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「ボシュリフ®錠100mg」が追加適応症の承認取得
~CMLのファーストライン治療薬としての適応を追加~

報道関係各位

2020年6月29日
ファイザー株式会社

ファイザー株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:原田明久)は、本日6月29日(月)、抗悪性腫瘍剤/チロシンキナーゼインヒビター(阻害剤)「ボシュリフ®錠100mg」(一般名:ボスチニブ水和物、以下、「ボシュリフ」)に関し、「慢性骨髄性白血病(以下、CMLと略記)」を効能・効果とする医薬品製造承認事項一部変更申請(一変申請)の承認を取得しましたのでお知らせいたします。

日本において本剤は、2014年9月に「前治療薬に抵抗性又は不耐容のCML」を適応症として製造販売承認を取得し、同年12月に発売いたしました。
2019年7月に、初発のCMLへの適応拡大のために一変申請を行いました。申請は、初発のCMLを対象とした、国際共同第III相非盲検無作為化比較試験であるBFORE試験および国内第II相非盲検単群試験であるB1871048試験の結果に基づくものです。

【ファイザーR&D合同会社 社長 石橋 太郎より】

「医学の進展によりCML患者さんの予後は大きく改善しましたが、依然として、初発のCMLに対する新たな治療選択肢のニーズは高い状況が続いています。ボシュリフはこれまで前治療薬に抵抗性または不耐容となったCML患者さんの治療に貢献してまいりましたが、本日、CMLのファ―ストライン治療薬としても使用できることになったことを嬉しく思います。臨床試験の結果から、有効な治療選択肢となることが示されており、本剤を必要とする患者さんとご家族の福音となることを願っております。
弊社はこれからも、患者さんのために革新的な薬剤の開発を進めてまいります」

参考資料

【慢性骨髄性白血病(CML)について】

日本において成人白血病の15~20%を占めるCMLは、男性に多く、好発年齢は30~50歳代、発症頻度は約1人/10万人/年間といわれています。CMLは多能性造血幹細胞の異常により惹起される白血病であり、95%を超える患者さんの白血病細胞に9番染色体と22番染色体の相互転座が認められ、この転座によりBCR-ABLがん遺伝子を含むフィラデルフィア染色体(以下、「Ph」)が生じます。
CMLには3つの病期があり、約85%が慢性期(CP)に診断されます。病期が進行するまで無症状であることが多く、無治療で放置した場合は、4~6年続く慢性期の後に、移行期(AP)、急性転化期(BP)へと進行し、重篤な貧血、出血、感染などの症状を発現し、コントロールが難しくなり死に至ることもあります。
CMLの原因や診断、治療法については、弊社のがん患者さんとご家族向けサイト「がんを学ぶ」内、「CMLを学ぶ」でもわかりやすく解説しています。
https://ganclass.jp/kind/cml/

【ボシュリフの作用機序について】

白血病細胞の増殖には、Ph上のBCR-ABL融合遺伝子にコードされて産生されるBCR-ABLチロシンキナーゼの恒常的な活性化が関与しています。
ボシュリフは、ファイザー社が開発した新規の1日1回経口投与のSRC/ABLチロシンキナーゼ阻害剤であり、CMLを発症促進させるBCR-ABLチロシンキナーゼを阻害することにより、抗腫瘍効果を発揮します。

【海外における承認状況について】

BOSULIF®の製品名で、米国およびEU(欧州連合)において承認されています。
米国では2012年9月に、「前治療に抵抗性または不耐容の成人の慢性期、移行期、または急性転化期のフィラデルフィア染色体陽性(Ph+)CML」を適応症として承認を取得し、その後2017年12月に、「初発の成人の慢性期Ph+ CML」への適応拡大の承認を取得しました。
EUにおいては、2013年3月に、「少なくとも1つのチロシンキナーゼ阻害剤(TKI)による前治療歴があり、イマチニブ、ニロチニブ、ダサチニブが適正な治療オプションとならない成人の慢性期、移行期、または急性転化期のPh+ CML」を適応症として承認を取得し、その後2018年4月に、「初発の成人の慢性期Ph+ CML」への適応拡大の承認を取得しました。

