報道関係各位
2026年7月27日
ファイザー株式会社
エーザイ株式会社
ファイザー株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:五十嵐 啓朗、以下「ファイザー」)と、エーザイ株式会社(本社:東京都文京区、代表執行役CEO:内藤晴夫、以下「エーザイ」)は本日、経口カルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP:calcitonin gene-related peptide)受容体拮抗薬「ナルティーク®OD錠75mg(一般名:リメゲパント硫酸塩水和物、以下「ナルティーク」)について、国内におけるコ・プロモーションを2026年9月1日から開始することをお知らせします。
ナルティークは、カルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)受容体拮抗薬であり、片頭痛発作の急性期治療および発症抑制の両方に使用可能な経口治療薬です。
本コ・プロモーションは、片頭痛治療領域におけるナルティークの適正使用情報を迅速かつ広範に提供することを目的としています。日本国内の医療機関に対する適正使用情報の提供は両社で行い、開発・製造・流通・販売業務等はこれまで同様、ファイザーが責任を負います。
製造販売元であるファイザーと、神経領域を戦略的重点領域として位置づけるエーザイが、それぞれの専門性と医療現場とのネットワークを活かし、ナルティークの情報提供および適正使用の推進を一層強化してまいります。
片頭痛は、発作時の頭痛や随伴症状により日常生活に大きな支障をきたす疾患であり、十分にコントロールできていない患者さんが多く存在します。両社は、本取り組みにより、片頭痛に苦しむ患者さんに対し、適切な治療選択の普及を通じて“自分らしい日常”を取り戻す一助となることを目指します。
ナルティークの製品概要
販売名 | ナルティークOD錠 75 mg |
一般名 | リメゲパント硫酸塩水和物 |
効能又は効果 | 片頭痛発作の急性期治療及び発症抑制 |
用法及び用量 | <片頭痛発作の急性期治療> |
製造販売承認取得日 | 2025年9月19日 |
発売年月日 | 2025年12月16日 |
製造販売元 | ファイザー株式会社 |
<参考情報>
リメゲパントについて
リメゲパントは、CGRP受容体を可逆的に阻害する低分子のCGRP受容体拮抗薬(ゲパント)です。CGRPは片頭痛発作中に血中で増加する1ことが知られており、疼痛シグナルの伝達に関与すると考えられています。リメゲパントはCGRPの作用を抑制することで、片頭痛の諸症状を軽減させると考えられています。
片頭痛について
片頭痛はしばしばみられる疾患であり、日本では成人人口の約8.4%、世界では約14%が罹患しています。日本における有病率は男性で3.6%、女性は男性の約3倍の12.9%と報告されています。特に20歳から40歳の女性が多く罹患2,3していますが、医療機関への受診率が低いことが指摘されています4。典型的な片頭痛は、頭の片側にズキズキと脈打つような中等度から重度の頭痛が4~72時間持続することが特徴で、吐き気や嘔吐を伴うことが多く、通常は気にならないような光、音、においを不快に感じる方が多いとされています5。また頭痛が始まる直前に視覚異常などの前兆を伴う患者さんも一部にいらっしゃいます。片頭痛患者さんの多くは発作時の痛みやこれらの随伴症状のために、日常生活や仕事に大きな支障をきたしています。さらに、発作のない時にもこれから起こるかもしれない発作に対する不安から、予定を立てるのが難しいなどの社会的負担を抱えています。世界中から取りまとめられた各種疾患の日常生活への支障度に関する調査の結果から、頭痛性疾患、とくに片頭痛は障害度の高い疾患として上位にランクされています6,7。
ファイザーについて:患者さんの生活を大きく変えるブレークスルーを生みだす
ファイザーはサイエンスとグローバルなリソースを活用し、人々が健康で長生きし、生活を大きく改善するための治療法をお届けしています。私たちは、革新的な医薬品やワクチンを含むヘルスケア製品の探索・開発・製造における品質・安全性・価値の基準を確立するよう努めています。ファイザーの社員は、生命や生活を脅かす疾患に対するより良い予防法や治療法を提供することで、日々、世界中の人々の健康に貢献しています。世界有数の革新的医薬品企業の責務として、信頼できる医療に誰もが容易にアクセスできるように、世界中の医療従事者、政府、地域社会と協力しています。人々の期待に応えるため、私たちは175年以上にわたり前進し続けてきました。詳細はホームページ、公式SNSをご覧ください。
(米ファイザー本社)www.pfizer.com
(日本法人)www.pfizer.co.jp、Instagram
、X 
エーザイについて
エーザイ株式会社は、患者様と生活者の皆様の喜怒哀楽を第一義に考え、そのベネフィット向上に貢献する「ヒューマン・ヘルスケア(hhc)」を企業理念とし、この理念のもと、人々の「健康憂慮の解消」や「医療較差の是正」という社会善を効率的に実現することをめざしています。グローバルな研究開発・生産・販売拠点ネットワークを持ち、戦略的重要領域と位置づける「神経領域」「がん領域」を中心とするアンメット・メディカル・ニーズの高い疾患領域において、革新的な新薬の創出と提供に取り組んでいます。
また、当社は、国連の持続可能な開発目標(SDGs)のターゲット(3.3)である「顧みられない熱帯病(NTDs)」の制圧に向けた活動に世界のパートナーと連携して積極的に取り組んでいます。
エーザイ株式会社の詳細情報は、www.eisai.co.jp
をご覧ください。SNS アカウントX
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でも情報公開しています。
<出典>
1. PJ Goadsby, L Edvinsson, and R Ekman. Vasoactive peptide release in the extracerebral circulation of humans during migraine headache. Ann Neurol. 1990;28:183-7.
2. GBD 2016 Headache Collaborators. Global, regional, and national burden of migraine and tension-type-headache, 1990-2016: a systematic analysis for the Global Burden of Disease Study 2016. Lancet Neurol. 2018;17:954-76.
3. Sakai F, Igarashi H. Prevalence of migraine in Japan: a nationwide survey. Cephalalgia. 1997;17:15-22.
4. K Hirata, K Ueda, M Komori, et al. Comprehensive population-based survey of migraine in Japan: results of the ObserVational Survey of the Epidemiology, tReatment, and Care Of MigrainE (OVERCOME [Japan]) study. Curr Med Res Opin. 2021;37:1945-55.
5. 日本神経学会・日本頭痛学会・日本神経治療学会監修,「頭痛の診療ガイドライン2021」,医学書院,2021年
6. GBD 2016 Disease and Injury Incidence and Prevalence Collaborators. Global, regional, and
national incidence, prevalence, and years lived with disability for 328 diseases and injuries for 195 countries, 1990-2016: a systematic analysis for the Global Burden of Disease Study 2016. Lancet. 2017;390:1211-59.
7. Peres MFP, Sacco S, Pozo-Rosich P, et al. Migraine is the most disabling neurological disease among children and adolescents, and second after stroke among adults: A call to action. Cephalalgia. 2024;44: 3331024241267309.
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