働き方も、働く場所も、自分がデザインする
ファイザーでは「患者さんの生活を大きく変えるブレークスルーを生みだす」という企業目的の実現に向け、社員の新しい働き方を推進しています。それにともない、一人ひとりが自分の働き方を自由にデザインし、よりイノベーションが生まれる職場づくりが進んでいます。日本でも、新しい働き方に適するように、東京本社オフィスのデザイン・レイアウトを変更しました。
このプロジェクトの中心的役割を担ったピープルエクスペリエンス部門総務グループのK.H.とN.H.に、新しい働き方とオフィスの意義について聞きました。（「新しい働き方」のコンセプトのもと、ファイザー社員が、どのようなオフィスで、どのように働いているか、動画はこちら
。）
あらためて「働き方とは」「オフィスとは」
「契機となったのは、2020年に世界中の全ファイザーで展開された“Log in for Your Day”という考え方です」とK.H.は説明します。
「会社は働く場所について様々なバリエーションを提供する。働き方についても選択肢を提供する。そして社員は、週2～3日の出社を目安としつつも、オフィスや自宅など、自らが働く場所を選び、働き方をデザインしようということです。」（K.H.）
言い換えれば、どこでどのように働くか選択できるようになった社員は、オフィスだからこそできる業務は何かという発想を求められるようになりました。
「新しい働き方」のコンセプト
そこで、ファイザー日本法人では2021年に3つのチームを設置して取り組みを開始しました。
新しい働き方を定義する「ワークスタイル・チェンジ・チーム」
新しい働き方のコンセプトをオフィスデザインに組み込む「オフィス・レイアウト・チーム」
新しい働き方を社員に浸透させ意識と行動の変革を促す「コミュニケーション＆チェンジ・マネジメント・チーム」
ワークスタイル・チェンジ・チームは、「なぜオフィスに行くのか」「どのような働き方をするか」を話し合いました。そこから生まれた働き方のコンセプトは、「Connect」「Focus」「Learn」「Collaborate」「Social」の５つの要素を組み合わせて活動し、6番目のコンセプトになる「Innovate」つまりイノベーションを実現するという考え方です。
コンセプトを実現できる「行きたくなるオフィス」
そして、コンセプトに合致したオフィスのデザインを、オフィス・レイアウト・チームが具体化しました。「Connect」するのはどのような場所か、「Innovate」には何が必要かと、いったことです。
「自由に働きやすく、皆が行きたくなるようなオフィスにしよう、このようなものや機能があれば便利だよね、という話を社員に聞きながら作り込みました」とN.H.は振り返ります。
プロジェクトの進捗状況を社員に伝え、意識と行動を変えてもらうのが、コミュニケーション＆チェンジ・マネジメント・チームの役割です。新しいオフィスで、コンセプトに合った新しい働き方を実践している社員の姿を、社内SNSなどを通じて共有・発信しています。
この3チームとは別に、社内の各部門から選抜された約40名のメンバーで構成される「チェンジ・アンバサダー」を置きました。チームとの橋渡し役として、新しい働き方に関する方向性や情報を部門内に周知したり、各チームに部門のニーズや意見を伝えたりする役割があります。
自分でデザインする「私の1日」
新しくなったオフィスには、個人のデスクは基本的になく、このフロアではこの部門に所属する社員が働く、といった配置もありません。オープンなスペースで、フレキシブルに使用できる空間となっています。
オフィスで過ごす1日の中でも、「集中して文書を仕上げる」「小グループでディスカッションをする」「上司にじっくりと相談する」「同僚と一緒にランチをして情報交換する」「オンライン会議に参加する」「他部門の社員と気軽に交流する」と様々な場面があります。目的やメンバーに応じて場所を選ぶことができ、気分転換のためにカフェや身体をリフレッシュするエリアなどもあります。
一方で在宅勤務には、「通勤の時間を自分や家族のために使える」「業務を終えた後、すぐにプライベートな行事に切り替えることができる」といった良さがあります。
今日、どこで、何をするか。社員が自分で考えて判断することが「Log in for Your Day」の本質で、イノベーションに向けてファイザーが推奨する新しい働き方です。K.H.とN.H.は、「現在進行中で、今後も社員の意識と行動の変革を促す取り組みを続けます」と述べました。
働き方も、働く場所も、自分がデザインする。ファイザーの社員が、どのようなオフィスで、新しい働き方を実践しているか、動画でぜひご体験ください。
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