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Pfizer co.jp ホーム ファイザー日本法人最新の取り組み紙がつなぐ「健康な地球」への社員の思い紙がつなぐ「健康な地球」への社員の思い

ファイザーは、将来の世代に「『健康な地球』を残すこともヘルスケアカンパニーの責務」と考え、気候変動への対策を積極的に実施しています。

日本において、その一つの取り組みとして、古紙を再生できる小型製紙装置を社内に導入し、再生紙を活用するプロジェクトを進めています。社内の古紙を社員によって循環させる取り組みです。プロジェクトを主導する3名の社員に話を聞きました。

製紙装置に古紙を投入する男性
製紙装置に古紙を投入する

 INDEX

  1. 社内で不要になった印刷物などを回収して、再生
  2. 再生紙でできた名刺の全社員支給を目指す
  3. 「健康な地球」へ「紙」がつなぐ社員の思い

1. 社内で不要になった印刷物などを回収して、再生

再生紙活用プロジェクトの最前線は、社員の名刺や社内外で使用する資材の印刷・封入・梱包・発送などを主に行っているファイザー横浜パッケージセンター(以下、YPC)です。

プロジェクトの背景について、YPCセンター長のH.E.は次のように述べました。

「YPCでは、試し刷りをした分や、発送したダイレクトメールが戻ってきた分など、多くの古紙が発生します。従来はこれらを産業廃棄物として排出していましたが、環境の視点から、社内で有効利用できないか?と考えました」。

そこで、今年2023年、YPCに小型製紙装置を導入し、社内の古紙から再生紙を作るプロジェクトを始めました。全国の医薬情報担当者(Medical Representative: 以下、MR)にも古紙をYPCに送るように呼びかけ、輸送にかかる温室効果ガス(Greenhouse Gas: 以下、GHG)排出を考慮し一定量をまとめて送付してもらうことにしました。

製紙装置に古紙を投入し、水でほぐしながらトナー(印刷に使われる粉末状のインク)を除去、約5時間後に、古紙のおよそ8割量の再生紙ができあがります。古紙パルプ100%の再生紙は、表面はざらざらとした手触りで、和紙のような独得の味わいがあります。

水でほぐしながらトナーを除去

紙料を流し込みシート状に


2. 再生紙でできた名刺の全社員支給を目指す

現在、再生紙は、社員の名刺や講演会・イベントの案内状などに活用されています。

新宿本社でMRの業務サポートやソリューション提供などを担当するT.H.(プラットフォームオペレーション部)によると、資源を循環させる企業文化を醸成するために、再生紙で名刺を作る発想が生まれたといいます。

「しかし現時点で古紙を再生できる量に限りがあり、全社員分の名刺までは制作できませんが、ゆくゆくは各社員に年1箱を支給する方針です」とT.H.は説明します。

プラットフォームオペレーション部 T.H.
プラットフォームオペレーション部 T.H.
 

同部門のK.S.は自らのMRとしての経験を踏まえ、こう述べました。

「名刺は会社の顔です。またすべての社員が持ち歩くものでもあります。そのような名刺が再生紙となることで、環境への取り組みに関する社員の気持ちに変化が起こるとよいと考えています。また、MRが再生紙の名刺を持って医療機関を訪問することで、ファイザーが『健康な地球』を残すこともヘルスケアカンパニーの責務と考えている姿勢が伝わることを期待しています」。

プラットフォームオペレーション部 K.S.
プラットフォームオペレーション部 K.S.
 

3. 「健康な地球」へ「紙」がつなぐ社員の思い

再生紙活用プロジェクトは、社員が「健康な地球」のために思いをつなぎ、全社で取り組んでいます。

YPCでは、障がいと共に生きる数十名の社員が働いています(2023年10月時点)。「たとえばダイレクトメールの返送分では、内容物を取り出し、分別して次のプロセスに移すという作業を高い集中力と細やかな配慮で行っています。作業全体を管理する社員もいます。それぞれの社員が得意なことに合わせて、古紙の分別、再生紙の製紙、名刺の制作・発送などを分担しています」(H.E.)。

普段本社で勤務する社員がYPCを訪問すると、「私は(あなたの)名刺を作っています」とYPCの社員から親しみを込めて声をかけられることがあるそうです。「使用する社員の名前が分かる名刺制作に携わることは、YPCで働く社員の大きなモチベーションになっています。一人ひとりが持つ多様な個性を認め合い、共にプロジェクトを進めていく『インクルージョン』を感じます」(H.E.)。

横浜パッケージセンター H.E.
横浜パッケージセンター H.E.
 

再生紙を活用した名刺の内製。本社のT.H.は、「名刺を作る側と使う側のコミュニケーション」「名刺を介した社員と医療従事者などとのコミュニケーション」が促進されるきっかけになると考えています。その上で、こう続けます。

「古紙を集めてYPCに送るMR、再生紙を製紙し、名刺を制作して発送するYPC、一連のオペレーションを担う本社。そして、その名刺は社員から医療従事者や社外のパートナーへと。一人ひとりの思いがつながってプロジェクトが動いています。みんなが目指しているのは、将来の世代に『健康な地球』を残すことです」。

関連リンク

■ 「健康な地球を残す」こともヘルスケアカンパニーの責務
https://www.pfizer.co.jp/pfizer/company/external-communication/2023-07-19

■ 「ネットゼロ」に向け社員の意識向上
https://www.pfizer.co.jp/pfizer/company/external-communication/2023-07-19-02

■ “できること”を活かして活躍できるファイザーの職場づくり
https://www.pfizer.co.jp/pfizer/company/external-communication/2022-12-02

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