【BFORE(Bosutinib trial in First line chrOnic myelogenous leukemia tREatment)試験について】

BFORE試験は、初発のPh+CP CMLの治療薬としてボシュリフの有効性と安全性を評価することを目的とした、多施設共同の国際第III相無作為化非盲検試験です。試験には、北米、アジア、欧州の複数施設から患者536人が登録されました(日本は参加しておりません)。
被験者は、試験期間中、ボシュリフ400mg投与群、または標準治療薬イマチニブ400mg投与群に1:1の比率で無作為に割り付けられました。主要評価項目は、12ヵ月時点のMMR率、すなわちBCR-ABL遺伝子レベルが標準ベースラインに比べて0.1%未満に低下した各群の患者割合を比較することによって、イマチニブに対するボスチニブの優越性を示すことでした。
本試験のボシュリフ400mg投与群における12ヵ月時点のMMR率は47.2%(95% CI: 40.9, 53.4)であり、現在の標準治療薬であるイマチニブ400mg投与群の36.9%(95% CI: 30.8, 43.0)を有意に上回りました(両側p値0.0200)。12ヵ月時点までの細胞遺伝学的完全寛解(CCyR)率は、ボシュリフ投与群で77.2%(95% CI: 72.0, 82.5)、イマチニブ投与群で66.4%(95% CI: 60.4, 72.4)でした(両側p値0.0075)。試験で認められた有害事象は、ボシュリフの既知の安全性プロファイルと同様でした。
本試験は、2014年にファイザー社と独占的共同開発契約を締結したAvillion社が実施しました。

【B1871048試験について】

B1871048試験は、初発の日本人CP CML患者を対象とし、ボシュリフ単剤投与時の有効性および安全性を評価することを目的とした第II相、非盲検、単群試験です。Ph+CP CML患者60例が登録され、被験者はボシュリフを開始用量400mgで1日1回投与されました。主要評価項目である12ヵ月時点のMMR率は、55.0%(90% CI:44.4%, 65.6%)で、帰無仮説[閾値寛解率(p0)=25%]は棄却され(片側p値<0.0001)、主要目的を達成しました。B1871048試験では主要評価項目だけでなく、その他の分子遺伝学的効果、細胞遺伝学的効果およびAP/BP CMLへの移行率などについても一貫してBFORE試験と同様に良好な結果が得られており、ボシュリフは初発の日本人Ph+CP CML患者において優れた有効性を示しました。本試験で認められた有害事象は、ボシュリフの既知の安全性プロファイルと同様でした。

ファイザーについて:患者さんの生活を大きく変えるブレークスルーを生みだす

ファイザーはサイエンスとグローバルなリソースを活用し、人々が健康で長生きし、生活を大きく改善するための治療法をお届けしています。私たちは、革新的な医薬品やワクチンを含むヘルスケア製品の探索・開発・製造における品質・安全性・価値の基準を確立するよう努めています。ファイザーの社員は、生命や生活を脅かす疾患に対するより良い予防法や治療法を提供することで、日々、世界中の人々の健康に貢献しています。世界有数の革新的医薬品企業の責務として、信頼できる医療に誰もが容易にアクセスできるように、世界中の医療従事者、政府、地域社会と協力しています。人々の期待に応えるため、私たちは170年以上にわたり前進し続けてきました。詳細はホームページをご覧ください。 www.pfizer.com(グローバル) www.pfizer.co.jp(日本法人)

ファイザーオンコロジーについて

ファイザーオンコロジーは、がんとともに生きる患者さんの生活に意義のある影響をもたらす治療薬の進展に注力しています。グローバルにおいて、乳がん、前立腺がん、腎細胞がん、肺がん、白血病やメラノーマ(悪性黒色腫)を対象に、業界屈指の30を超える適応症を有する22の革新的ながん治療薬やバイオシミラー製品を提供しています。私たちは、がんとともに生きることに変革をもたらすべく邁進していきます。

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