ファイザーは「患者さんの生活を大きく変えるブレークスルーを生みだす」の企業目的を実現するために、ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DEI)を推進しています。ジェンダー、年齢、経歴、生活スタイル、価値観、心身機能などの違いに関わらず、人は誰もが何かしらの価値を生みだす力を持っています。多様性に富む職場はより協力的で多角的な視点が得られ、この世界のあるべき姿をよりよく反映しています。当社は、能力に基づくDEIを大切にしており、努力や才能、熱意を持った社員、そしてそこから生み出される革新的な成果が称賛される企業文化を育んでいます。
「Forbes Japan Women Award 2023 」 企業ランキング5位を受賞
LGBTQ+に関する職場での取組みを評価する「PRIDE 指標 2024」ゴールド認定を取得
Myじんけん宣言を表明しました
ファイザー日本法人では、ジェンダーエクイティ、障がい者インクルージョン、LGBTQ+インクルージョン、すべての世代のコラボレーション、ウェルビーイングの5つをテーマにDEIを推進しています。それぞれのテーマを推進するJapan Pfizer’s Women’s Resource Group (JPWR)、Disability、Out Pfizer Employee Network (OPEN)、Generation、Well-beingの5つのワーキンググループがあり、社内ではColleague Resource Group(CRG)の総称で活動しています。特徴的なのは、約150名のCRGメンバー全員が自ら志願し、各グループで活動していることです。メンバーの創造力が発揮されたユニークな啓発プロジェクトがいくつも展開されています。
JPWRでは、ジェンダーに捉われず誰もが働きやすい職場の実現を目指して活動しています。男性社員も多く参加し、ジェンダーに基づく社会構造の偏りの理解や、個人や組織の中に存在する無意識のバイアスへの気づきを促す活動を行っています。具体的な事例として、男性の立場から女性のさらなる活躍や成長を促し、公平で包括的な職場の実現を目指す「Men as Allies」の活動に力を入れており、生理痛を疑似体験して辛さを理解する研修や、外部講師による、男性自身の生き方を見直す「男性学」のセミナーなどを実施しました。ジェンダーを超え、公平で包括的な社内文化をともに創るこの取り組みは、組織全体の意識変革につながっています。
Disabilityでは、「できないこと(dis)を補い合い、できること(ability)を活かすことで社員全員が安心して活躍できる職場を実現する」ことをミッションに、多彩な活動を繰り広げています。世界で活躍されているパラアスリートによるトークセッション、障がいの有無に関わらず社員が一体となるスポーツイベント、障がいに関する法律や制度の勉強会、東京都と連携したヘルプマークの啓発などを実施し、社員が互いの個性を尊重するインクルーシブな職場を目指しています。
なお、ファイザーには障がいを持つスタッフが活躍する職場として「横浜パッケージセンター(YPC)」と「ファイザー・グリーンラボ(PGL)」があります。YPCの歴史は長く、営業社員が利用する資材の準備、イベント案内状の印刷、ダイレクトメールの発送などの業務を幅広く担当し、動画の作成など新しいことにも常にチャレンジしています。PGLではスタッフがハーブを栽培し、ブレンドして社内イベントなどで活用するティーバッグに加工しています。
LGBTQ+インクルージョン:Out Pfizer Employee Network(OPEN)
OPENでは、LGBTQ+などの性的マイノリティの人々を理解し、支援する「レインボー・アライ・ジャパン」を2020年に立ち上げ、「LGBTQ+を含む多様な価値観を積極的に取り入れ、誰もが安心して自分らしく輝ける環境を実現する」ことをミッションに社内外で活動しています。社内では、研修や有識者によるトークセッションなどを通じて、LGBTQ+の理解促進に取り組んでいます。社外では、毎年6月に開催されるTokyo Prideに協賛し、パレードに参加してブースを出展しており、最近は東京のみならず全国各地のイベントやパレードにも参加し、支援の輪を広げています。また、2023年に東京都と包括支援協定を結び、2024年に製薬会社7社で構成される「PhRMA Ally Japan」に加入し、啓発活動を行っています。活動は年々広がり、現在900名を超える社員がアライとして活動しています。
なお、当社は2021年4月から、戸籍上の配偶者と同じ制度を同性パートナーにも適用する人事制度を採用しています。
すべての世代のコラボレーション:Generation
Generationでは、「すべての世代の社員が一人ひとりの能力を十分に発揮できる職場を実現する」ことを目指し、社員の経歴、文化、ライフイベントなどの切り口から、互いに学び合い、助け合うコミュニケーションを推進しています。これまで「20代の主張」、「週末の学び」、「センパイからのヒント」など、世代を超え一人ひとりの仕事と人生を豊かにするイベントを開催しました。また、新型コロナウイルス感染症の流行期に入社式を開催できなかった社員を対象とした「3年目の入社式」や、「すべての世代が感じる生きづらさ」に関する社内セミナーなども開催しました。CRGでは、「どうしたらみんなが働きやすくなるのか」について、多様な世代の社員で構成されるメンバーで話し合い、「世代」にとらわれることなく、社員全員の能力を解き放つことができる職場を実現することを目指しています。
ウェルビーイング:Well-being
Well-beingでは、社員一人ひとりが心身ともに健康で、社会的にも満たされた状態を示す“well-being”を実現できる職場を目指しています。子育て、キャリア、経済的な不安、健康、介護など、働く中で直面する悩みは多岐にわたります。私たちは、「誰に相談すればいいのかわからない」と感じている同僚が、安心して声をあげられる“安全な場”をつくることを大切にしています。オープンな対話を促す環境を提供することに加えて、同僚が自身のウェルビーイングを支えるために、会社が提供している情報や機会、ツールへつながる役割も担っています。これを通じて、全国各地の同僚が互いにつながり、小さな悩みも共有して解決し、誰もが安心して働ける職場づくりを進めています。
DEI関連の外部からの評価(2024年)
-AWARDS
一般社団法人work with Prideによる日本の職場における性的マイノリティ(LGBTQ+)に対する取り組みの「PRIDE指標」で、ゴールドに認定されました。
株式会社JobRainbowによるダイバーシティ&インクルージョンに取り組む企業を認定する日本最大のアワード「D&I AWARD」で、ベストワークプレイスに認定されました。
働き方に関する当社の諸制度は、以下のリンクからご覧いただけます。