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DAURISMO(一般名:グラスデギブマレイン酸塩)、
強力化学療法の適応とならない未治療の急性骨髄性白血病(AML)治療薬として
FDAの承認を取得
~DAURISMOは、AMLの治療薬として承認された最初で唯一のヘッジホッグシグナル伝達経路阻害剤
~第Ⅱ相無作為化試験において、DAURISMOと低用量化学療法の併用により、年齢または併存疾患のために
強力化学療法の適応とならない患者さん(治療困難な患者群)において、全生存期間の中央値が有意に改善

報道関係各位

2018年12月26日
ファイザー株式会社

英文タイトル:
  • U.S. FDA Approves DAURISMO (glasdegib)
    for Adult Patients with Newly-Diagnosed Acute Myeloid Leukemia(AML)
    for Whom Intensive Chemotherapy is Not an Option
    DAURISMO is the first and only Hedgehog pathway inhibitor approved for the treatment of AML In a randomized Phase 2 trial, DAURISMO plus low-dose chemotherapy significantly improved median overall survival in patients who were not able to receive intensive chemotherapy due to age or comorbidities – a difficult-to-treat patient population

■以下の参考資料について
この資料は、米国ファイザー社が2018年11月21日(米国現地時間)に発表したプレスリリースの一部を日本語に翻訳再編集し、皆さまのご参考に供するものです。正式言語は英語であり、その内容及び解釈については英語が優先します。http://www.pfizer.com/news/をご参照ください。

■日本におけるグラスデギブの開発について
第Ⅲ相BRIGHT AML 1019試験が進行中で、本試験には日本も参加しています。

ファイザー社は本日、米国食品医薬品局(FDA)が、急性骨髄性白血病(AML)と新たに診断された75歳以上、または併存疾患により強力化学療法の適応とならない患者さんに対する治療薬として、1日1回服用の経口薬であるDAURISMO(一般名:グラスデギブマレイン酸塩)を承認したことを発表しました。DAURISMOは、化学療法の一つである低用量シタラビン(LDAC)との併用で使用します。DAURISMOは、重度腎機能障害、または中等度から重度肝機能障害を有する患者さんにおける試験は実施しておりません1

AMLは、急速に悪化する骨髄性の白血病であり、他の白血病と比べて予後が不良です2。AMLの標準治療は強力化学療法ですが、多くの高齢AML患者さんや、診断前に特定の疾患を有している患者さんは、強力化学療法の適応となりません3。従来、このような患者さんの多くは、十分な治療を受けられず、予後は不良でした4

ファイザー社オンコロジー部門グローバル・プレジデントのAndy Schmeltzは、次のように述べています。「DAURISMOは、当社において過去14カ月の間に承認された2つ目のAMLの治療薬です。治療困難で、特に治療選択肢が限られている患者さんにとって、新たな治療薬となります。強力化学療法の適応とならない患者さんに、この新しい経口薬と低用量化学療法を併用することで、生存の可能性を高める治療選択肢を提供できたことを誇りに思います。」

DAURISMOは、AMLの治療薬としてFDAの承認を取得した、最初で唯一のヘッジホッグシグナル伝達経路阻害剤です。ヘッジホッグシグナル伝達経路は、ヒトの胎児が発達する過程である胚形成において重要な役割を担います。しかし、成人ではこの経路が異常に活性化すると、がん幹細胞の発生や存続に影響を及ぼすと考えられています。前臨床研究から、この経路を遮断することによって、がん幹細胞の発生と生存を阻害できることが明らかになっています5,6

テキサス州立大学MDアンダーソンがんセンター白血病副部長兼医学教授のJorge Cortes(M.D.)は、次のように述べています。「本日の承認の根拠となった第Ⅱ相無作為化試験には、通常であれば臨床試験から除外される心疾患を持つ患者さんや、軽度から中等度の腎疾患を持つ患者さんが含まれていました。本試験では、DAURISMOと低用量化学療法を併用することにより、試験期間における死亡リスクが化学療法単独と比較して54%低下しました。これにより、強力化学療法の適応とならない患者さんに待望の治療薬がもたらされたことになります。」

