報道関係各位
2022年9月16日
ファイザー株式会社
ファイザー株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:原田明久)は本日9月16日、ドパミン作動薬「カバサール®錠0.25mg」(一般名:カベルゴリン、以下、カバサール)について、「生殖補助医療に伴う卵巣過剰刺激症候群の発症抑制」の治療薬として、医薬品製造販売承認事項一部変更承認を取得しました。
本適応症は、日本生殖医学会が厚生労働省の「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」に保険適用を要望し、ファイザー株式会社に開発が要請されました。その後、薬事・食品衛生審議会医薬品第一部会で事前評価が行われ、「生殖補助医療に伴う卵巣過剰刺激症候群の発症抑制」におけるカバサールの有効性および安全性は医学薬学上公知であると判断されたことから、2022年3月に医薬品製造販売承認事項一部変更承認の公知申請を行いました。
カバサールはこれまでに、「パーキンソン病」、「乳汁漏出症」、「高プロラクチン血性排卵障害」、「高プロラクチン血性下垂体腺腫(外科的処置を必要としない場合に限る)」、「産褥性乳汁分泌抑制」の適応症が日本で承認されています。今回の承認により、カバサール錠®0.25mgは生殖補助医療にも使用可能となります。
【ファイザーR&D合同会社 社長 石橋 太郎のコメント】
「卵巣過剰刺激症候群は重症になると様々な合併症を来たし、危険な状態になる場合があるため、その発症や重症化の予防が重要です。また、不妊症の治療は、身体的・精神的な負荷とともに、経済的な負担も少なくありません。本年8月の『ナサニール®点鼻液0.2%』とともに、今回の『カバサール®錠0.25mg』の承認と保険適用が、日本における不妊治療の一助となれば幸いです」
【カバサールの概要】
【カバサールについて】
カバサールは、ファルマシア社(現:ファイザー社)によって開発された麦角系ドパミンアゴニストであり、本邦では1999年6月に「パーキンソン病」の効能・効果で承認されて以降、「乳汁漏出症」等の効能・効果が追加で承認されています。海外では2022年8月現在、80以上の国または地域において、パーキンソン病等の効能・効果で承認されています。
ファイザーはサイエンスとグローバルなリソースを活用し、人々が健康で長生きし、生活を大きく改善するための治療法をお届けしています。私たちは、革新的な医薬品やワクチンを含むヘルスケア製品の探索・開発・製造における品質・安全性・価値の基準を確立するよう努めています。ファイザーの社員は、生命や生活を脅かす疾患に対するより良い予防法や治療法を提供することで、日々、世界中の人々の健康に貢献しています。世界有数の革新的医薬品企業の責務として、信頼できる医療に誰もが容易にアクセスできるように、世界中の医療従事者、政府、地域社会と協力しています。人々の期待に応えるため、私たちは170年以上にわたり前進し続けてきました。詳細はホームページをご覧ください。
(米ファイザー本社)www.pfizer.com
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