報道関係各位
2024年3月15日
一般財団法人阪大微生物病研究会
田辺三菱製薬株式会社
ファイザー株式会社
一般財団法人阪大微生物病研究会(本部:大阪府吹田市、理事長:米田悦啓、以下「BIKEN財団」)、田辺三菱製薬株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役:辻村明広、以下「田辺三菱製薬」)ならびにファイザー株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:原田明久、以下「ファイザー」)は沈降精製百日せきジフテリア破傷風不活化ポリオヘモフィルスb型混合ワクチン「ゴービック水性懸濁注シリンジ」(以下「ゴービック」)を本日3月15日に発売しましたので、お知らせします。
ゴービックは既存の4種混合ワクチン(百日せき、ジフテリア、破傷風、不活化ポリオ混合ワクチン)である「テトラビック皮下注シリンジ」の抗原成分に、ヘモフィルスインフルエンザ菌b型(Hib)の抗原成分を加えた5種混合ワクチンです。ゴービックの使用により、必要な定期接種ワクチンの総接種回数が削減され、乳幼児および保護者の負担削減に繋がることが期待されています。
ゴービックは、BIKEN財団と田辺三菱製薬が共同開発し、2023年3月27日に国内で初めて5種混合ワクチンとして製造販売承認を取得しました。製造販売元はBIKEN財団、販売元は田辺三菱製薬です。医療機関への情報提供活動は田辺三菱製薬とファイザーが共同で行います。
ゴービックは本年4月1日より定期接種が開始されます。BIKEN財団、田辺三菱製薬ならびにファイザーは、今後もゴービックの製造と安定供給および情報提供を通して、日本の公衆衛生に更に貢献してまいります。
「ゴービック水性懸濁注シリンジ」の製品概要
ゴービック水性懸濁注シリンジ |
|
沈降精製百日せきジフテリア破傷風不活化ポリオヘモフィルスb型混合ワクチン |
|
百日せき、ジフテリア、破傷風、急性灰白髄炎及びインフルエンザ菌b型による感染症の予防 |
|
初回免疫:小児に通常、1回0.5mLずつを3回、いずれも20日以上の間隔 |
|
包装 |
シリンジ 0.5mL × 1本 |
2023年3月27日 |
|
発売日 |
2024年3月15日 |
販売元 |
田辺三菱製薬株式会社 |
プロモーション提携 |
ファイザー株式会社 |
BIKEN財団は、ワクチンの研究・開発と供給を担い、先進的な臨床検査サービスも提供しています。
大学発ベンチャーの先駆けとして、1934年の設立以来「優れたワクチンを通じて、世界中の人々の大切な命を守る。」という使命のもと、公衆衛生に貢献してまいりました。BIKEN財団はこれからも、すこやかな社会をめざし、独自の研究開発力・バイオ技術を通じて、社会の期待に応える成果を追求し続けます。
https://www.biken.or.jp/
三菱ケミカルグループ(MCG)のファーマ部門である田辺三菱製薬は、1678年に創業、医療用医薬品事業を中心とする製薬企業として、最も歴史ある老舗企業のひとつです。MCGは経営方針「Forging the future 未来を拓く」の中で、ヘルスケアを最重要戦略市場のひとつに位置付けています。
当社は、「病と向き合うすべての人に、希望ある選択肢を。」をMISSIONとし、これを実現するため、中枢神経、免疫炎症、糖尿病・腎領域に加え、がん領域にも取り組んでいきます。有効性・安全性が高い患者層を見出し、治療満足度の高い薬剤をお届けする「プレシジョンメディシン」の他、予防・未病、重症化予防、予後にも目を向け、治療薬を起点に患者さんの困りごとに応える「アラウンドピルソリューション」を展開していきます。
https://www.mt-pharma.co.jp/
ファイザーはサイエンスとグローバルなリソースを活用し、人々が健康で長生きし、生活を大きく改善するための治療法をお届けしています。私たちは、革新的な医薬品やワクチンを含むヘルスケア製品の探索・開発・製造における品質・安全性・価値の基準を確立するよう努めています。ファイザーの社員は、生命や生活を脅かす疾患に対するより良い予防法や治療法を提供することで、日々、世界中の人々の健康に貢献しています。世界有数の革新的医薬品企業の責務として、信頼できる医療に誰もが容易にアクセスできるように、世界中の医療従事者、政府、地域社会と協力しています。人々の期待に応えるため、私たちは175年以上にわたり前進し続けてきました。詳細はホームページ、公式SNSをご覧ください。
(米ファイザー本社)www.pfizer.com
(日本法人)www.pfizer.co.jp、Instagram 、X
関連リンク
会社概要
企業目的・Values & Behaviors・事業概要
米ファイザー本社プレスリリース
ファイザー製品開発品一覧