報道関係各位
2023年3月31日
ファイザー株式会社
ファイザー株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:原田明久)は本日3月31日、「ソル・メドロール®静注用40mg、同125mg、同500mg、同1000mg」(一般名:メチルプレドニゾロンコハク酸エステルナトリウム、以下、本剤)における、川崎病の急性期(重症であり、冠動脈障害の発生の危険がある場合)の適応について、医薬品製造販売承認事項一部変更承認申請を行いました。
川崎病は乳幼児に好発する原因不明の血管炎で、冠動脈瘤などの心合併症をきたし、小児の後天性心疾患の最大の原因とされています1。本剤は、静注用免疫グロブリン不応、または不応と予測される急性期の川崎病患者に対して、国内外の診療ガイドラインおよび専門書、国内の使用実態等に基づき、標準的に用いられています。本邦において日本小児循環器学会および日本川崎病学会の要望を受け、医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議で医療上の必要性が高いと評価され、厚生労働省から弊社が開発要請を受けました。
本剤は副腎皮質ホルモン剤であり、本邦において「腎移植に伴う免疫反応の抑制」、「急性循環不全(出血性ショック、感染性ショック)」、「受傷後8時間以内の急性脊髄損傷患者(運動機能障害及び感覚機能障害を有する場合)における神経機能障害の改善」、「気管支喘息」、「再発又は難治性の悪性リンパ腫に対する他の抗悪性腫瘍剤との併用療法」、「ネフローゼ症候群」、「多発性硬化症の急性増悪」、「治療抵抗性のリウマチ性疾患」の適応症を有しています。
【ファイザーR&D合同会社 社長 石橋 太郎のコメント】
ソル・メドロールは、日本では1979年に承認され、長年にわたり多くの疾患で広く使用されております。本申請が、川崎病の患者さんの治療選択肢を増やすことにつながることを期待しております。承認取得に向けて関係者と引き続き協業してまいります。
<出典>
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