報道関係各位
2025年11月5日
ファイザー株式会社
特定非営利活動法人 ひまわりの会
ファイザー株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:五十嵐啓朗)と特定非営利活動法人 ひまわりの会(所在地:東京都千代田区、会長:野田 聖子)は、RSウイルス感染症および母子免疫ワクチンに関して協業し、本日より啓発活動を共同で開始したことをお知らせいたします。
RSウイルス感染症は、2歳までにほぼすべての子どもが感染するとされており、特に生後6ヵ月齢未満で感染すると重症化するといわれていますi 。毎年約12万~14万人の2歳未満の乳幼児がRSウイルス感染症と診断され、その約4分の1が入院を必要とすると推定されていますii。RSウイルスワクチンは、妊婦に接種することにより、母体のRSウイルスに対する中和抗体価を高め、それが胎児に移行し、出生時から乳児におけるRSウイルスを原因とする下気道疾患を予防することが期待されます。
しかし、RSウイルス感染症の疾病負荷や母子免疫ワクチンの仕組みに対する正しい理解は未だ十分に浸透していない状況にあるため、両者は、科学的根拠に基づいた正確な情報を届けていくべく、共同で啓発活動を開始いたしました。
協業の概要は以下の通りです。
<協業目的>
RSウイルス感染症および母子免疫ワクチンの理解促進と普及
<協業内容>

RSウイルスワクチン/母子免疫ワクチン 啓発ポスター
<参考情報>
RSウイルス感染症について
RSウイルスは世界中に広く分布し、ほぼすべての子どもが2歳までに感染するとされています。乳児の細気管支炎やウイルス性肺炎の主な原因であり、特に生後6ヵ月齢未満で感染すると重症化するといわれていますi。日本では、毎年約12万~14万人の2歳未満の乳幼児がRSウイルス感染症と診断され、その約4分の1が入院を必要とすると推定されていますii 。RSウイルス感染による2歳未満の乳幼児の入院は、基礎疾患を持たない場合も多く、生後1~2ヵ月時点でピークとなるためii、生後早期から予防策が必要とされています。日本ではRSウイルス感染症は感染症法で5類感染症に指定されておりiii、小児科定点医療機関の届出に基づき流行状況が探知されています。
また、RSウイルスは60歳以上の成人でも呼吸器感染症の主な原因のひとつとして、呼吸器系に影響を与え、重篤な転帰となる可能性がありi,ii,iii,iv、RSウイルス感染症は慢性閉塞性肺疾患(COPD)やうっ血性心不全などの慢性疾患を悪化させることが報告されていますv,vi。最近の研究によると、RSウイルスは先進国の60歳以上の成人において年間約470,000例の入院と約33,000例の死亡原因とされ、日本では約63,000例の入院と約4,500例の死亡原因と推定されていますvii。
ファイザーについて:患者さんの生活を大きく変えるブレークスルーを生みだす
ファイザーはサイエンスとグローバルなリソースを活用し、人々が健康で長生きし、生活を大きく改善するための治療法をお届けしています。私たちは、革新的な医薬品やワクチンを含むヘルスケア製品の探索・開発・製造における品質・安全性・価値の基準を確立するよう努めています。ファイザーの社員は、生命や生活を脅かす疾患に対するより良い予防法や治療法を提供することで、日々、世界中の人々の健康に貢献しています。世界有数の革新的医薬品企業の責務として、信頼できる医療に誰もが容易にアクセスできるように、世界中の医療従事者、政府、地域社会と協力しています。人々の期待に応えるため、私たちは175年以上にわたり前進し続けてきました。詳細はホームページ、公式SNSをご覧ください。
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NPO法人ひまわりの会について
NPO法人ひまわりの会は、妊産婦や子育て中の方々が安心して生活できる社会を目指して活動する団体です。これまで、高速道路サービスエリアへのマタニティマーク掲示、出産・育児支援に関する情報提供、行政・医療機関との連携による環境整備などを実施してまいりました。今後も、妊産婦支援を軸に多方面での社会貢献活動を推進してまいります。
<出典>




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