてのサブグループにおいてタファミジスの優越性が示される~
~死亡リスクは、野生型サブグループで29%減、変異型サブグループで31%減~

報道関係各位

2018年9月27日
ファイザー株式会社

英文タイトル:
  • New Sub-group Analyses from the Tafamidis Phase 3
    Transthyretin Amyloid Cardiomyopathy (ATTR-ACT) Study
    Presented at 2018 HFSA Annual Scientific Meeting
    -Findings from sensitivity and post-hoc analyses were presented
    during a Late Breaking Clinical Trials Session
    at the Heart Failure Society of America 22 nd Annual Scientific Meeting-
    -Results of new analyses of all-cause mortality favored tafamidis across all sub-groups-
    -29% and 31% reduction in the risk of death observed
    in wild-type and hereditary sub-groups, respectively-

■以下の参考資料について
この資料は、米国ファイザー社が2018年9月18日(米国現地時間)に発表したプレスリリースの一部を日本語に翻訳再編集し、皆さまのご参考に供するものです。正式言語は英語であり、その内容及び解釈については英語が優先します。http://www.pfizer.com をご参照ください。

■日本におけるタファミジスの開発について
日本においてタファミジスメグルミン(製品名:ビンダケル)は、「トランスサイレチン型家族性アミロイドポリニューロパチーの末梢神経障害の進行抑制」の効能・効果で、2013年9月に製造販売承認を取得し、同年11月から発売しております。本剤のトランスサイレチン型心アミロイドーシスを対象とした第Ⅲ相ATTR-ACT試験には日本も参加しております。

■「先駆け審査指定制度」による指定について
日本においてタファミジスメグルミンは、「トランスサイレチン型心アミロイドーシス」を対象とし、本年3月に厚生労働省より「先駆け審査指定制度」による対象品目に指定されました。タファミジスメグルミンは、本制度によって対象品目に指定されたファイザー株式会社にとって初めての薬剤となります。

本制度により対象品目に指定されると、通常12ヵ月の総審査期間の目標値が6ヵ月に設定されます。指定の条件は、既承認薬と異なる新作用機序を持つ画期性があり、生命に重大な影響がある重篤な疾患または根治療法がなく症状(社会生活が困難な状態)が継続している疾患が対象で、既承認薬が存在しない、または既存の治療薬もしくは治療法に比べて有効性の大幅な改善が見込まれること、また、世界に先駆けて日本で申請される予定であることです。

<参考:厚生労働省HP 先駆け審査指定制度について>
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/topics/tp150514-01.html

ファイザー社は本日、タファミジスの第Ⅲ相トランスサイレチン型心アミロイドーシス(ATTR-ACT)試験の追加の感度分析および事後解析の結果を発表しました。この結果から、トランスサイレチン型心アミロイドーシス(ATTR-CMと略記)患者の野生型、変異(遺伝)型、およびニューヨーク心臓協会(NYHA)分類による各サブグループにおけるタファミジスの有効性の詳細が明らかになりました1。タファミジスは、ATTR-CMの治療薬としての安全性と有効性を評価する第Ⅲ相試験を完了した唯一の開発中の医薬品です1。ATTR-CMは、進行性心疾患で死に至る希少疾病であり、適切に診断されていないことが多いのが現状です。現在、本疾患を適応症として承認された薬物療法は存在しません2

この結果は本日、テネシー州ナッシュビルで開催された第22回米国心不全学会(HFSA)年次学術会議にて発表されました。試験の主要結果は、2018年8月27日にドイツ・ミュンヘンで開催された欧州心臓病学会(ESC)で発表され、同時に『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスン(NEJM)』誌オンライン版にも掲載されました。

野生型および変異(遺伝)型のATTR-CM患者さんを対象とする30カ月間の試験における主要結果から、タファミジス投与群において、プラセボ群と比較して、原因を問わない全ての死亡と心血管事象による入院回数を組み合わせた複合評価項目において統計学的に有意な減少を示すことが明らかになりました(P=0.0006)1。本日発表された新たな感度分析の解析からも、原因を問わない全ての死亡と心血管事象による入院回数を組み合わせた複合評価項目において統計学的に有意な減少を示すことが明らかになりました(P=0.0088)1