承認の根拠となった主要な試験である無作為化国際共同第Ⅱ相BRIGHT 1003試験では、新たにAMLと診断された患者さん115名が、DAURISMOとLDACの併用療法群またはLDAC単独療法群に2:1で無作為に割り付けられました。DAURISMOとLDACの併用療法群の77名のうち、半数以上(51%、39名)が二次性AML、すなわち過去の血液や骨髄の疾患、または過去の抗がん治療によって発症するAMLを有していました。二次性AMLの患者さん39名のうち11名が、過去に脱メチル化剤による治療を受けていました。従来、このような患者さんは予後が不良であり、治療選択肢は臨床試験か緩和療法に限られていました。全生存期間(OS)の中央値は、DAURISMOとLDACの併用療法群で8.3カ月(95% 信頼区間(CI): 4.4,12.2)、LDAC単独療法群で4.3カ月(95% CI: 1.9, 5.7)でした。この差は、DAURISMOとLDACの併用療法群で死亡リスクが54%低下したことを表しています(ハザード比(HR):0.46、95% CI: 0.30, 0.71、片側検定p値0.0002)1

米国におけるDAURISMOの添付文書には、胎児毒性に関する警告の記載があります。投与開始から最初の90日間で、DAURISMOとLDACの併用療法群とLDAC単剤療法群において最もよく認められた(患者の20%以上)有害事象(AE)は、貧血(併用療法群43%、単剤療法群42%)、疲労(同36%、32%)、出血(同36%、42%)、発熱性好中球減少症(同31%、22%)、筋骨格痛(同30%、17%)、嘔気(同29%、12%)、浮腫(同30%、20%)、血小板減少症(同30%、27%)、呼吸困難(同23%、24%)、食欲減退(同21%、7%)、味覚障害(同21%、2%)、粘膜炎(同21%、12%)、便秘(同20%、12%)、発疹(同20%、7%)でした1。重篤な有害事象は、DAURISMOとLDACの併用療法群の79%で報告されました。DAURISMOとLDACの併用療法群で最もよく認められた(5%以上で)重篤な有害事象は、発熱性好中球減少症(29%)、肺炎(23%)、出血(12%)、貧血(7%)、敗血症(7%)でした1

ファイザー社グローバル製品開発・オンコロジーグループ最高開発責任者であるMace Rothenberg(M.D.)は、次のように述べています。「ヘッジホッグシグナル伝達経路阻害剤のDAURISMOは、当社の研究所で発見され、がん治療薬の進歩に向けた当社の継続的な取り組みの成果と言えます。本日、DAURISMOがFDAの承認を取得したことを嬉しく思います。今後も、AML患者さんの治療におけるDAURISMOの役割についてさらに理解を深めるべく取り組んでまいります。なお、悪性白血病に対するDAURISMOの可能性を検証するため、現在進行中の第Ⅲ相BRIGHT試験において、AMLの治療で一般的に使用される他の薬剤とDAURISMOの併用療法を評価しています。」

参考資料

【DAURISMO(一般名:グラスデギブマレイン酸塩)について】

DAURISMOは、未治療かつ75歳以上、または併存疾患により強力化学療法の適応とならないAMLに対する治療薬として、LDACとの併用で1日1回服用する経口ヘッジホッグシグナル伝達経路阻害剤です1。DAURISMOは、重度腎機能障害または中等度から重度の肝機能障害を有する患者さんにおける試験を実施していません1。LDACの皮下投与と併用する経口薬として、DAURISMOは自宅または外来で柔軟な投与が可能になります。
DAURISMOは、当社の研究所で発見され、製造は最先端の連続生産にて行われています。
DAURISMOは、米国以外のいずれの国において、いかなる適応症でも承認は取得していません。

【BRIGHT試験について】

BRIGHT AML 1019試験(NCT03416179)は、新たにAMLと診断された患者さんを対象として、強力化学療法または低用量化学療法にDAURISMOを併用して評価する2つの無作為化プラセボ対照第Ⅲ相試験から構成されます。1つ目の試験では、強力化学療法であるシタラビンおよびダウノルビシンの併用療法にDAURISMOを併用する治療、あるいは強力化学療法にプラセボを併用する治療のどちらかにAML患者さんが無作為に割り付けられました。2つ目の試験では、強力化学療法の適応とならないAML患者さんを対象とし、DAURISMOと脱メチル化剤のアザシチジンの併用療法、またはプラセボとアザシチジンの併用療法のどちらかに無作為に割り付けられました。

