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Pfizer co.jp ホーム報道関係の皆さま:プレスリリース2023年≪新型コロナウイルス感染症に関する意識調査≫感染症法上の位置づけ5類移行で変わる市民の意識

≪新型コロナウイルス感染症に関する意識調査≫

感染症法上の位置づけ5類移行で変わる市民の意識■ 約7割が“流行当初より怖い病気ではない”、4人に1人が“風邪と同じ”と認識
■ 一方で、新型コロナウイルス感染症の後遺症や重症化は8割強が“依然不安“
■ 今後感染した場合の受診意向は高いが、若年層で“受診したくない”も1~2割

報道関係各位

2023年6月2日
ファイザー株式会社

ファイザー株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:原田明久)は、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが本年5月8日に5類に移行することを受け、全国20歳以上の一般の方1,200名を対象とした「新型コロナウイルス感染症に関する意識調査」を行いました。その結果、以下のことが分かりました。(調査期間:2023年4月21日~4月24日)

①約7割が「新型コロナウイルス感染症について流行当初より怖い病気ではない」と回答
その理由は「健康であれば問題ない」が最多、「風邪と同じようなものと思うから」も4人に1人

新型コロナウイルス感染症について現在のイメージを聞いたところ、流行当初と比較して「怖い病気ではない(あまり怖い病気ではない/怖い病気ではない/全く怖い病気ではない)」と感じている方は65.4%(785人)。一方、「怖い病気だ(非常に怖い病気である/怖い病気である/やや怖い病気である)」と感じている方は23.5%(282人)に留まった。これは、60代、70代の高齢者でも、それぞれ27.5%(55人/200人)、31.0%(62人/200人)で、同様の傾向が見られた。

「流行当初と比較して怖い病気ではない」と回答した785人に、その理由を複数回答で尋ねたところ、「重症化リスクの高い人は要注意だが、健康であれば問題ないと思うから」が59.5%(467人)で最多だった。この理由を回答した方は60代および70代の高齢者でそれぞれ71.0%(93人/131人)、68.8%(86人/125人)と7割近くに上り、他の年代と比べて高い傾向だった。この他の回答では、「風邪と同じようなものと思うから」が25.1%(197人)、「命に関わることはないと思うから」が16.8%(132人)が続いた。

「流行当初よりも怖い病気と感じている」と回答した282人にその理由を複数回答で尋ねたところ、「ワクチンの接種を受けても(再度)かかる人がいるので」が63.8%(180人)で最も多く、「社会全体の感染対策への意識が低下しているような気がするので」が42.2%(119人)、「自分がかかった時、医療機関が(逼迫状況などで)受け入れてくれるか不安なので」が36.2%(102人)の回答が続いた。

新型コロナウイルス感染症流行当初、「怖い病気である(非常に怖い病気である/怖い病気である/やや怖い病気である)」と感じていた方は79.2%(950人)。

②一方で8割超が、新型コロナウイルス感染症の後遺症や重症化を「怖いと思う」と回答

新型コロナウイルス感染症の後遺症について、後遺症の存在や諸症状をご存知でない方を除く1,014人に伺ったところ、86.3%(875人)が「怖いと思う(非常に怖い/怖い/やや怖い)」と回答。

 同様に、新型コロナウイルス感染症の重症化を「怖いと思う(非常に怖い/怖い/やや怖い)」と回答した方は83.1%(997人)であった。

③今後新型コロナウイルス感染症に感染した場合の受診意向は全般的には高いが、20-40代で「なるべく受診したくない」の比率が、それ以上の年代と比べやや高かった。受診したい理由は「重症化したくないので」が6割

今後、新型コロナウイルス感染症に感染した場合の医療機関への受診意向を尋ねたところ、「症状がつらい場合は受診したい」が36.8%(442人)で最も多く、「陽性になったら症状がなくても受診したい」が32.8%(393人)、「症状がつらくなく動けるようであれば受診したい」が20.4%(245人)と続き、受診意向は全般的には高かった。一方で、20代で18.5%(37人/200人)、30代で12.0%(24人/200人)、40代で14.5%(29人/200人)が「なるべく受診したくない」と回答し、それ以上の年代との差が見られた。