さらに、タファミジス投与群は、全てのサブグループ(野生型、変異型、およびNYHA機能分類Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ)において、プラセボ投与群と比較して全死亡リスクを減少させました。これには、野生型サブグループで29%減(HR 0.71; 95% CI [0.474, 1.052])、変異型サブグループで31%減(HR 0.69; 95% CI [0.408,1.167])の死亡リスクの減少が含まれます1。野生型と変異型の両サブグループにおいて、タファミジス投与群は、プラセボ投与群と比較して、30カ月目の時点で6分間歩行距離検査における機能的能力の減少が軽減し(P<0.0001)、カンザスシティ心筋症質問表の総スコアで評価したクオリティ・オブ・ライフ(QOL)の低下も軽減した(P<0.0001)ことが明らかになりました。タファミジスは忍容性も高く、試験において認められた安全性プロファイルもプラセボ群と同等でした1

ファイザー社シニア・ヴァイス・プレジデント兼グローバル製品開発・希少疾病グループ最高開発責任者のBrenda Cooperstone(M.D.)は次のように述べています。「今回得られた新たな結果から、野生型または変異型ATTR-CMに対するタファミジスの治療選択肢としての可能性が支持されました。この試験のさらなる解析からより多くを学ぶことを期待すると共に、この医薬品を患者さんに届けるため、引き続き世界中の規制当局と協業していきます」

2018年HFSA年次学術会議において、ATTR-ACT試験の発表を行ったニューヨーク長老派教会病院の心臓学Arnold and Arlene Goldstein教授/コロンビア大学メディカルセンターのMathew S. Maurer(M.D.)は次のように述べています。「第Ⅲ相ATTR-ACT試験の主要解析から統計的に有意な結果が得られました。その結果に引き続いてATTR-CMの主要な部分集団におけるタファミジスの有効性を詳しく検討しました。この追加解析結果は、2018年ESC会議で発表され数週間前に『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスン(NEJM)』誌に掲載された内容を裏付けるもので、この死に至る疾病に対する認知度を向上させ、早期に診断することがいかに重要であるかを示しています」

タファミジスは、2012年にEUと米国で、また2018年に日本で、ATTR-CMを対象にオーファンドラッグ(希少疾病医薬品)指定を受けました。米国食品医薬品局(FDA)は、ATTR-CMを適応症としたタファミジスについて、2017年6月に迅速審査の対象に指定し、2018年5月にブレークスルー・セラピー(画期的治療薬)に指定しました。さらに2018年3月には、日本の厚生労働省(MHLW)が、タファミジスを本適応症に関して先駆け審査の対象に指定しました。

参考

■ATTR-ACT試験1について

本試験は、多施設国際共同第Ⅲ相二重盲検プラセボ対照・無作為化3群間比較臨床試験です。441名の患者さんを対象に、1日1回20 mgまたは80 mgのタファミジスメグルミンカプセルを経口投与し、有効性、安全性および忍容性をプラセボと比較評価しました。試験には、この疾病の変異型を有する、遺伝性の患者さんと、遺伝性ではなく老化に伴って起こりうる野生型の患者さんの両方が登録されました。タファミジス投与群(80mgおよび20mg)とプラセボ群を比較した試験の主要解析では、ATTR-CM患者さんを対象に、30カ月間の原因を問わない全ての死亡と心血管事象による入院回数を組み合わせて複合的に評価しました。

