報道関係各位
2023年9月25日
ファイザー株式会社
ファイザー株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:原田明久)は、本日、「ソル・メドロール®静注用40mg、同125mg、同500mg、同1000mg」(一般名:メチルプレドニゾロンコハク酸エステルナトリウム、以下、本剤)における、川崎病の急性期(重症であり、冠動脈障害の発生の危険がある場合)の適応について、医薬品製造販売承認事項一部変更承認を取得しました。
川崎病の急性期において、静注用免疫グロブリン不応例または不応予測例には、本剤の投与が国内外ともに専門書およびガイドラインで推奨されており、標準治療の一つに位置付けられています。本邦では、日本小児循環器学会と日本川崎病学会の要望を受け、本年2月開催の「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」で医療上の必要性が高いと評価され、厚生労働省から当社に開発が要請されました。その後、薬事・食品衛生審議会医薬品第一部会で事前評価が行われ、川崎病の急性期における本剤の有効性および安全性は医学薬学上公知であると判断されたことから、本年3月に医薬品製造販売承認事項一部変更承認の公知申請を行いました1。
【製品概要】
ソル・メドロール®静注用40mg、同125mg、同500mg、同1000mg (Solu-Medrol® for Intravenous Use 40mg・125mg・500mg・1000mg) |
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日本名: メチルプレドニゾロンコハク酸エステルナトリウム |
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〈ソル・メドロール静注用40mg、125mg、500mg、1000mg〉 |
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〈ソル・メドロール静注用40mg、125mg、500mg、1000mg〉 |
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1979年8月27日 | |
発売年月 |
40mg、125mg:1980年9月 |
効能又は効果、 |
2023年9月25日 |
ファイザー株式会社 取締役 執行役員 インターナルメディスン&病院部門長 ティム・ヌナンのコメント
川崎病は乳幼児に好発する原因不明の血管炎で、冠動脈瘤などの心合併症をきたすため、小児の後天性心疾患の最大の原因とされています2。今回の承認が、川崎病の患者さんの治療の一助となることを期待しております。
1 https://www.pfizer.co.jp/pfizer/company/press/2023/2023-03-31
2 川崎病急性期治療のガイドライン(2020年改訂版).日本小児循環器学会.2020.
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