受診希望の理由について、受診意向のある1,080人(442人+393人+245人)に複数回答で尋ねたところ、「重症化したくないので」の回答が60.3%(651人)。また、「(受診せずに)家族や友人・同僚などにうつすと迷惑をかけるため」が41.6%(449人)、「後遺症が怖いので」が38.4%(415人)の回答が続いた。

④新型コロナウイルス感染症に感染した場合、7割超が経口抗ウイルス薬を「使って欲しい」

新型コロナウイルス感染症に対する経口抗ウイルス薬の認知状況を尋ねたところ、「治療薬があることは知っているが、詳しくは知らない」が65.1%(781人)で最も多く、「治療薬があることを知っており、どのような薬か(ある程度)詳しく知っている」は9.3%(111人)。

新型コロナウイルス感染症に感染した場合、経口抗ウイルス薬を「使って欲しい(使って欲しい/どちらかと言えば使ってほしい)」と考えている方は70.9%(851人)だった。

経口抗ウイルス薬の使用を希望する851人に対し、その理由について複数回答で尋ねたところ、最も多かったのは「重症化したくないので」が72.7%(619人)で、「早く治したいので」が57.8%(492人)、「後遺症が怖いので」が30.8%(262人)と続いた。

今回の調査結果について
舘田一博先生(東邦大学 医学部 微生物・感染症学講座 教授)のコメント

新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが5類に変更されて1か月あまりが経過しました。社会活動の正常化に向けて大きく舵が切られ、流行前の生活を取り戻そうとみなさまが前向きに進み始めました。
今回の調査では、新型コロナウイルス感染症について、流行当初は8割近くが「怖い病気である」と認識されていたものの、現在は逆に、約65%の方が「流行当初と比較して怖い病気ではない」と認識されており、高齢者でも同様の結果が示され、みなさまの意識の変化が示されました。一方で、8割以上の方が後遺症や重症化について不安に思っておられることも分かりました。
また、新型コロナウイルス感染症は「風邪と同じようなもの」と回答された方が4人に1人、「命に関わることはない」と回答された方は2割近くという結果も示されました。加えて、20-40代の方々で、感染症にかかっても「なるべく受診したくない」の比率が他の年代と比べやや高いことも分かりましたが、これらの結果は危惧されるところです。新型コロナウイルス感染症は明らかになっていないことも多く、後遺症や重症化といった特徴的なリスクには引き続き留意する必要があります。感染症の新規患者数は現在横ばいの状況にありますが、人流の増加などにより、再流行や新たな変異株の出現といった可能性も否めません。感染症法上の位置づけは変わり、今後治療や予防については個人でご判断いただくところではありますが、迷われる際は医師の判断を仰ぐことが必要です。
今後も感染症関連のさまざまな情報が発信されると想定されますが、みなさまには感染症に対する正しい情報に触れていただき、特にお子さん、高齢者、基礎疾患をお持ちの方、そのような方々と同居されるご家族などでは、新型コロナウイルス感染症は「ワクチンで予防し得る病気」であることも鑑みワクチン接種の検討とともに、感染した場合には早期受診と早期治療という感染症の基本原則をご記憶に留めていただければと思います。そして医療従事者のみなさまには、新型コロナウイルス感染症の診療においては、「重症化したくない」、「早く治したい」、「後遺症が怖い」といった患者さんの声にぜひ耳を傾けて、ご対応いただきたいと思います。

【調査概要】
調査期間:2023年4月21日~2023年4月24日​
調査対象:全国の20~79歳の男女1,200人​
(直近2週間以内に、新型コロナウイルス感染症との診断を受けていない、もしくは新型コロナウイルス感染症を疑う症状がないと回答された方について、年代、性別で100人ごとに均等割付、小数点第二位以下四捨五入)
調査方法:インターネット調査

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