研究開発・製造販売等、医薬品を取り巻く環境には様々な人・場面が関わっています。
ファイザーでは「コンプライアンスはあらゆる行動の基盤」であると考え、いついかなる場面においても、適用されるすべての法律と規制、および業界ルールを遵守して行動します。
またすべての社員が倫理的かつ誠実な業務を行える環境を醸成することで、「患者さんの生活を大きく変えるブレークスルーを生みだす」というファイザーの目的を遂行します。
コンプライアンスに関する基本方針
ファイザーのガバナンス体制
すべての社員が、法令・定款等の規則に従って適法かつ倫理的な業務を遂行することを推進するため、全社的な管理体制を構築し、コンプライアンスの強化・徹底を図っています。
日本法人のガバナンス体制図(2021年8月現在)
カントリー・リーダーシップ・チーム(CLT)
※すべての取締役と執行役員により構成される当社の経営意思決定のための組織
品質コンプライアンス委員会(QCC)
※ファイザー本社の指示に基づき、日本マーケット全体の効果的な法令遵守の推進を確保するために設置される組織
社員行動指針とトレーニング
ファイザーでは、社員が遵守すべき行動規範としてグローバル全体に適用される「ファイザー社員行動指針(ブルーブック) 」を周知し、コンプライアンスの徹底や、誠実な業務遂行ができるよう、その内容理解を促進しています。
またルールの文言のみならず、なぜルールが必要なのか、背景や理由も含めて十分に理解できるよう、社内勉強会やコミュニケーションを計画的かつ継続的に実施しています。
コンプライアンス・リスクの管理
ファイザーではコンプライアンス部門や法務部門をはじめとする関連部門により、個別の事案に対してカウンセリングを実施し、事前にコンプライアンス・リスクの特定やリスク低減が行われます。
また、グローバル全体で推進しているリスク・マネジメント手法により、当社事業の業務プロセス全般について、定期的なリスク・アセスメントを実施し、当社事業部門のオーナーシップの下、リスク低減のための改善を推進しています。
法令等に違反する、またはその疑いがある行為を発見した場合の内部通報システムも構築されており、事実関係の調査、原因の究明、是正・再発防止等の対応を速やかに実施します。
なお、内部通報をした社員に対する不利益な取り扱いは一切許容されていません。
ヘルスケア関連のコンプライアンス・リスクの例
コンプライアンス・カルチャーの醸成
経営陣からのトップダウンによる理解促進のみならず、各部門代表のメンバーによるネットワーク(CCN: Compliance Champions Network)により、各職場のコンプライアンス・カルチャーの醸成を図っています。
CCNメンバーは、経営陣と協力して全社的なコンプライアンス上の課題を特定し、それを解決するための施策を提案・実行しており、社員が経営陣と率直な意見交換をする場や、社内ソーシャルメディアを活用して、社員がコンプライアンスを身近に感じ、いつでも気軽に情報交換できる場の提供も行っています。
また、コンプライアンス部門では毎月コンプライアンス・ニュースレターを発刊し、最新のコンプライアンス情報をアップデートするとともに、社員への意識付けを持続的に行っています。
経営陣と社員との直接対話の機会である
「コンプライアンス・ロードショー」(2019年7月)
透明性に関する取り組み
企業活動と医療機関等の関係の透明性への取り組み
https://www.pfizer.co.jp/pfizer/company/transparency_relationship/index.html
企業活動と患者団体の関係の透明性
https://www.pfizer.co.jp/pfizer/company/transparency_relationship_measure/