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Pfizer co.jp ホーム ファイザー日本法人最新の取り組み障がいを持つ方の困難を、自分ごとに障がいを持つ方の困難を、自分ごとに

ファイザーには、ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(以下、DEI)を推進するため、いくつかのテーマ別にチーム(Colleague Resource Group: 以下、CRG*1)があり、有志社員が様々な取り組みを行っています。

その1つ、Disability CRGでは、「できないこと(dis)を補い合い、できること(ability)を活かすことで社員全員が安心して活躍できる職場を実現する」をミッションに、多彩な活動に取り組んでいます。

2023年7月、障がいを持つ方を応援する世界的スポーツイベント「Superhero Series*2」にファイザー日本法人も参加し、製薬会社ならではの障がいの疑似体験ができるイベントも企画・実施しました。企画・運営に携わったK.H.(信頼性保証本部)とY.F.(循環器領域 戦略チーム)に話を聞きました。

K.H.(信頼性保証本部)とY.F.(エリキュース戦略チーム)

 INDEX

  1. 障がいの有無にかかわらず、チームでスポーツを楽しむ
  2. 日本独自のイベントも企画・開催
  3. 乗ってみると「意外に速く感じる」車いす
  4. 「草の根」が「大きな草原」に広がるように

1. 障がいの有無にかかわらず、チームでスポーツを楽しむ

「Superhero Series」は、2016年にパラリンピアンのソフィア・ワーナー氏によってイギリスで設立されました。障がいと共に生きる子どもや大人が、家族や友人とチームでスポーツを楽しむイベントで、毎年イギリスのドーニー湖で開催されています。

「スパイダーマン」などのスーパーヒーローで知られるMarvel社などがスポンサーをしており、イギリスのファイザーも2017年から協賛しています。

コロナ禍で、オンラインイベントが年2回、夏に「At Home Superheroes」、冬に「At Home Winter Wonderwheels」が開催されるようになり、日本法人の社員も2021年から有志を募って参加しています。K.H.は「障がいを持つ方と共に楽しむという素晴らしいイベントを、日本からも『一緒に盛り上げたい』という気持ちでした」と振り返ります。

Superhero Series powered by Marvel
Pfizer is a proud sponsor of the Superhero Series powered by Marvel.


2. 日本独自のイベントも企画・開催

2023年7月「At Home Superheroes」の開催期間中、このイベントへの参加意義をより深めるため、ファイザー社員とその家族を対象に、新宿本社で独自のプログラムを実施しました。

ファイザー社員による製薬企業の仕事やDEIについての講義風景
ファイザー社員による製薬企業の仕事やDEIについての講義も

「障がいを持つ方へ思いやりを持つこと、そのためには想像すること、想像するためには知って体験すること。会場にいくつかの障がいを疑似体験できるコーナーを設置し、『障がいを持つ』『サポートする』とはどういうことなのか、想像し考える場を作りました」(Y.F.)。

具体的には、以下のような体験を企画しました。

  • 車いす利用者へのサポート時に注意する点を看護師に教えてもらう。また、車いすに座り他の人に押してもらう体験をする。
  • 脳卒中の後遺症である片麻痺の体験キットを装着し、杖を用いて歩く困難さを知る。
  • 薬に見立てた菓子をシートから取り出す動作において、目が見えない・見えにくい状態をアイマスクを付けることで再現。また、関節リウマチで手にこわばりがある状態を、軍手を付けることで再現する。
  • サポートする人が、急かす声がけをした場合と、相手のペースに合わせるような声掛けをした場合で、サポートする側、される側の気持ちや行動の変化を体験する。
  • 自宅などでもう一度振り返り、体験し、話し合っていただける、持ち帰りセットを用意する。

片麻痺の疑似体験キットを子どもに装着するファイザー社員

手にこわばりがある状態で、薬に見立てた菓子をシートから取り出す疑似体験

3. 乗ってみると「意外に速く感じる」車いす

参加した子どもたちからは、「歩いているとゆっくりの速度が、車いすに乗っていると速く感じた」「(片麻痺のため、右手右足をしっかり使えずに)足を引きずって歩くのは大変。(そうやって生活することを)やっている人はすごいと思った」といった感想がありました。

「たとえば、車いす使用者が働きやすい職場にするためには、職場の段差や間口といった設備の問題解消が必要です。そのうえで、障がいを持つ方がサポートを受ける時の気持ち、どのようなサポートを望むのか、サポートするとはどういうことか、サポートをする側の気持ちはどうか。障がいを疑似体験する中で、こうしたことを考えることを通じ、他者が抱える困難を『自分ごと』にすることがDEI推進活動に重要です」(Y.F.)。

Y.F.(エリキュース戦略チーム)
Y.F.(循環器領域 戦略チーム)

4. 「草の根」が「大きな草原」に広がるように

K.H.は、企画には次のような側面もあるとしています。

「CRGの活動では、勤務地や部門を超えて共通の話題を話し合う時間が生まれ、社員としてのあるべき姿について話すきっかけにもなります。障がいの有無にかかわらず、同僚が困っている時に、一緒にうまくやるにはどうしたらいいか。色々な選択肢があることを話し合い、みんなが安心して活躍できる職場を実現したい。それが“患者さんの生活を大きく変えるブレークスルーを生みだす”という企業目的にもつながるでしょう。みんながハッピーになることがゴールです。そのような企業文化を仲間と一緒に作っていけることが嬉しいです」。

K.H.(信頼性保証本部)
K.H.(信頼性保証本部)

そしてこう続けます。

「ファイザーでの変化だけでなく、社会もより良く変わっていってほしい。イベントでの体験を家に帰ってお子さんと話し合い、次に、お子さんが学校で友達や先生と話す。そうして家族から地域へと広がり、草の根が大きな草原になることを期待しながら、プログラムをバージョンアップしていきたいです」。

世界各地から参加できる2023年冬の「At Home Winter Wonderwheels」の開催期間は、11月11日(土)~26日(日)です。日本法人の独自イベントは、次回2024年夏に予定しています。

*1  ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン | 会社案内 | ファイザー株式会社
https://www.pfizer.co.jp/pfizer/company/company-culture

*2  Superhero Series
Pfizer is a proud sponsor of the Superhero Series powered by Marvel.
https://superheroseries.co.uk/ 

関連リンク

■ ブラインド柔道トップパートナー|ファイザー(日本)の社会貢献活動

ファイザーは視覚障害者柔道で活躍するアスリートを支援し、障がい者スポーツの普及啓発活動などを通じて、障がい者スポーツを応援しています。

https://www.pfizer.co.jp/pfizer/company/philanthropy/blind-judo

■ DEI推進は「特別なこと」ではなく、日々の仕事の礎
https://www.pfizer.co.jp/pfizer/company/external-communication/2023-04-12

■ “できること”を活かして活躍できるファイザーの職場づくり
https://www.pfizer.co.jp/pfizer/company/external-communication/2022-12-02

■ 紙がつなぐ「健康な地球」への社員の思い
https://www.pfizer.co.jp/pfizer/company/external-communication/2023-10-18-02

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