[環境目標の達成状況] 廃棄物削減 ⁄ 環境法規制 ⁄ 緊急時対応 ⁄ 臭気対策 ⁄ コミュニティ活動
環境活動
ファイザー環境・健康・安全(EHS)スタンダード
環境マネジメントシステムの実施状況
名古屋工場の活動に伴う環境影響評価
名古屋工場の環境目標と達成状況
名古屋工場では、さまざまな製造工程の改善によって、発生する廃棄物の量を削減するための努力を継続しています。工程内で削減が困難な廃棄物については、様々なリサイクル方法を検討し、リサイクル量の向上、最終処分量の低減に取り組んでいます。廃棄物の主要なものは、排水処理施設からの有機汚泥と原薬工場から排出される廃油です。有機汚泥はこれまで焼却しておりましたが、2010年からセメント材料として再利用されるようになりました。廃油の多くも、再生利用(蒸留等)されています。紙、金属、廃プラスチック、ガラス類のリサイクルも進めています。また、あいちプラスチックごみゼロ宣言に賛同し、プラスチックごみ低減活動にも取り組んでいます。
リサイクルの主な取り組み
使用済み紙類を物流用の緩衝材に加工して利用(写真)
空PTPシートを塩化ビニルとアルミに分けて再利用
ポリ袋などのプラスチック類を固形燃料に加工
蛍光管のリサイクル
廃水処理場の余剰汚泥をセメント材料として再利用
試薬瓶、安全靴、プリンターカートリッジ等のリサイクル
紙類を物流用の緩衝材に加工して利用
プラスチックごみ低減の主な取り組み
名古屋工場内でエコバックおよびマイボトル持参を啓発するキャンペーンを実施
名古屋工場内の自動販売機の飲料を軽量プラスチック製品に切換
環境関連法規制の順守は、事業活動において最優先で取り組まなければなりません。名古屋工場では毎年環境関連法規制の100%順守を目標にしています。
名古屋工場は石油コンビナート地区に位置しています。医薬品の製造のために、多くのエネルギーや原材料(化学物質)を取り扱っていますが、万が一の災害に備えて、定期的に緊急時の防災訓練などを実施しています。
微生物を培養して原薬を製造する際には、廃液に含まれる独特の臭気が発生します。1999年より、全ての廃液貯槽にカバーを設置、各槽から放出される臭気を回収し、蓄熱燃焼設備で処理しています。また、カバー設置後の現在でも、定期的に「ニオイセンサー」で工場内の臭気をモニターし、工場周辺への拡散がないように、適切な運用管理を心がけています。
名古屋工場ではこれまで様々なボランティア活動を行なっています。コミュニティ活動としては、以下のようなものがあります。
サマーサイエンススクール(科学教室)
名古屋工場では、2000年から毎年近隣の小学生を招待し、科学と触れ合う機会を設け、科学の面白さや大切さを伝えていく取り組みをしています。例年社内で「ボランティア先生」を募集し、医薬品についての講義、科学実験を通して小学生と交流します。地元の小学生の期待も高く、夏の恒例イベントとなっております。このプログラムでは、武豊町教育委員会にも学校教育の一助として全面的にバックアップしていただいています。
区分毎の環境目標の達成状況
地球温暖化対策
化学物質管理
廃棄物削減
環境法規制
緊急時対応
臭気対策
コミュニティ活動