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Pfizer co.jp ホーム報道関係の皆さま:プレスリリース2023年抗BCMA/CD3二重特異性抗体製剤「エルラナタマブ(遺伝子組換え)」製造販売承認を申請抗BCMA/CD3二重特異性抗体製剤「エルラナタマブ(遺伝子組換え)」製造販売承認を申請~再発又は難治性の多発性骨髄腫の新たな治療選択肢に向けて~

報道関係各位

2023年6月29日
ファイザー株式会社

ファイザー株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:原田明久)は、本日6月29日、「再発又は難治性の多発性骨髄腫」の治療薬として、抗BCMA/CD3二重特異性抗体製剤「エルラナタマブ(遺伝子組換え)」(以下、エルラナタマブ)の国内における製造販売承認申請を厚生労働省に行いました。

本申請は、再発又は難治性の多発性骨髄腫患者を対象とした国際共同第2相試験(MagnetisMM-3試験)および国内第1相試験(MagnetisMM-2試験)の結果等に基づいています。MagnetisMM-3試験には、プロテアソーム阻害薬、免疫調節薬および抗CD38モノクローナル抗体の少なくとも3クラスの治療薬を含む多くの前治療歴がある患者が参加しました。MagnetisMM-3試験の主要評価項目である奏効率(ORR)について、エルラナタマブは本剤がBCMAを標的とした最初の治療となる患者で61%のORR(最良部分奏効以上のORRは55%)を示し、奏効を認めてから9ヵ月時点で奏効が持続していた患者の割合は84%でした。また、本剤を低用量から開始する2段階プライミング投与により、サイトカイン放出症候群(CRS)および免疫エフェクター細胞関連神経毒性症候群(ICANS)の発現割合および重症度の低減が認められ、全体として良好な安全性プロファイルが示されました。なお、本試験の観察期間の中央値は10.4ヵ月でした。

【ファイザーR&D合同会社 社長 石橋 太郎のコメント】

本剤の臨床試験にご参加いただいた患者さんとそのご家族、医療機関の皆様に感謝申し上げます。多発性骨髄腫の患者さんに新たな治療選択肢をお届けできるよう、承認取得に向けて関係者各位と引き続き協業してまいります。

<参考情報>

【エルラナタマブについて】

エルラナタマブは、ファイザー社で開発中のBCMAおよびCD3を標的としたヒト化二重特異性抗体です。二重特異性抗体は2つの異なる標的に同時に結合する新しいタイプのがん免疫療法で、一方の抗原結合部位ががん細胞の特定の表面抗原に結合し、もう一方の抗原結合部位がT細胞の表面抗原に結合して、がん細胞とT細胞を架橋します。本剤のBCMAおよびCD3に対する結合親和性は、T細胞を介した強力な抗骨髄腫活性を誘導するように設計されています。また、本剤は皮下投与であり、静脈内投与よりも高い利便性を有しています。
エルラナタマブは、米国食品医薬品局(FDA)よりブレークスルー・セラピー(画期的治療薬)および優先審査に指定されました。また、欧州医薬品庁(EMA)がエルラナタマブの承認申請を受理しました。本剤は、多発性骨髄腫の治療薬としてFDAおよびEMAからオーファンドラッグ指定を受けており、日本でも2023年2月に厚⽣労働省から希少疾病用医薬品の指定を受けています。

【多発性骨髄腫について】

多発性骨髄腫は、造血幹細胞から分化成熟する形質細胞に由来する血液のがんです。健康な形質細胞は、体内に侵入した細菌やウイルスなどに抵抗するのを助ける抗体を産生します。毎年、日本では7,500人以上、世界中では約176,000人が新たに診断を受けています1,2。多発性骨髄腫に対する治療は進歩しているものの、治癒が見込める治療法はありません。多発性骨髄腫患者の生存期間の中央値は5年余りであり、多くの患者が4ライン以上の治療を受けています3

【MagnetisMM-3試験について】

MagnetisMM-3試験は、再発又は難治性の多発性骨髄腫患者を対象に、エルラナタマブ単剤投与の安全性および有効性を検討する第2相、非盲検、単群、多施設共同試験です。28日を1サイクルとして、76 mgを週1回皮下投与し、最初のサイクルでは2段階プライミング投与として1日目にエルラナタマブ12 mg、4日目に32 mg投与しました。本剤の投与を6サイクル以上受け、部分奏効以上の奏効が少なくとも2ヵ月間継続した患者では、投与間隔を2週間に1回としました。

ファイザーの血液がんへの取り組みについて

ファイザーは血液がんに対する7つの治療薬を含め、承認済みの24種類のがん治療薬とバイオシミラー医薬品のポートフォリオを有し、業界をリードしています。私たちは、科学的な研究を血液がん患者さんのための革新的な医薬品へと変えるために、過去十数年間にわたり、大胆かつ新しいアプローチを採用してきました。私たちは、日々血液がんと向き合う患者さん、また、今後血液がんと診断される可能性のある患者さんのために、「患者さんの生活を大きく変えるブレークスルーを生みだす」という使命を果たすべく邁進しています。

ファイザーについて:患者さんの生活を大きく変えるブレークスルーを生みだす

ファイザーはサイエンスとグローバルなリソースを活用し、人々が健康で長生きし、生活を大きく改善するための治療法をお届けしています。私たちは、革新的な医薬品やワクチンを含むヘルスケア製品の探索・開発・製造における品質・安全性・価値の基準を確立するよう努めています。ファイザーの社員は、生命や生活を脅かす疾患に対するより良い予防法や治療法を提供することで、日々、世界中の人々の健康に貢献しています。世界有数の革新的医薬品企業の責務として、信頼できる医療に誰もが容易にアクセスできるように、世界中の医療従事者、政府、地域社会と協力しています。人々の期待に応えるため、私たちは170年以上にわたり前進し続けてきました。詳細はホームページ、公式SNSをご覧ください。

(米ファイザー本社)www.pfizer.com 

(日本法人)www.pfizer.co.jpInstagram Twitter 

<出典>

1 Cancer Statistics. Cancer Information Service, National Cancer Center, Japan (National Cancer Registry, Ministry of Health, Labour and Welfare).
2 World Health Organization. Globocan 2020: Multiple Myeloma. Available at:
https://gco.iarc.fr/today/data/factsheets/cancers/35-Multiple-myeloma-fact-sheet.pdf ​​​​​​​
3 Mikhael, J, Ismaila N, Cheung M, et al. Treatment of multiple myeloma: ASCO and CCO joint clinical practice guideline. J Clin Oncol. 2019;37:1228-63

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