またこれとは別に、第Ib相BRIGHT 1012試験(NCT02367456)では、未治療の高リスク骨髄異形成症候群(MDS)またはAMLの患者さんを対象に、DAURISMOとアザシチジンの併用療法の評価が行われています。これらの試験は現在、被験者を登録中です。

【ファイザーオンコロジーの血液がんに対する取り組み】

血液悪性腫瘍に対するファイザーの取り組みは、慢性骨髄性白血病(CML)に対する当社の治療薬が承認された2012年に始まりました。それ以来、当社は、急性リンパ球性白血病(ALL)およびAML患者さんのニーズに応えて血液がんのポートフォリオを拡大し続けてきました。現在白血病に関して、過去2年間で3製品の承認を含め、世界各国で4つの製品が承認されています。ファイザーは、地域社会と共に血液がんの課題を克服し、患者さんのために画期的な科学技術を、意義のある治療技術の開発につなげることを目指しています。

<出典>
  1. 1 DAURISMO (glasdegib) Prescribing Information. New York. NY: Pfizer Inc: 2018.
  2. 2 SEER Cancer Stat Facts: Acute Myeloid Leukemia. National Cancer Institute. Bethesda, MD, April 2017. Available at: http://seer.cancer.gov/statfacts/html/amyl.html. Accessed November 7, 2018.
  3. 3 Dohner H, Estey E, Grimwade D, et al. Diagnosis and management of AML in adults: 2017 ELN recommendations from an international expert panel. Blood. 2017;129:424-447.
  4. 4 Medeiros BC, Satram-Hoang S, Hurst D, Hoang KQ, Momin F, Reyes C. Big data analysis of treatment patterns and outcomes among elderly acute myeloid leukemia patients in the United States. Ann Hematol. 2015;94:1127-1138. doi:10.1007/s00277-015-2351-x.
  5. 5 Irvine DA, Copland M. Targeting hedgehog in hematologic malignancy. Blood. 2012;119(10):2196-2204. doi:10.1182/blood-2011-10-383752.
  6. 6 Laranjeira ABA, Yang SX. Therapeutic target discovery and drug development in cancer stem cells for leukemia and lymphoma: from bench to the clinic. Expert Opinion on Drug Discovery. 2016;11(11):1071-1080. doi:10.1080/17460441.2016.1236785.

ファイザーオンコロジーについて

ファイザーオンコロジーは、がんとともに生きる患者さんに意義のある影響をもたらす革新的な治療薬を追求しています。オンコロジー領域におけるリーダーとして、画期的かつアクセス可能な治療薬を迅速にお届けし、がん患者さんの生活に変革をもたらすべく取り組んでいます。業界屈指の、生物学的製剤、低分子、免疫療法からなる豊富な開発パイプラインを有し、優れた革新的医薬品を探索し、多様ながんに臨床応用することに注力して研究を進めています。オンコロジー領域において重要なことは、医薬品の製造だけでなく、緊密なパートナーシップにより患者さんの生活改善を目指すこと。学会、研究者、共同研究グループ、政府、提携先などと協力しながら、革新的医薬品によるがんの治癒、あるいは、コントロールにまい進していきます。詳しくはwww.pfizer.comをご覧ください。

ファイザーについて:より健康な世界の実現のために

ファイザーはサイエンスとグローバルなリソースを活用し、皆様が健康で長生きし、生活を大きく改善するための治療薬をお届けしています。私たちは、ヘルスケア製品の探索・開発・製造におけるクオリティ・安全性・価値の基準設定をリードしていくことを目指しています。当社のグローバルなポートフォリオには、医薬品とワクチンに加え、世界的に著名なコンシューマー・ヘルスケア製品が含まれています。ファイザーの社員は先進国および新興国市場で、非常に生命や生活を脅かす疾患の予防・治療・治癒に役立つ製品を通じて健康に貢献しています。卓越した革新的医薬品企業の責務として、優れた医薬品を誰もが容易に入手できるように、ファイザーは世界中の医療従事者、政府、地域社会と協力しています。私たちに信頼を寄せてくださる皆様のため、150年以上にわたり前進を続けてきました。詳細は当社のウエブサイト(www.pfizer.com)をご覧ください。また、日本におけるファイザーの取り組みは、下記ホームページからご覧いただけます。www.pfizer.co.jp

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