Generation CRG活動の一環として実現
ファイザーには、ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DEI)を推進するため、4つのテーマにそれぞれフォーカスしたColleague Resource Group(CRG)*1があり、有志社員が様々な取り組みを行っています。その1つで、「世代」をテーマに活動しているのが「Generation CRG」です。「すべての世代の社員が一人ひとりの能力を十分に発揮できる職場を実現する」をミッションに、世代内・世代間のコミュニケーションを促進し、お互いに学び、理解し、助け合うコミュニティを目指し、活動を実践・推進しています。
2023年3月、「Generation CRG」による活動の一環として、2020年4月に入社した社員の“3年遅れの入社式”を東京本社で開催しました。入社当初からリモートワークが多かった同期社員が改めて一堂に集まり、それぞれの3年間を語り合い、交流を深めました。原田明久(ファイザー株式会社 代表取締役社長)をはじめとする役員(以下、シニアリーダー)も参加し、社員と「再会」しました。
入社式の企画に携わった2020年度新入社員を含むGeneration CRGのメンバーに、ファイザー対外広報が話を聞きました。
“3年遅れの入社式” きっかけは「社長と写真を撮ってみたい」
2020年は、新型コロナウイルス感染症が世界的に拡大し、3月に世界保健機関(WHO)がパンデミックを宣言、4月に日本政府が1回目の緊急事態宣言を発令した年です。
参加したA.S.(オンコロジー部門 マーケティング)は、“3年遅れの入社式”の開催のきっかけについて「Generation CRGのワークショップで、同期入社のN.T.(オンコロジー部門 メディカルアフェアーズ)と『2020年に入社した私たちは、(社長の)原田さんに対面で会ったことがないので、一緒に写真撮影などしたいね』と話していたことです」と説明しました。
N.T.は「私たちの入社式では、原田さんの挨拶は画面を通してでした。社長が登壇して新入社員にメッセージを送るような、思い描いていたものとは異なりました。配属後も在宅勤務が基本で、同僚や上司とのコミュニケーションで戸惑うことがありました」と振り返りました。
この世代の社員の望みを叶えようと、S.A.(希少疾病部門マーケティング)らGeneration CRGの共同代表が検討を進め、“3年遅れの入社式”を対面で開催することになりました。
「私の3年間」をテーマにプレゼンテーション
当日、2020年度新入社員のエネルギーが満ちあふれる空間にシニアリーダーが続々と入室、緊張感も入り交った中で入社式が始まりました。社長の原田は、「バーチャルではないですよ、本物です!」との一言からスピーチを始めました。
その後、新入社員代表5名が、「私の3年間」をテーマにプレゼンテーションしました。本入社式の企画メンバーでもあるG.A.(名古屋工場 開発・生産技術グループ )は、グローバルのプロジェクトをリードしたことや、そのプロジェクトが自身を成長させたことを紹介。「困難と思われるところに飛び込むからこそ、超えられるものが大きくなる」と述べました。前出のA.S.は、同期との交流のきっかけにするため、仕事とプライベートの両面のエピソードをシェアしました。
社員の関心が高い、キャリアについてのセッションも企画されました。ファイザー日本法人の先輩社員であり、現在はファイザー韓国のオンコロジー部門長を務める佐藤まい子は、出張先のオーストラリア・シドニーからオンラインで参加し、「ジグザクキャリア*2」をテーマに自らのキャリアについて語りました。
実際に会うとパーソナリティの感じ方が違う
A.S.は、「同期が対面でお互いを知る機会がなかったので、それを念頭に入社式のプログラムを考えました。また、さまざまな立場や年代の先輩社員とのネットワークを広げ、それぞれが秘めている考え方や思いに触れたいと思っていました」と、企画の意図を説明しました。
N.T.は、「画面上で垣間見られるパーソナリティは限定的ですが、リアルで原田さんに会い、オープンマインドな人だと感じました。また、オンラインではなく実際に会うことで心理的障壁が低くなり、いままで持っていた情報が、よい方向に変わっていくことに気付きました」と述べました。
社員の3年間の成長は、会社の成長
Generation CRGの共同代表としてこの企画を支えたS.A.は、次のような受け止めを示しました。
「2020年入社後の3年間の成長が、会社を動かしてきました。会社にとっても成長の期間だったと言えます。入社3年後に全国そして様々な部門に配属された同期がリユニオン(再集合)することで、お互いの足跡を知り、これからの成長にブーストがかかるでしょう。シニアリーダーも、今回のリユニオンの価値の大きさに気付いています」。
関連リンク
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