ATTR-ACT試験では、タファミジス投与群において、プラセボ群と比較して、原因を問わない全ての死亡(29.5% vs. 42.9%、ハザード比= 0.70、95%信頼区間[CI] 0.51-0.96、P=0.0259)と、心血管事象による入院回数(年率換算0.48 vs 0.70、相対リスク比= 0.68、95% CI 0.56-0.81、P<0.0001)が有意に減少することが明らかになりました1。これは、死亡リスクの30%低下、心血管事象による入院回数の32%低下に相当します。本結果から、すべてのサブグループにおいて、死亡率に関するタファミジスの一貫した有効性が明らかになりました1

試験の副次的評価項目において、タファミジス群は、プラセボ群と比較して、6分間歩行距離検査における機能的能力の減少が軽減し(P<0.0001)、カンザスシティ心筋症質問表-総スコアで評価したクオリティ・オブ・ライフ(QOL)の低下も軽減した(P<0.0001)ことが明らかになりました1。タファミジスは忍容性も高く、試験において認められた安全性プロファイルもプラセボ群と同等でした1

タファミジスは、ATTR-CMを対象とした開発中の治験薬であり、本疾患に対しては未承認です。

■トランスサイレチン型心アミロイドーシス(ATTR-CM)について

ATTR-CMは、トランスサイレチンと呼ばれる、4つのサブユニットからなる(四量体)輸送タンパク質の不安定化によって引き起こされる進行性の希少疾病で、適切に診断されていないことが多いのが現状です。不安定な四量体が解離し、ミスフォールディングが起きることによってタンパク質が凝集、アミロイド線維を形成し心臓内に沈着した結果、心不全が起こります3

<出典>
  1. 1 Data on file. Pfizer Inc. New York, NY.
  2. 2 Rapezzi C, Quarta CC, Riva L, et al. Transthyretin-related amyloidoses and the heart: a clinical overview. Nat Rev Cardiol. 2010;7:398-408.
  3. 3 Ando Y, Coelho T, Berk JL, et al. Guideline of transthyretin related hereditary amyloidosis for clinicians. Orphanet J Rare Dis. 2013;8:31.

ファイザーと希少疾病について

希少疾病は、あらゆる病気の中でも特に深刻であり、世界中の3億5,000万人の患者さんに影響を及ぼしています。現在判明している希少疾病は7,000種類以上ありますが、承認された医薬品が存在するのは、そのうちわずか5%です。希少疾病の患者さんとその大切な人々は、より良い治療オプションを待ち望んでいます。その切迫した状況の中、ファイザーは、革新的医薬品を患者さんに届けるべく、世界的な展開を活かし、リソースと専門知識を積極的に投入しています。希少疾病に対するファイザーの重点的取り組みは、20年以上にわたる経験と、血液、神経、遺伝性代謝性疾患、呼吸器の領域における20種類以上の化合物からなるパイプライン、および世界中で承認された20種類以上の医薬品からなるグローバルポートフォリオに基づいたものです。ファイザーの希少疾病部門では、科学技術を根拠として、多くのファイザー社員の力を合わせ、希少疾病患者さんに貢献すべく日々尽力しています。

ファイザーについて:より健康な世界の実現のために

ファイザーはサイエンスとグローバルなリソースを活用し、皆様が健康で長生きし、生活を大きく改善するための治療薬をお届けしています。私たちは、ヘルスケア製品の探索・開発・製造におけるクオリティ・安全性・価値の基準設定をリードしていくことを目指しています。当社のグローバルなポートフォリオには、医薬品とワクチンに加え、世界的に著名なコンシューマー・ヘルスケア製品が含まれています。ファイザーの社員は先進国および新興市場で、最も生命や生活を脅かす疾患の予防・治療・治癒に役立つ製品を通じて健康に貢献しています。卓越した革新的医薬品企業の責務として、優れた医薬品を誰もが容易に入手できるように、ファイザーは世界中の医療従事者、政府、地域社会と協力しています。私たちに信頼を寄せてくださる皆様のため、150年以上にわたり前進を続けてきました。詳細は当社のウエブサイト(www.pfizer.com)をご覧ください。また、ファイザー株式会社(日本法人)の取り組みは、下記ホームページよりご覧いただけます。www.pfizer.co.jp

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