報道関係各位
2025年5月23日
ファイザー株式会社
ファイザー株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:五十嵐啓朗)は本日、嫌気性菌感染症治療剤「アネメトロ®点滴静注液500mg」(一般名:メトロニダゾール。以下、本剤)について、小児用量の追加に関する国内における製造販売承認事項一部変更承認申請を厚生労働省に行いました。
嫌気性菌による敗血症、肺炎、肺膿瘍、膿胸、腹膜炎、腹腔内膿瘍、胆嚢炎、肝膿瘍、化膿性髄膜炎、脳膿瘍等は、適応可能な場合はドレナージ等による外科的治療を併用し、抗菌薬を投与しなければ致命的な転帰をたどる可能性が高い感染症です1。本剤は小児において、米国感染症学会のガイドラインでは、嫌気性菌による腹腔内感染症に対する使用が推奨されており、日本感染症学会・日本化学療法学会の感染症治療ガイドでは、アメーバ赤痢の重症の腸炎又は肝膿瘍に対して使用が推奨されています。しかしながら、本邦における本剤の現在の適応症は、成人における嫌気性菌感染症、感染性腸炎、アメーバ赤痢であることから、2024年9月開催の第60回「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」で、本剤の小児用量は医療上の必要性が高いと評価され、厚生労働省から当社が開発要請を受けました。本申請は、この開発要請に基づくものです。
ファイザー株式会社 取締役 医薬開発担当の石橋太郎は次のように述べています。「アネメトロは、日本では2014年に成人の適応症が承認され、長年にわたり使用されております。本申請により、小児患者さんの治療選択肢を増やすことにつながることを期待しております。承認取得に向けて引き続き関係者と協力してまいります」
ファイザーについて:患者さんの生活を大きく変えるブレークスルーを生みだす
ファイザーはサイエンスとグローバルなリソースを活用し、人々が健康で長生きし、生活を大きく改善するための治療法をお届けしています。私たちは、革新的な医薬品やワクチンを含むヘルスケア製品の探索・開発・製造における品質・安全性・価値の基準を確立するよう努めています。ファイザーの社員は、生命や生活を脅かす疾患に対するより良い予防法や治療法を提供することで、日々、世界中の人々の健康に貢献しています。世界有数の革新的医薬品企業の責務として、信頼できる医療に誰もが容易にアクセスできるように、世界中の医療従事者、政府、地域社会と協力しています。人々の期待に応えるため、私たちは175年以上にわたり前進し続けてきました。詳細はホームページ、公式SNSをご覧ください。
(米ファイザー本社)www.pfizer.com
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<出典>
1. 第60回 医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議資料 (2024年9月27日開催)
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