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Pfizer co.jp ホーム報道関係の皆さま:プレスリリース2022年ファイザー、薬剤耐性(AMR)一般向け啓発コンテンツを公開ファイザー、薬剤耐性(AMR)一般向け啓発コンテンツを公開    

報道関係各位

2022年11月11日
ファイザー株式会社

●薬剤耐性対策推進月間(11月)、世界抗菌薬啓発週間(11月18日~24日)に合わせて公開
●抗菌薬の適正使用など、薬剤耐性やその対策方法への一般の方の理解を促進
●大人も子どもも理解しやすいコンテンツを制作

ファイザー株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:原田明久)は本日、薬剤耐性(AMR)に関する一般向け啓発コンテンツ(子ども向け啓発動画、啓発記事、啓発ポスター・冊子)を公開しました。

「薬剤耐性」は英語でAntimicrobial Resistanceといい、AMRと略されます。
AMRとは、一般的に抗菌薬などの不適切な使用により感染症の原因となる病原体に対して治療薬が効かない、もしくは効きにくくなることです。世界保健機構(WHO)は、2011年に"No action today, no cure tomorrow(今日行動しなければ、明日は治せなくなる)"として、AMRを世界中で取り組むべき問題として取り上げました。今後AMRに有効な対策を行わなければ、AMRによる感染症が治療できなくなってしまい、AMRによる世界の年間死亡者数は現在の70万人から2050年には1,000万人に増え、がんによる死亡者数を上回るとされています1。今ある抗菌薬が未来でも続けて使えるように、世界各国がAMR対策に取り組んでおり、ファイザーはこの活動を支援しています。

【ファイザー株式会社 取締役 執行役員 病院部門長 藤本 陽子のコメント】

「AMR(薬剤耐性)の対策は、一般市民の皆さんのご理解とご協力が不可欠です。ファイザーは製薬企業として抗菌薬の開発を通して貢献するとともに、今後も継続して市民の皆さんへの啓発に取り組んでまいります。」

AMRの要因の1つとして抗菌薬の不適切な使用があります。具体的には、処方された抗菌薬の服用を患者さん自身の判断で中止したり、処方されていない人に自分の薬を分け与えたりすることが含まれるため、一般の方の「抗菌薬の適正使用」への協力が欠かせません。
また、AMR臨床リファレンスセンターによる2022年の調査結果では、AMRについての認知度が40.1%と2019年の同調査より9.5ポイント減少2しており、AMRについて知らない人が半数以上いるのが現状です。

米ファイザー社は、感染症との闘いに重大な医学的価値をもたらしたペニシリンの量産化に成功し、現在では薬剤耐性菌に対する抗菌薬も含めた抗感染症薬を、医療現場に提供しています。
しかし上記のように、医療業界だけではなく、一般の方の協力がAMRの問題解決に必要です。
そこで当社は、抗感染症薬の適正使用を推進し、AMR対策に取り組む製薬企業として、AMRやその対策方法についての一般の方の認知向上、理解促進を目的としたコンテンツを制作、公開しました。

これらのコンテンツはファイザーの社外向けウェブサイト内「ファイザー日本法人最新の取り組み」や、Youtubeファイザー日本法人公式アカウント  で公開しています。

啓発コンテンツについて

1) 子ども向け啓発動画 「AMR(薬剤耐性)って知ってる?

 


動画URL:https://youtu.be/1ZqInv0bfdA 

【制作背景・内容】

小学校高学年のお子さん向けに、AMRについて理解しやすいように制作しました。
「AMR猫(えいえむあーるねこ)」という猫のキャラクターと一緒にAMRについて学ぶ内容です。クイズ形式になっていますので、親子で一緒に正解を考えながら視聴していただけます。

【監修者:東邦大学医学部 微生物・感染症学講座 教授 舘田 一博 先生のコメント】

「AMR(薬剤耐性)対策には、医療従事者、国・行政、製薬会社だけでなく、一般市民の皆さんのご協力と継続した努力が不可欠です。今回の動画は、お子さんにもわかりやすくAMRとその対策について解説されています。ぜひ多くの皆さんにご覧いただき、ご家庭内でAMR対策について話し合うきっかけになればと思います。」

2) 啓発記事 「STOP!AMR ファイザーの新入社員と学ぶ AMRと闘うために、私たちが今できること」
 


記事URL:https://www.pfizer.co.jp/pfizer/company/external_communication/2022-11-11.html

【制作背景・内容】

“AMRについて学ぶ”という一般の方の立場に合わせた記事になるよう、ファイザー株式会社に2022年に入社した社員を聞き手とし、AMRの啓発の専門家の方々にお話を伺いました。
全4回の構成で、AMRの概要から一般の方ができるAMR対策について、専門家との対話形式で分かりやすく記述しています。

各記事概要

テーマ 取材対象者 公開予定日
AMRとは 藤友 結実子 先生
国立国際医療研究センター病院
AMR臨床リファレンスセンター 情報・教育支援室 室長
11月11日
感染症とは 忽那 賢志 先生
大阪大学 大学院医学系研究科
感染制御学医学講座 教授
11月14日
抗菌薬とは 北原 隆志 先生
山口大学医学部附属病院 薬剤部長
11月18日
製薬企業の取組みとは 湯淺 晃
日本製薬工業協会 国際委員会 委員
ファイザー株式会社 ヘルスアンドバリュー統括部
11月21日

3) 啓発ポスター・冊子 「STOP!AMR みんなで守ろう。使える抗菌薬がある未来」
 

【制作背景・内容】

広く一般の方々にもAMRについて知っていただくために、専門医師監修のもとポスターおよび冊子を作成いたしました。STOP!AMR(薬剤耐性)をキャッチフレーズとして、多くの医療機関等を通して情報提供していきます。

ファイザーについて:患者さんの生活を大きく変えるブレークスルーを生みだす

ファイザーはサイエンスとグローバルなリソースを活用し、人々が健康で長生きし、生活を大きく改善するための治療法をお届けしています。私たちは、革新的な医薬品やワクチンを含むヘルスケア製品の探索・開発・製造における品質・安全性・価値の基準を確立するよう努めています。ファイザーの社員は、生命や生活を脅かす疾患に対するより良い予防法や治療法を提供することで、日々、世界中の人々の健康に貢献しています。世界有数の革新的医薬品企業の責務として、信頼できる医療に誰もが容易にアクセスできるように、世界中の医療従事者、政府、地域社会と協力しています。人々の期待に応えるため、私たちは170年以上にわたり前進し続けてきました。詳細はホームページ、公式SNSをご覧ください。

(米ファイザー本社)www.pfizer.com 

(日本法人)www.pfizer.co.jpInstagram Twitter 

<出典>

  1. The Review on Antimicrobial Resistance(2016)「TACKLING DRUG-RESISTANT INFECTIONS GLOBALLY: FINAL REPORT AND RECOMMENDATIONS」
    <https://amr-review.org/Publications.html >(参照2022-10-24)
  2. AMR臨床リファレンスセンター(2022)「抗菌薬意識調査レポート2022」<https://amr.ncgm.go.jp/pdf/20220930_report_press.pdf  >(参照2022-10-17)

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